2021年04月24日
スッキリわかる 日商簿記初級 第3版 (スッキリわかるシリーズ)
★★★
本の概要
簿記の資格試験である日商簿記の「初級」試験に挑むための、テキスト+問題・解説集。
イラストやカラーのレイアウトとかがけっこう多い。
ダウンロードしてから使う模擬試験プログラムのライセンスコードもついている。ただしこの模擬試験プログラムには答えの解説はついていない。
感想など
事務仕事の一つとして、多少お金を扱う仕事をやらなければならなくなった。しかし私はそれまで仕事においてお金なんてほぼ扱ったことがなかった。
そのままでは不安だったので、とりあえず何かそれっぽい知識を身につけようと思った。そこでそれっぽい資格とかをいくつか調べてみた結果、日商簿記の初級をとりあえず受けてみようと思うに至った。
その学習のために買ったのがこの本。
全般的にイラストが豊富で、初めの方の説明も丁寧で分かりやすく、まさに「初級」の名の通り初心者向けであるという印象を受けた。しかもさらにご丁寧なことに、「第1章だけは、3回はしっかり読み込むようにしてください」と、この本自身の読み方まで指南してくれている。
しかし私は先に述べたように、仕事でのお金については超超初心者、というか知識も経験も感覚も興味もこれまでほぼゼロで生きてきた。しかも数の計算自体、あまり得意ではない。
そんな私なので、超分かりやすそうなこの本をもってしても、途中くらいまで読んだ時点で、簿記というものはこんなにも難解なのか・・・と感じてしまっていた。章ごとの問題も、自力ではほぼ解けない状態に陥っていた。
なので、インターネット上で、簿記に関する初心者向けの他の情報ソースも色々と調べてみたり、自分なりに色々と悩み考えたりしてみた。そうすることでやっと、この本の問題が徐々に解けるようになってきた。
簿記やお金の仕事にもとから多少なりとも興味がある人にとっては、この本はきっとめちゃくちゃ分かりやすいんだろう。しかし私のようにもともと興味がなく、たまたま仕事で少しだけお金に関わりそうだから、資格フリークだし、とりあえず受けてみよう、というような珍しい?レベルの人にとってはまだ難解な部分も多いのでは・・?と感じた。まあそもそも、そんな人向けに試験対策本を書く必要などないのかもしれないが・・。
それでもあえて、これがあればもっと分かりやすかったのではないか?と思った事柄を、以下にあげてみる。
・仕訳表に出てくる勘定科目が5要素のうちどの要素に該当するのかを、いちいちしつこく併記するなどして、一目で分かるようにする。
・仕訳表の中で書く順番のコツ。
例えば、借方と貸方のうちどっちから書けば分かりやすいか、もしくはどの要素またはどの勘定科目から書くと残りがスラスラと書けるようになるか、とかのコツ情報。
あと、イラストはかわいいのだけれど、例題に出てくる買い手と売り手(または借り手と貸し手とか)の動物の見た目や名前が互いになんとなく似ていることが多かった気がする。なので読みながら、どっちがどっち?みたいに感じることもあった。
まあそれでも結果的には、この本をまるまる2周(第1章だけは3周)、読んだり問題の練習をしたところで実際の試験に挑んでみたところ、無事に合格することができた。感謝。
タグ:日商簿記
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posted by myreading at 23:59| 実用・教育 --- 学習参考書