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2018年11月18日

タイでの日常生活(15)ーー病院


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今回は、タイでの病院に関して記したいと思います。
誰でも、外国に行くと、病気をすることが一番心配です。病気の名前は勿論のこと、症状をどのように説明しようか、言葉はどのくらい通じるだろうか、料金は高いのではないか、薬や注射は自分の体に合うだろうか、等々、心配はつきません。
病気のことは以前、少し書きましたが、今回は、病院関係のことを書いてみようと思っています。

《病院》
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私が住んでいる街は、小さな街でも、交通の要に位置していることもあり、公立病院が充実しています。機器も現代的な物をそろえ、医者の数も(数も)十分いますし、診療する科も沢山あります。しかも、セクションも明確に分かれていて、患者への対応も悪くないように思います。それで、私も、それなりにこの公立病院を時々、利用させて貰っています。
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これは、日本の血圧計ですが、私が時々行く病院も、ほぼ同じものを使っています。病院に行くと、まず、受付を済ませます。そして、広間(総合待合室)に置いてある、血圧計で血圧測定や、身長・体重測定をDIYの感じで行います。その記録を頭に入れておく必要があります。順番が来ると、看護師が問診をしてくれます。再診でも、同じように行います。しかし、総合待合室の(病院の中の)環境が悪いんです。特に血圧測定にはあまり適さない環境のように思えます。扇風機は動いているのですが、クーラーは効いていないので、暑いんです。しかも、とても沢山の患者さんがその部屋で待っているんです。その中での血圧は信頼出来るのだろうか?少し低めに結果が出るように設定してあるのかな?なんて思う時もあります。でも患者さんたちは、血圧計から出た記録の紙を手にし、看護師の問診に臨みます。日本のあの静かで清潔な感じの病院とは、相当かけ離れています。Bangkok-Hospital-Expanding-To-Luang-Prapang-And-Udon-Thani1[1].jpg
(もっとも、私が行く公立病院だけの話です。別の大きな病院に行けば、環境は充実しているかも知れません)
治療費は安い感じです。殆どが薬代だと言うことです。血液検査などを受けても、無保険で1000バーツになることはないようです。とはいえ、1000バーツは一般タイ人にとったら、大金です。
ただ、市民は治療費が無料なんですね。そのため、昔の日本のように、沢山の薬を貰って戻っていきます。だから、お金を払う外国人はありがたい患者だと冗談に言われるます。とほほ?!しかし、治療費無料もそう長くは続かないと思われます。それは、薬を入れるナイロン袋を今度から廃止しますからと言っていました。勿論、環境問題との繋がりで、スーパーのように、My bag持参って方向性に沿ってのことですかね?
治療費の面については、アメリカのような、病院第一のところはタイにはないようです。アメリカでは、保険を持たないと、所謂、門前払いをする病院が多く、支払能力を示せないと、治療も受けられないのです。タイではそのようなところはなく、治療は施してくれます。まぁ、それ以上に、貧困層の人たちは、相当病気が酷くない限り、病院には行かないと言うことです。下で書きます歯医者で、外国人の若者が治療にどのくらいかかるかを最初聞いていました。受付の女性は、その総額を示していました。すると、彼は治療を諦めて帰っていきました。こういうことはよく起こるようです。

《クリニック》
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ちょっと、分かり難い写真ですいません。日本の町医者の感じと思えばいいでしょう。実態は昔の日本の町の病院ととてもよく似ています。
治療器具を置いているところとおいてないとところがあります。また、血液検査も同じです。あるクリニックでは、血液検査が必要なら公立の病院に行ってくれと言われたこともあります。このあたりも日本と同じですかね。日本も町医者によれば、血液検査は外注をして、検査会社が血液を回収にきていますから、日本とタイのクリニックは大きくは違わないようです。私が時々世話になっているクリニックは、血糖値も中性脂肪もはかれる検査機器を持っているようです。
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写真は、日本の薬局の写真です。タイの薬局は、こんなに清潔感に溢れていません。
薬の調剤は、病院でもやってくれます。昔の日本では、どの病院も調剤してくれましたが、最近では分業になり、薬は調剤薬局でするようになりました。これは大きな病院でも同じですね。タイでは、公立病院も町医者も自分のところで、基本調剤してくれます。しかし、町医者には、時々、薬を切らしていることがあり、近くの薬局で買って下さいってこともあります。このあたりは、日本と違うところです。と言うことは、町医者が調剤する薬と同じ薬を街の薬局で購入することが出来ると言うことです。街薬局で買うと少し安いんです。
治療費は、クリニックは安い。
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殆どのクリニックは朝8時くらいから10時くらいまでと、夕方6時くらいから8時くらいまでしか治療しません。その理由は医者が病院勤務をしているからです。所謂、掛け持ちドクターということです。これで、わざわざ、病院に行って、長い時間待たされるより、近くのクリニックで済ませる理由が分かります。

《歯医者》
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元々、子供の頃から、歯にいつも問題を持っていました。虫歯が多く、その治療に何度も歯医者に行ったものです。タイに来て、最初の2年は時に歯の問題は起きませんでした。しかし、3年目から、歯が痛み始めて、歯医者に行くことを決意しました。
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アメリカでも、歯医者に行ったことがあるのですが、保険は利かないのです。利く保険に入っていなかった訳です。歯までカバーする保険は非常に高いのです。子供を産むときの保険のように高いのです。それもあって、歯医者に行くのは戦々恐々とする境地なんです。しかし、行かないわけにはいかない。意を決して、行きました。問題は、お金だけではありませんでした。歯医者としては、全体的には歯の治療をするわけですから、日本と変わりません。治療台のベッドにしても、耳障りな歯を削る音にしても、医者の言うはい開けて、咬んで、なんて指示も、同じです。しかし、どうしても解せないことがありました。ここから、もしかしたら、ちょっと不平になりそうです。
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★ 毎回必ず、麻酔の注射をすること。ちょっと歯を削るだけなのに、麻酔注射をします。しかも、注射の前に簡単な塗り薬での予備麻酔をしないんです。だから、3回目の針を刺す頃まで、痛いのなんのって、痛いーーー!!
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★ 毎回、受付の姉ちゃんが血圧を測るんです。血圧を測る理由は、聞いていませんが、理解できます。痛みの為、発作を起こされたら困ると言うことです。しかし、血圧を測る条件があまりに悪い。受付に到着すると、直ぐに測り始めるんです。こちらは、外国人ですし、タイ語がよく分からないので、緊張しています。それに、立ったままで測るんです。そのため、時に、高い血圧の結果が出て、今日は治療出来ません。えぇぇーーうそーー。嘘じゃないです。ほんとです。
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★ 歯が痛いと言うと、どこが痛いかを確認するために、金属の器具で歯を叩きながら、ここですか?って聞くんです。そりゃ金具で叩かれれば、どこでも痛いです。あまりに何度も叩くので、痛くないところの歯が痛くなり、その歯が欠けてしまい半分になってしまいました。

★ これは医者の技量の問題になりますが、治療の最後に、この歯が痛いですか、といいながらまた叩くんです。しかし、その時はまだ、麻酔が効いていて、痛いかどうか分からないじゃないですか。そう言うと、あぁそうですね。当たり前だろーー。
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★ 治療費はとにかく歯医者は高いです。他のクリニックでの治療費が頭にあるので、法外な治療医費に唖然としました。奥歯を一本治療をして、日本円で5万くらい取られた。保険に入っていないからだろうと自分に言い聞かせました。他のクリニックの時も保険に入っていなかったんだけどな。

★ 治療の期間がやたら長いんです。決して、短いのがいいとは思いません。しかし、例えば、削って仮の詰め物をして、次の治療が再開されるまで、3週間もかかるんですね。日本で何度も歯の治療をしていますが、こんなに長く間が開くことは初めてです。今度行く頃には、詰め物が剥がれ始めているほどです。仮詰め物のやり方も下手なんでしょうね。thumbnail_1531826572753[1].jpg
結局、歯一本の治療にかかった時間は、5ヶ月です。ぼられたかなって気持ちになってはいけないのでしょうが、そう思いたくもなる歯医者でした。2度と行かないと思います。

今回は、病院について記してみました。最後の歯医者のところは、愚痴になってしまいすいません。誰かにいつか言わないと気が済まなかったもので。お付き合いありがとうございました。すっきりしました。


今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。少し、長くなってすいません。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
posted by yuchan at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活
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定年前に退職し、人生が終わるまでに何かしたいと思っていました。それまでは、アメリカに仕事で訪問することが多かったのですが、アメリカ的価値観に少し食傷気味になっていました。仕事ではなく、いわば、自分探しの感覚でアジアの国々を短期間訪問するようになりました。そして、アジアこそ、自分の余生をおくるに最適な地だと確信しました。そして、中国に1年滞在し、その後、タイに渡り、retirement visaでlong stayを始めました。昭和の日本的空気を求めて、タイの中でも後進地方のイサーンに住んでいます。とにかく人生はチャレンジ。新しい可能性を求めて、何でもしてみよう、見てみようの精神で日々を送っています。
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