2018年06月06日
重量物を送る際のダンボール箱に持ち手を付ける方法(作り方)
1.はじめに
以前,鉢植え植物等を発送する際の梱包方法や固定テクニックという記事を書いたが(詳細は→こちら),そのときにも強調したが,鉢植え植物を発送する場合,逆さまや横倒しにされないような梱包を心がける必要がある,そのための工夫の1つが持ち手の作成である
2.鉢植え植物を発送する際の持ち手の必要性
鉢植え植物を送ってトラブルが起きるのは,ほとんど人がそれを扱う時である,事業所で配送コンテナに移すとき,トラックに積み込むとき,中継点で積み替えるときなど,人がその荷物を扱うとき事故が起こる,移動中のトラックや配送センター内で配送待ちしてるような時には起きない
なぜ人が動かすときに落としたり倒したりというような事故が起きるかというと,その荷物が持ちにくいというのも理由の1つである,ちょうど具合のいい部分に持つところがあれば,必然的にそこを持つから箱が不自然な持ち方をされて落ちたり,横倒しになったりという危険がかなり軽減される
特に重い箱の場合,持つところがないと手が滑ったり,また大きな箱の場合,持つところがないと,足下が見えないから変な持ち方をして,商品だけでなく作業をする人自体もちょっとあぶない状況になってしまう,こういう観点からもお互いのために持ち手を付けましょうと言うことである
3.鉢植え植物を発送する際の持ち手の作成
この作業はちょっと面倒に感じるかもしれないが,重量のある鉢植え植物なら,価格的にも高い場合が多いだろうし,箱が倒れたり落とされたりとかの危険は極力排除するべきだろう,ということで下の写真の箱を例に,重量のある鉢植え植物を発送する際に,持ち手を付ける方法を紹介する
なお,ここで紹介する方法は,できるだけコストをかけない方法という前提なので,市販のプラスチック製の持ち手などは使用しない,そのへんにある手近なもので,ある程度の重量に耐えられるという方法を紹介する,手間はかかってもいいが,お金はかけたくないという人向けである
◆箱に持ち手を付ける作業−手順1
まず10cm×20cm程度の段ボール片を2枚準備する
さらに30cm〜35cmくらいのポリロープを2本準備する
◆箱に持ち手を付ける作業−手順2
段ボール片の上下に両面テープ(使用テープは幅25mmの製品)を貼る
上下の2カ所貼って中央部部分はあけておくこと
◆箱に持ち手を付ける作業−手順3
両面テープの裏紙を剥がして段ボール箱の内側に密着させる
段ボールの折りの部分等を目安にすると位置決めしやすい
◆箱に持ち手を付ける作業−手順4
持ち手を付ける外側部分には補強のためにガムテープを貼っておく
あまり重くない品物の場合は無くてもいいが念のため貼っておいた方が安心
◆箱に持ち手を付ける作業−手順5
持ち手になるポリロープを通す穴を開ける
普通のポリロープの太さならNo,2のプラスドライバーがちょうどいい
◆箱に持ち手を付ける作業−手順6
外側から両方の穴にポリロープを通す
ポリロープのヨリがばらけてしまわないように注意しよう
◆箱に持ち手を付ける作業−手順7
内側でポリロープを結ぶ,この際かならずほどけにくい「本結び」にすること
本結びを知らない人は特に特殊な結び方では無いのでググればすぐに解ると思う
◆箱に持ち手を付ける作業−完成
下の写真が外から見たできあがりの状態
念のため両面テープの密着具合などを確認しておこう
4.鉢植え植物を発送する際の使用ダンボール
発送する品物次第だが,そこそこ重量のある鉢物を梱包する場合は,使用する段ボールは可能な限りダブルのものを使用した方がいい,下の写真で言えば上がシングルの段ボール,下がダブルの段ボールである,当然だがダブルはシングルに比べて強度が強く安心感がある
5.おわりに
この方法で,試しにどれくらいの重さまで耐えられるか,実際に箱に約20kgの重量物を入れて持ち上げてみたが持ち手は大丈夫だった,ただ20kgにもなると段ボールがたわんで,底が抜けてしまいそうになる,そういう重量物は段ボール箱での発送自体を見直すか,別な補強方法を検討した方がいい
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◆再利用のダンボール箱に持ち手を付ける方法(詳細は→こちら)
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