むーさんの負けてたまるか

＜妊娠・出産＞
Nさんは2年前
二人目のお子さんを
自然分娩で出産されました
大丈夫です
マヒーズであっても
我が子を抱けます
産めます
腕で抱けなくても
心で抱いて愛せます
女性は
母は
そして人は
強くて偉大です

マヒーズだから無理
マヒーズだから産めない
マヒーズだから諦める
彼女とご主人は挑みました
出来ない事は絶対に無い
そんな熱い想いを
側であたしもヤケドするくらい
熱く感じ取っていました
あたしとも色んな事を
何度も話しましたし
あたしの運転でリハ旅行にも
行ったことがもあります

女性であればその本能が
お子を授かりたいと願う事
それは自然な事ですし
とても素敵な事です
あたしみたいな年齢なら
孫に対しての想いも同じでしょう

彼女とご主人
そしてご両親
家族皆さんが一丸となり
二人目を目指す事になりました
マヒーズ二年目の春の事です
彼女は35歳でした
その強い気持ちは
翌年彼女が36歳で
天啓を得る事になります
神仏はNさん夫婦に
元気な男の子を
運んで来てくれました


マヒーズママは
まさにヒロインだぜ

彼女はマヒーズ妊婦として
10ヶ月を過ごしました
彼女曰く

「一人目で経験してるから
　大丈夫だったよ　
　平気平気！
なんて事ないわよ
　ただ大きくなるお腹で
　装具を付けるのが
　大変だっただけよ」

そう笑う彼女は臨月間近まで
装具と杖で歩行リハを休まず
続けていました
さすがに通所リハはお休み
してましたがー
もっとも何かあった場合
通所のスタッフが可愛そうです
責任問題となったら大変と云う
彼女の配慮もあったのでしょう
当時のあたしは幾つかの
リハビリ環境を持っていました
その施設でセカンドスタッフに
ヘルプを願い歩行リハをした事は
もう今なら時効でしょう (^^;)
あたしも最初は
何もこんな時にしなくても
と思い話しましたが
彼女は妊娠中の運動の大事さを
あたしに何度も話しました
「自分のためじゃないよ
　生まれてくる
　お子のためだよ」
マヒーズママは既に母でした


彼女がもう一つこだわったのが
ドクターとも何度か話し合い
自然分娩で産んだ事です
帝王切開でいいのでは？
と思いましたが
彼女は旦那さんにもその理由を
今も言ってないらしいです
当然あたしにはわかりません
ただ一言
「一人目のお産の方が
　辛かったよ
　半分麻痺してるから
　痛みも半分なのね
　ア ハハハ ーーー」
(￣へ￣|||) ｳｰﾑ

そんな事ある訳ないよね
ホント強いぜ
マヒーズママ＾ｗ＾
分娩に関しては少し古い記事ですが
とても素敵な記事があります
読んでみてください
大賀佳奈（おおが かな）さん
のブログです

奇しくも同じ頃二人の
マヒーズママは自然分娩で
出産したのですね♪
無事に生まれまたお子は
何だかあたしにとっても
初孫のような感じでした


その後、彼女は旦那さんの
助けのもと母乳を与え
普通の健常な方と変わらぬ
それどころか
何かもっと上のレベルの
母親を見た思いでした
オシメ交換も何度か見ましたが
マヒーズとは思えませんでした
やろうと思えば人は
何でもできるんです
本当に女性は強いです
子育てを何もしなかった
健常だった当時のあたしを
今、自らで怒鳴りたいです

この世界に来て
若くして残念にもマヒーズに
なってしまった多くの女性の
存在を知りました
その事を考えれば結婚・妊娠
出産の事を書くのは
タブーなのかもしれません
でもNさんを初め
諦めない女性
負けないマヒーズママ
そんな素晴らしく素敵な女性が
実際に居る事をあたしは
若いマヒーズ女子にぜひとも
知って欲しかった


人は想いがあり
明日を望む限り
その光は必ずその身を
包んでくれる日が来ると
あたしは信じます
マヒーズになった事の
残念は痛い程わかります
でも明日を信じて
前を見つめましょう
出来ないと諦めるのは
ずっと後にしても良いのです
若いマヒーズ女子が
いつの日かママとなる日を
あたしは心から応援します
その日が来たら
どうぞ教えてください
あたしが
いい子〜いい子〜と
頭をナゼに行ってあげます
ハハハ (笑)

若いマヒーズ男子よ
負けんじゃないぜ
言っとくがマヒーズは
男より女の方が数段
大変なんだよ
忘れなんよ！
むーさんお前もな！
うむ。。。。