むーさんの負けてたまるか

今朝、七夕かざりが
捨ててあった
役目を終えた
近くの幼稚園のものだろう
今の時代、七夕飾りは
もう川には流せない
業者さんにお願い
するしか無いのだ

あたしは
少し遅れた
七夕の短冊に
心で記してみた
それは

　ー夢ー

夢、叶うなら
時を戻し
あの日の
あの時の
自分に戻りたい
戻して下さい

出来ない
ことくらい
わかってる
わかってるよ
それこそは
夢のまた夢

でも
その中で
もがき
苦しんで
それでも
明日を信じ
夢を信じ
立ち向かう

毎日が嫌でも
普通に過ぎ去り
これでいいのかと
自分に問うてみる

答えなど
無いことも
分かってる
ただ
あの日の夢は
終わっちゃいないし
終わらせるなんて
できないよ
しちゃいけないんだ

運命と言う
ものがあるなら
そいつを受け入れて
進むしかないのさ

間違いだらけの
自分なんて
今更じゃない
脇目も振らず
動かない足でも
1ミリでも先に
行くのさ

歩けない奴も
動けない奴も
涙止まらぬ奴も
あの日の
あの夢だけは
捨てないでくれよ

人にはそれぞれの
生き方があり
行く方法も違う

想うことは
後ろじゃない
見つめるのは
先なのだ
おぼろげで
見えなくても
それは
遥か先なのだ

過去は
美しくも醜い
思い出のかけら
喜びも
悲しみも
煌めくような
奴等はそっと
心の宝石箱に
仕舞っておこう

夢叶うなら
それは
明日の自分
明日の家族
明日の友
そして
諦めない
明日への誓い
明日への想い

叶えるさ
信じて
何度も
叫ぶさ
いつか必ずと

全ての人
全ての夢
叶え給え
短冊に願う事は


ー夢ー

七夕飾りさん
ありがとうね
また来年です
大雨被害や
酷暑の被害
皆んなが
健やかで
ありますように
心からの願いで

まだまだ続きます