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2018年11月27日
タイでの日常生活(23)ーー不思議に思うこと Part 1
今回は、日本ではあり得ないしょ、えぇ!! とタイで思うようなことを記します。小さいことも大きいことも。えぇ、これって、変わっているなと思えることです。面白いなと思えることです。しかし、長くその地に住んで見ると、知らないうちに自分もやってるだろうなということです。
《他所の庭に生えている花や果物を、その主に断りなく、取っていく》
これは初め驚きましたね。最初に見たのは、私の家の前の家でのことです。老婆が一人住んでいるのですが、その家にはタイ人が好きな、豆のような果物がはえています。その豆を取って行く人が沢山います。隣の女性は自分で露店をやっているようですが、その露店で使うのに、ごっそり豆を取っています。勿論、断りなどしません。
他の人がある日トラックで来て、その荷台にのっかって、豆を取って行っていました。この家には白い花がよく咲いているのですが、その花を取って行く人もいます。その花は飾りを作るときに使う花です。勿論、老婆に断って花を取っているのではありません。別の果物を他所の家になっているのを、もいでいく人を見たこともあります。
自由なんでしょうね。私が住んでいる家には、マンゴーやパパイヤがなっていますが、時々、黙って取って行かれます。日本では考えられないことですね。小さい頃、隣の柿を取ってこっぴどく叱られたことがありますが、タイではOK。
《他所の家のビールは私のもの》
他所の家に行ったとき、断りもなく、冷蔵庫を開けて、ビールやジュースを取って飲むことがあります。水は勿論のことです。喉が渇いているのだから、飲むのだって感じです。勿論、全く知らない人というわけではないのです。知っているので、ビールくらいいいでしょ、ジュースくらいいいでしょ、ということでしょうね。
聞いてい見ると、飲まれた方も別段、嫌な人ね、なんて思うことはなく、気にしないようです。大らかですね。まだ私にはそれは出来ません。後数年もすれば、やっているんですかね。
《招待なしで、夕食をシェア》
招待もしていないのに、夕食の席に着いて、一緒に夕食を食べる人が時々います。日本では近所の人とか、知り合いを招いて、自分の家で食事を一緒にすることが少なくなったと思いませんか。
昔、私が子供の頃、いつも人が来て、昼食や夕食を一緒に食べていた記憶があります。昔ですから、家も大きかったためですかね。今は、マンションに住んだり、家の食堂も小さくなり、人を招いて一緒に自分の家で食事をするということは少なくなっているのだと思います。タイでは人を招いて食事を一緒にすることが、日本と比べると圧倒的に多いです。それに加え、招待していないのに、夕食時とか昼食時にそのまま、家に居座り、一緒に食事をする人をよく見かけます。みんなで食べれば美味しいのから、いいじゃんんん。
《パーティは手ぶらで》
パーティを開いても、多くの人は、手ぶらでやって来て、飲んで食って帰って行きます。そして、パーティに招待した人をもてなすのが、こちらの役割です。ビールや食べ物を用意して、どうぞ召し上がれ、といった感じです。招待されているのだから、少しは遠慮をしなさいよ、なんてことはありません。ビールがなくなると、「うぅん!」といって、空になったグラスを差し出して、ビールをつげというという仕草をします。勿論、それは年上の人が年下の人にする行動です。30代の若造が、年上の人にこのような行動をすることはありません。
手ぶらですから、アメリカなどであるような、花束を持って行くとか、ワインを持って行くようなことは殆どありません。全くの手ぶらです。しっかり飲んで食って、腹一杯になると、黙って帰っていく人もいます。挨拶なしです。美味しかった位、言って欲しいですがね。今日は美味しかった、ありがとう、なんて言葉は期待してはいけません。
《ビールは薄めの方がいい?》
ビールに氷を入れて飲む人が多いですね。だから、アルコール濃度は低く、酔うのに時間がかかる感じです。
しかも、パーティは楽しむためのものですから、殆どのタイ人は飲みながら、カラオケを歌います。
どこでもカラオケ。バス旅行に一度参加したことがあるのですが、移動中バスの中で歌っていました。それが一種の発散の方法なんでしょうね。自分の家にカラオケセットをもっている人が多くいます。タイ人は全体的に陽気とよく言われますが、パーティでカラオケを使って、一晩中歌っている時もあります。それもスピーカーを最大限上げて、歌うのです。近所に迷惑がかかるなどとは考えないのです。お互い様ということでしょう。
このように、日本人と比べてみると、ちょっとした違いですが、タイ人の行動は面白いですね。日本人の目からすると、これらの違いは面白いとも言えるし、駄目だよとも言えます。しかし、これがタイ人の生活でなんです。即ち、タイ文化なのです。簡単に受け入れられないこともありますが、彼らの日常ですから、これは受け入れないといけない訳です。そんなことして、駄目だよ、直せ、なんて、考えると、異文化を受け入れる心が出来ていないことになりますし、タイ人を認めないことになります。異文化間コミュニケーションとは、こういうことなんだと思います。まだまだ、あるのですが、また、次回にします。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
《他所の庭に生えている花や果物を、その主に断りなく、取っていく》
これは初め驚きましたね。最初に見たのは、私の家の前の家でのことです。老婆が一人住んでいるのですが、その家にはタイ人が好きな、豆のような果物がはえています。その豆を取って行く人が沢山います。隣の女性は自分で露店をやっているようですが、その露店で使うのに、ごっそり豆を取っています。勿論、断りなどしません。
他の人がある日トラックで来て、その荷台にのっかって、豆を取って行っていました。この家には白い花がよく咲いているのですが、その花を取って行く人もいます。その花は飾りを作るときに使う花です。勿論、老婆に断って花を取っているのではありません。別の果物を他所の家になっているのを、もいでいく人を見たこともあります。
自由なんでしょうね。私が住んでいる家には、マンゴーやパパイヤがなっていますが、時々、黙って取って行かれます。日本では考えられないことですね。小さい頃、隣の柿を取ってこっぴどく叱られたことがありますが、タイではOK。
《他所の家のビールは私のもの》
他所の家に行ったとき、断りもなく、冷蔵庫を開けて、ビールやジュースを取って飲むことがあります。水は勿論のことです。喉が渇いているのだから、飲むのだって感じです。勿論、全く知らない人というわけではないのです。知っているので、ビールくらいいいでしょ、ジュースくらいいいでしょ、ということでしょうね。
聞いてい見ると、飲まれた方も別段、嫌な人ね、なんて思うことはなく、気にしないようです。大らかですね。まだ私にはそれは出来ません。後数年もすれば、やっているんですかね。
《招待なしで、夕食をシェア》
招待もしていないのに、夕食の席に着いて、一緒に夕食を食べる人が時々います。日本では近所の人とか、知り合いを招いて、自分の家で食事を一緒にすることが少なくなったと思いませんか。
昔、私が子供の頃、いつも人が来て、昼食や夕食を一緒に食べていた記憶があります。昔ですから、家も大きかったためですかね。今は、マンションに住んだり、家の食堂も小さくなり、人を招いて一緒に自分の家で食事をするということは少なくなっているのだと思います。タイでは人を招いて食事を一緒にすることが、日本と比べると圧倒的に多いです。それに加え、招待していないのに、夕食時とか昼食時にそのまま、家に居座り、一緒に食事をする人をよく見かけます。みんなで食べれば美味しいのから、いいじゃんんん。
《パーティは手ぶらで》
パーティを開いても、多くの人は、手ぶらでやって来て、飲んで食って帰って行きます。そして、パーティに招待した人をもてなすのが、こちらの役割です。ビールや食べ物を用意して、どうぞ召し上がれ、といった感じです。招待されているのだから、少しは遠慮をしなさいよ、なんてことはありません。ビールがなくなると、「うぅん!」といって、空になったグラスを差し出して、ビールをつげというという仕草をします。勿論、それは年上の人が年下の人にする行動です。30代の若造が、年上の人にこのような行動をすることはありません。
手ぶらですから、アメリカなどであるような、花束を持って行くとか、ワインを持って行くようなことは殆どありません。全くの手ぶらです。しっかり飲んで食って、腹一杯になると、黙って帰っていく人もいます。挨拶なしです。美味しかった位、言って欲しいですがね。今日は美味しかった、ありがとう、なんて言葉は期待してはいけません。
《ビールは薄めの方がいい?》
ビールに氷を入れて飲む人が多いですね。だから、アルコール濃度は低く、酔うのに時間がかかる感じです。
しかも、パーティは楽しむためのものですから、殆どのタイ人は飲みながら、カラオケを歌います。
どこでもカラオケ。バス旅行に一度参加したことがあるのですが、移動中バスの中で歌っていました。それが一種の発散の方法なんでしょうね。自分の家にカラオケセットをもっている人が多くいます。タイ人は全体的に陽気とよく言われますが、パーティでカラオケを使って、一晩中歌っている時もあります。それもスピーカーを最大限上げて、歌うのです。近所に迷惑がかかるなどとは考えないのです。お互い様ということでしょう。
このように、日本人と比べてみると、ちょっとした違いですが、タイ人の行動は面白いですね。日本人の目からすると、これらの違いは面白いとも言えるし、駄目だよとも言えます。しかし、これがタイ人の生活でなんです。即ち、タイ文化なのです。簡単に受け入れられないこともありますが、彼らの日常ですから、これは受け入れないといけない訳です。そんなことして、駄目だよ、直せ、なんて、考えると、異文化を受け入れる心が出来ていないことになりますし、タイ人を認めないことになります。異文化間コミュニケーションとは、こういうことなんだと思います。まだまだ、あるのですが、また、次回にします。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。