2008年12月22日
難消化性デキストリン
難消化性デキストリン
1.難消化性デキストリンとは
デンプンを加工して低分子化したものをデキストリンと呼びますが、その中で消化酵素では分解され難いものを集めたものが難消化性デキストリンです。
デンプンは、ブドウ糖がたくさんつながってできたものですが、ブドウ糖の数が多くなればなるほど水に対する溶解性が悪くなります。デキストリンのように低分子化すると溶解性がよくなり、難消化性デキストリンは水溶性食物繊維に分類されます。
糖の吸収を緩やかにする働きがあり、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることが期待されています。
食後血糖値の上昇を抑制すると、糖尿病の進行をくいとめるだけでなく肥満や高脂血症の予防にもつながると考えられています。さらに、食物繊維として便秘の解消や腸内の有害物質の排泄促進なども期待されています。
2.成分
馬鈴薯やトウモロコシなどのデンプンを焙焼した後にアミラーゼなどで加水分解し、分解されなかった「難消化性」の成分を取り出し、精製することで製造されます。
3.安全性
安全性の高い食品ですが、過剰摂取するとお腹がゆるくなることもありますので、目安量の範囲内でご利用ください。
※ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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