1.はじめに
オークション等の商品の発送には,スーパー等で無料でゲットしたダンボール箱を利用しているが,可能な限りポカリスエット等の箱(下の画像参照)のように,サイドに持ち手があるような箱を利用している,ただ,送る商品の形状にもよるが,いつでも思うような箱が手に入るわけではない
持ち手とか必要なのか? という意見もあるだろうが,最近の宅配等の状況は人手不足が甚だしく,配送業務は常に時間に追われ厳しい状態と言われている,荷物の扱いに関して,少なくとも上下逆さまは避けたいと言うことで,上下が解りやすいように持ち手を設けているというわけである
2.ということで手作り
以前,「鉢植え植物を発送する際の梱包方法や固定テクニック」の記事(詳細は→こちら)で,その時は,持ち手の穴が無い箱には,四角い穴の持ち手をあけましょうと,紹介したと思うのだが,この単なる四角い持ち手の穴を空ける作業が,やってみればわかるが意外と簡単にはいかない
当初は機能さえ満たしてればOKよ,の精神だったのだが,どうも見た目がよろしくない,簡単な工作作業だが,ダンボールは中芯と呼ばれる波打った芯材を挟み込んでいるし,接着剤等の影響もあって,カッターナイフなどがまっすぐ進まず,綺麗な四角い穴を空けるのは意外と難しいのである
3.では,どうするか?
自分では正確に四角形に切り取ったつもりでも,前述したような理由から,きれいな四角い穴にならず,箱を組み立ててから改めて見てみると,箱の外形ラインと水平や垂直がずれていたりして,程度次第ではあるが,または人にもよりけりだろうが,非常にみっともなく見えてしまうのである
ではどうするかということになるわけだが,試行錯誤の結果,三角形の持ち手の穴を空けることを思いついた,三角形の穴だと四角形の穴に比べて,ひずみが分かりにくいし,カッターで切断する部分が2か所なので,四角形の穴をあけるより,切断面が1か所減るので,多少労力軽減にもなる
4.具体的な三角形の持ち手の作り方
◆内外を逆にして利用するので箱のつなぎ目の部分をカットする
◆箱を平らに展開する
◆箱の上面から5cmの位置に3cm幅の2本線を入れ中央位置を決めておく
◆上の方の線の中央位置から左右に4cmずつの位置にマーキング
◆下の図の黒線の部分をカッターで切り込みを入れる
◆先の図の赤い線の部分を折り曲げる
◆折り曲げた部分をガムテープで止める
◆箱を組み立てて完成
5.なぜこの位置と大きさなのか
実際に手で持ってみればわかるが,大人が親指を上に置いて他の指で箱を持ち上げるには,ちょうどいい位置と大きさなのである,あまり小さいと指の引っ掛かりが少なくなって不安定になるし,逆にあまりに大きいと箱の強度への影響も出てしまうため,妥協点の大きさということである
なお,折り曲げる部分(前掲した図の赤線の部分)は,硬いダンボールやダブルの厚いダンボールなどの場合は,折り曲げるのがちょっと大変なので,事前に赤線部分にカッターで切れ込みを入れたり,マイナスドライバー等のとがったもので折り癖を付けておいたほうが作業はスムーズである
6.おわりに
例に挙げたような一般的な横長の箱じゃない,上の図にあるような縦に長い箱の場合は,上面から5cmの位置にこだわらず,全高の上から3分の1くらいの位置にあった方が持ちやすくなる,持ち手が上にあると箱が床に触れないように高く持ち上げなくてはならず,手が疲れてしまうので注意
7.関連記事
◆重量物を送る際のダンボール箱に持ち手を付ける方法(作り方)(詳細は→こちら)
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