2006年06月04日
女はなぜ突然怒り出すのか?
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★★★★☆
《概要》
女性の数々の性格的特長について、なぜそうなのかを、脳や生理的な側面を含めて説明している。
結論として、女と男は様々な面で違った生き物なので、お互いに理解しあうことが最も大事だということを述べている。
《感想》
自分の身近にも関連するタイトルだったので、興味しんしんで読めた。
作者は女性だが、タイトルからもわかるように、この本は主に男性の読者を想定して書かれたようだ。男性に読まれても反感を買われないような、丁寧な言い回しを心がけているように思う。
ほとんどの章で、男から見た女のやっかいな部分について述べている。
そしてそれらの理由や言い訳として、脳の構造や生理現象、そして原始時代の生活習慣などを、材料としてうまく使っている。
そしてそれらのほとんどの結論部において、女性に対する男性からの理解と許容を求めている。
私個人的にも、何人かの女性の顔が思い浮かんできたりして、納得できる部分が多かった。また、不可解な女性の行動についても、一定の納得がいった。
だが、ステレオタイプな内容だったことも事実である。女はこうで、男はこうというように、かなり簡潔な内容である。そして、例外もあるということについては、ほとんど触れられていない。
特に、男についての説明は、かなりステレオタイプ的だった。まあタイトルから解かる通り、この本のテーマは女についてのものだから、男についての説明ははしょられても仕方ないのかもしれんないが。
だがそれと引き換えに、解かりやすさは群を抜いていた。
個人的には、この本の内容は、女の本能を剥き出しにして生きている人に対しては、かなり当てはまっていると思う。
理性的な女性は、この本に書かれているような行動に、全て沿っているわけではないだろう。本質的には当てはまっているのかもしれないが。
でも読み終わってみて、自分にとって実用的にもタメになる内容が多かった。
例外の存在を認めた上で、または世の中一筋縄ではいかないことを理解しつつ、この本に書いてある知識を得るのならば、男にとってとても有効なツールとなるだろう。
タグ:女
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