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スリング

息子が生まれて1歳になった頃、「スリング」を購入しました。北極しろくま堂というスリングやおんぶ紐専門店で購入しました。しかし、この「スリング」が手元に届くまでは大変だったのです。。

それは、まさにイタリアだからと言わざるを得ないのですが、このお店ではEMSで海外送付もして頂けるという事だったので、お店から直接送って頂く事にしました。
予定通り、数日でEMSの小包が届き、喜んで開けると、、、、中からは海賊版の訳のわからないCDが何枚か出て来ました!!!「何だこれは!!」としばし呆然。。。小包はちゃんと日本から届いている物なのに「どうして??」と呆れていると、夫が、、、「きっとEMSの送付票のバリューの所に購入金額がそのまま明記されていて、商品名がSLINGって書いてあり、イタリア人には何だか分からない物。。よっぽど良いものだと思った郵便局の人が中身を盗んで、変わりにCDを入れて届けたんだよ。最近のEMSは追跡できるから、昔みたいに盗んで、はいおしまいという訳には行かなくなったから、こういう手段を取るんだなー」とつぶやいていて、「そんなーばかなー!!!」と思いつつ、、、、、同時にイタリアだからありうるよなーと納得。

即、地元の警察に届けを出して、その盗難届をPDFにしてお店に事情説明のメールをすると、すぐに「商品を再送させて頂きたいと思いますが、確実にお届けできる日本の住所を教えて下さい。」とお返事頂けました。お店の責任ではないのに、商品再送頂けるとの事。。。さすが日本です!!!!結局、実家に送ってもらい、実家からその他食品などを混ぜた小包で梱包をガムテープで何重にもして簡単に開けられないようにしてから送ってもらいやっと届いたのでしたー。

いつも実家から小包を送ってもらう時は、バリューの価格を1000円とかにしてもらっています。あまり高く書いておくと、郵便局で働く人に「良いものだ」と思われて盗まれてしまいますからねー。。。。日本では郵便局の人が盗むなんて考えられないですよね!!イタリア人に、日本には「現金書留」という現金の送り方があると言うと、「そんな事イタリアでやったら絶対に届かないね」と驚かれます。そりゃー驚かれる訳ですよねー。。。

ともあれ、この「スリング」とても優れものです!!息子の時は、すでに1歳を過ぎていたのであんまり使いでがなかったのですが、2人目には特に有効活用できます。
この写真は、スリングが届いてすぐの時で、ちょっとまだ使い方がよく分からずあまり上手く抱っこできていません。少し練習すると、しっくり来るようになります。



スリングが他のタイプの抱っこ紐やおんぶ紐と比べて優れている点は、「授乳できる」という事だと思います。スリングで抱っこして、お母さんがどこかに座らなくても、立ったまま、もしくは歩きながらでもスリングの中にいる赤ちゃんはオッパイを飲めるんです。

3歳になった息子は、一瞬たりとも一所に止まっていないので、息子が公園で遊んでいる時、娘はスリングに入れて身軽に後を追っかける事ができます。階段や坂道、凸凹道等があるところでは、ベビーカーで移動しながら息子を見てるの大変ですからね。

時には、娘をスリングに入れて授乳させながら、息子とサッカーボール蹴って遊んだりもしています。これには、イタリア人ママもかなり感心するらしく、いつも公園等で、「それどこで買ったの?とっても便利そうね」と聞かれます。「イタリアでは売っていなかったので、日本で買ったんだー」と答えると「そうなのー。。イタリアで買えるなら、私も買いたいと思ったのにー」と残念そうにしています。

娘はよく、スリングの中でオッパイ飲んだり、息子を追いかけながら歩いたり走ったりしているとその振動が心地よいのか、そのまま寝てしまいます。完全に寝てしまったらベビーカーに下ろして、私も休憩をする訳です。

特に最近は、16時30分の保育園のお迎えから19時近くまで私一人で娘をつれて息子を外で遊ばせているので、スリングが本当に便利です。
私は、リング付きのタイプの物を愛用しています。慣れて来ると細かい調整ができるのでとてもしっくりきますよ。アマゾンでお安くなっているようです。

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バイリンガルの子育て

ハーフの子供の場合、何となく自然にバイリンガルになると思われがちですが、、(実際私も漠然とそう思っていましたが)、やっぱり、努力をしないとバイリンガルにはならないんですねー。。。。

息子を妊娠していた時、お腹に話しかけると良いという事だったので、いつも日本語とイタリア語両方で話しかけていました。外に出かけているときもやっていたので、かなり「あやしい人」だったかもしれません。。。
息子が生まれて、私はなるべく日本語で話しかける努力をしていたつもりなのですが、夫も夫の家族も誰も日本語を話さないので、やっぱりなんだか疎外感を感じ、皆といるときはついついイタリア語になってしまっていました。
何度か、「日本語一本で行こう!」と頑張りましたが、こういう環境で日本語で通すのはこっちもかなり疲れてしまい、めげてしまっていました。

日本語でちゃんと話しかけられたのは、日本語のDVDを見ながらコメントしたり、絵本を読んであげる時くらいだったので、息子が言葉を話すようになると、やはり出て来るのはイタリア語ばかり。。それでも、日本語で言った事は理解はしているようでした。その後の行動が言われた通りにする時も多かったし、返事はイタリア語でも私の問いに正しく答えていたからです。

特に昨年の夏、息子と9日違いで生まれた姪っ子と過ごす時間が多く、娘を妊娠していて体もしんどい上に、息子のおむつ外れがスムーズに行かなくて非常に疲れていた事もあり、ついつい日本語で話すのがめんどうになり、イタリア語ばかりになってしまっていました。

今、娘が生まれて、なるべく日本語で話しかけるように努力しています。夫からも「こっちは気にせずに、家では日本語で話しなさい」と言われているので、夫を完全に無視する状態にはなりますが、息子と娘両方に日本語で話すように心がけていて、だいぶそれにも慣れてきました。
かなり疲れますけどね。。努力無しではバイリンガルにはならないようなので!

それでも、日本人学校補修校に通うようになってから、ちょくちょく日本語が出て来るようにはなりました。ただ、、間違った使い方も多いので、どういう風に説明したら良いのか悩む事も多いです。

例えば、「今日は学校お休み」と日本語で言うと、息子は寝る前に言う「おやすみー」と同じ事だと理解するらしく、イタリア語で、「オッジ スクオーラ ドルメ?」(今日は学校は寝てるの?)と聞き返して来ます。。。。

それからこの前は、突然「おかあさん、おいしー」「僕、おいしー」「妹、おいしー」と言い出したので、何かと思って考えると、そうかー!と思いつきました。
イタリア語では、「美味しい」も「良い子」も同じ言葉「ブオーノ」で言い表すので、日本語で「おかあさん 良い子」というのは、美味しいという言葉を使うのだと考えたらしいです。。。

まあ、微笑ましい間違えなんですけどね。。
とにかく、バイリンガルの子供を育てるには、私が今より100倍以上は努力しないと駄目だという事が分かったので、今後はめげないで頑張りたいと思います。
日本人の血が入っているのに、日本語が話せないというのは悲しいですからね。
今後もバイリンガル育児についてその難しさや成果について書いて行きたいと思います。
この二人が日本語も話せるようになりますようにー!!!


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母親の苦悩 モンテッソーリ

[モンテッソーリ] ブログ村キーワード
先日届いた、待望のマリア・モンテッソーリの生涯を描いたドラマのDVD、育児の合間を縫ってやっと見れました。すぐにでも見たかったのですが、めずらしく旦那が具合が悪くなり熱を出して仕事を休んでいました。正直言って、旦那が風邪をひいたりすると、子供達より手がかかります!保育園のお母さん達にその事を漏らすと、「そうそう、旦那が風邪引くと最悪よねー、本当に子供よりたち悪い」と同感してくれました。(笑)

このドラマは、あまり知られていないマリア・モンテッソーリの私生活、特に母親としての苦悩を描いています。マリアは、女性で初めて医学部を卒業してから、大人も収容している精神病院に閉じ込められていた知能遅れの子供達を独自に教育するというプロジェクトを推進している精神科教授のジュゼッペ・モンテサーノに共感し、一緒に仕事を始め恋に落ち、妊娠します。



当時、夫婦間以外で子供を産む事は最大のタブーとされていた時代、マリアの妊娠をしったジュゼッペは、子供にモンテサーノの苗字を与え認知はするが、プロジェクト推進の妨げにならないよう、子供の事は世間に隠すようマリアを説得し、マリアは、ローマの郊外で1人で子供を産む事になります。

生まれた男の子は、マリオ(マリアの男版の名前)と名付けられたが、ジュゼッペの意向でモンテサーノ家の養父母に預けられます。プロジェクトを推進させるためにはマリアの協力が必要だったジュゼッペは、「いつでもマリオには会いに行けるのだから」とマリアに納得させます。

自分の子供を育てられない事を苦しみながらも、マリアは自分の仕事を進め、知能遅れの子供達全員を見事小学校入学試験に合格させる事ができたのです。それがきっかけで、マリアとジュゼッペで勧めていたプロジェクトが国に認められ、国の補助金を受けられる事になります。

その時点でマリアはジュゼッペに結婚を迫ります。しかし、愛よりも地位と名声、キャリアを選択したジュゼッペは、母親が勧める許嫁と結婚する事になっている事をマリアに告げるのです。
また、「それならばマリオの事を世間に公表し、スキャンダルにする」と泣き叫ぶマリアに「マリオの事を世間に漏らしたら、二度とマリオに会わせない」とせまり、マリアは、どうする事もできない自分に絶望します。

愛を失ったマリアは、息子には今後も会いに行けるよう、マリオの事は一切世間に公表せず、周囲の反対を押し切って辞表を提出しジュゼッペと勧めていた精神科医院の仕事を辞め、学校の教師になる事を目指し、独自の幼児教育法を開発して行きます。



マリアは、養父母に預けられていたマリオを時々訪問しますが、自分が母親だという事を本人にも伝える事ができず、苦悩の日々を過ごすのです。その後、ローマのサンロレンツォ地区に初めての「子供の家」が建てられ、独自の教育法で荒れ放題に荒れていた子供達を教育する事に成功し、3歳〜の子供達にアルファベットを習得させる事にも成功するのです。

この「子供の家」でのサクセスを基にモンテッソーリ教育法が確立されます。その教育法で世界中で有名になったマリアですが、息子マリオへの思いは捨てきれず、息子がフィレンツェの小学校〜高校を卒業し、ローマに戻って来た時点で自分が母親である事を明かし、ジュゼッペを説得し、やっとマリオを引き取る事ができたのでした。



しかし、親子である事は世間には秘密にしたままにしなければならず、マリオに「家の中ではマンマと呼んでも良いけれど、家を出たらあなたは私の甥っ子という事にしなければならない」と伝えると、マリオは「今まで通り、家の中でもマリアと呼ぶよ。もし外に出た時に間違えるといけないから」と答え、マリオはマリアの助手という事で、モンテッソーリ教育法の紹介でアメリカに渡ったマリアに同行します。

世界で一躍脚光を浴びたモンテッソーリ教育法、イタリアでは、ファシズムを横行していたムッソリーニも「幼児のアルファベット教育」に注目し、モンテッソーリ教育を国の資金でイタリアの学校に導入する事を提案します。一度は同意したマリアも、ムッソリーニ政府のやり方に反発し、最終的にイタリアを離れる決心をします。



当時、反ファシズム運動に参加していた息子マリオは、警察に追われる身となり、イタリアを離れる電車の中のシーンがクライマックスになりますが、とても感動的でした。

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動き出した電車が止まり、警官が電車の中に入って来ます。探しているのは、反ファシズム運動に参加していたマリオ。

警官マリオに向かって 「身分証明書を提示下さい」

身分証明書を探そうとするマリア

警官 「あなたがどなたかは分かっています。マリア・モンテッソーリ女史。残念ながらあなたの助手に逮捕状が出ています。」

警官マリオに向かって 「署まで同行願いたい」

マリオあきらめた顔で 「行きましょう」

マリア 「ちょっと待って下さい。彼を逮捕するなら私も刑務所へ同行致します。」

困ったように警官 「ノー。あなたは関係ありません」

マリア 「彼は私の助手ではありません。。。。私の息子です。」

警官驚いて 「すみません。何と言いました?」

マリアちょっと泣きそうな声で 「私の息子です。」

見つかりましたか?と聞く部下の警官に対して、この警官が「ここにはいない。電車を出発させてくれ」

マリア驚いて「あなたは? 前に会った事がありますか?」

警官「私の母は、以前、あなたに花束をプレゼントした事がありました。あなたが私にしてくれた事全てにとても感謝しています。」

マリア懐かしそうに「ジョバンニ。。。(サンロレンツォ時代の子供)」

警官、にこっと笑って立ち去る。

電車が再び動き出すとマリオ「マンマ....誰だったの?」

マリア「ひとりの子供よ。。。。」

その警官が辞表を書いているシーンに変わり、マリオの声で「全ての子供は、もっと他に良い世界が無いものかと願っている。それでも、子供の中に”明日の大人”を見いだす事ができた人。それが僕の母、マリア・モンテッソーリ」

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この電車のシーンが本当に起こった事かは分かりませんが、初めて人前で自分の息子と言えたマリア、初めて「マンマ」と言えたマリオ。。。とても感動的でした。

世界中の子供の母と言われているマリア・モンテッソーリ、皮肉な事に自分の息子は、自分の手で育てる事ができませんでした。ただ、母でありながら母と名乗れない、その苦悩があったからこそ、深い愛情を持って子供達を理解する事を始め、モンテッソーリ教育法を確立する事が出来たのだと思います。

ドラマにも反映されていますが、マリアはジュゼッペとの愛に絶望してから、喪に服す意味で、生涯、黒い服しか着なかったそうです。

マリアは100年以上前に生まれた女性ですが、100年先のメンタリティーを持っていた人。このドラマは全ての女性、母親に見てもらいたいなーと思います。
日本語字幕のものがあれば良いのにと心から思います。

今日は長く書きましたが、この感動を思わず伝えたくて、、、少しでも伝わったら良いなと思います。

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モンテッソーリのドラマ

[モンテッソーリ] ブログ村キーワード
昔、まだ子供もなく、モンテッソーリ教育の事を知らなかった頃、たまたま見たイタリア民法のテレビドラマがあった。それは、モンテッソーリ教育の創始者、マリア・モンテッソーリの生涯を描いた作品で、確か、2006年頃だったと思う。初めてモンテッソーリ教育の幼稚園、casa dei bambini(子供の家)がローマに設立されてから100年を記念してこのドラマが作られたらしい。



前半と後半に別れて2日間に渡って放映されたドラマだったが、残念な事に途中からしか見れなかった。その後、突然再放送されたのが2008年頃で、それもたまたまチャンネルを変えている時に見たので、途中からしか見れず、、、、その頃はすでに長男を産んで、モンテッソーリ教育に興味を持ち始めていたのでとても残念だった。顔
今になって長男にモンテッソーリ教育を実践するにつれ「もう一度、最初から見たいなー」と思っていた。

DVDが出ている事を知り、本屋さん等で探したが見つからず、唯一、手に入れる方法は、インターネットで(amazon)購入する事。日本ではamazonは何度も利用しているけれど、イタリアでは正直インターネットで買い物をする気になれないので、どうしようかと悩んだが、先週、やっぱり「もう一度見たい」という気持ちが大きく、注文してみた。どきどき


日本のamazonと同じように、注文してすぐに注文確認のメールが届き、翌日には、商品が発送されたというメールが届いた。到着予定は5月9日、、、、に到着するのかどうか不安に思いながら過ごしていると、午後3時すぎ、イタリアの宅急便SDAの配達員がベルを鳴らし、商品到着しました!!

このイタリアで、予定通りに商品が到着した事にちょっと、感動してしまいました!!!顔イタリアに住んでいるとこんな「当たり前」の事でも、イタリアでは「すごい事!」なんですよねー。
イタリアもしくはラテン系の国に住んだ事のある人なら分かってもらえると思いますが。。。

すぐに間違った商品が届いていないか、小包をあけてチェック。ちゃんと待望のDVD 「Maria Montessori - Una vita per i bambini -」(マリア・モンテッソーリ 子供達にたくした生涯)が入っていました。
すぐにでも見たかったのですが、長男を迎えに行く時間。。。
最近はお天気が良いので、16時すぎに娘と一緒に長男を迎えに行った後は、19時前まで公園等で遊ばせて家に帰り、夕飯の仕度〜夕飯、寝る準備とまったく時間がないので、「早く見たいなー」という気持ちをおさえて息子を迎えに行きました。




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田舎の家で

この日曜日はお天気が良く暖かかったので、今年に入って初めて田舎の家に行って1日過ごしました。息子は、午前中は義父と一緒に畑に出かけて、ソラマメとグリーンピースの収穫を手伝いました。当然、苺も収穫したいと言い出して、苺畑の方へ。。。口を真っ赤にして帰って来ました。。



そして、収穫して来たソラマメの大きなさやを小さな手で少しずつ開けて、中にあるソラマメを一つずつ取り出しては、かごに入れるという作業を集中してやっていました。最初私と一緒にやっていて、私がやらなかったらきっとやらないかな?と思っていたのですが、かなり集中してやっていたので、ソーッと席を外して家の中で義母と一緒にお昼の準備をしていたのですが、1人で飽きもせずにだいぶ長い事この作業に集中していました。
これがモンテッソーリの言う「集中現象」というものかな?と思いつつ感心していました。



ソラマメの次はグリーンピース、ただ、グリーンピースは豆が小さいので豆を一つずつ取り出してる息子のペースでは1日かかっても終わりそうになかったので、これは義母と私と3人で終わらせました。

ちなみにこのソラマメとグリーンピースは、昨日の夜早速他の野菜と一緒に煮込んで、ミネストローネにしたのですが、本当に良い香りがして美味しくできました。塩気は煮込む前にオリーブオイルで炒めたベーコンだけで、他にはまったく味の調整する必要はなく、新鮮な野菜で作ると味も違うなーと実感しました。

昼食後は、9日違いで生まれた従姉妹と一緒にコップとスプーンだけで、飽きもせず土いじりを何時間もしていました。子供って土や砂で遊ぶの好きですよねー。



休みの日にこうやって子供達が自然にふれあいながら遊べる場所があって、本当に幸せだなーと
思います。また、今のご時世、義父が育てた新鮮な季節の野菜、果物を思う存分食べられるって本当に恵まれているなーとあらためて思いました。
義父が採って来た野菜を義母がぜんぶ切って洗ってから袋一杯持って来てくれたりする事もあり、感謝、感謝です。今は産休中なので時間がありますが、仕事をしていて時間がない時は本当に助かりました。

この田舎の家に行って、石造りの古い家の中に入ると、小さい頃からテレビで見て大好きだった「北の国から」を思い出します。

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ピッツァ

昨日は5月5日の子供の日でしたね。小さい鯉のぼりでもあれはベランダにでも飾っておいてあげたかったのですが、、、残念ながら何もないので、先週の日本人学校補習校で作った鯉のぼりと新聞で作ったカブトで記念写真を撮りました。



日本の実家のどこかにある五月人形やひな人形、こっちに持って来れればいいのになー。。。まあ、今住んでる家は狭いので、引っ越ししない限り置く所も無いんですけどねー。。

せめて夕食は息子が好きなピッツァでも食べようと、近くのピッツェリアへ出かけました。
息子は、ピッツァが大好き。大人同様に大きな丸いピッツァをぺろりと食べます!
ピッツァには、ナポリ風のピッツァとそうではないピッツァがあります。普通のピッツァは、生地が薄くて、ピッツァの外側はパリパリしていますが、ナポリ風ピッツァは、生地の厚みが厚くて、もちもちしています。イタリア人の中では、普通の薄い生地が好きという人とナポリ風が好きという人と2通りに別れます。



私達は、ナポリ風のピッツァが好きなので、ナポリ風のピッツァを焼いてくれるピッツェリアに行きました。注文するのは大体いつも「マルゲリータ」トマトとモッツァレッラチーズ、バジリコの一番シンプルピッツァ。私は時々このマルゲリータにアンチョビが乗ってる「ナポリ」を注文します。

昨日は3人ともマルゲリータでした。本当に美味しいナポリ風のピッツァは、普通のピッツァより生地が厚くモチモチしているのに、不思議とお腹にもたれません。
ピッツァは、運ばれて来たら熱いうちに「えいや!」と一気に食べる方が美味しいです。ゆっくり食べているとお腹がふくれて全部食べられなくなってしまうからです。だから、普段おしゃべりなイタリア人もピッツァが運ばれて来ると、口数が少なくなり食べる事に集中しますね。

ピッツァを食べ慣れていない日本から来た人達は、大体いつも丸い大きなピッツァ全部は食べられず残してしまうケースが多いようです。
息子は、小さな体なのにピッツァが来ると「えいや!」という勢いで食べ出して、大人よりは時間かかりますが、最終的には大人同様丸い大きなピッツァを一人分きちんと食べてしまうので驚かされます。

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乳幼児への音楽教育 AIGAM

[モンテッソーリ] ブログ村キーワード
息子が通う保育園は、モンテッソーリ教育を基盤にしている学校ですが、両親との交流も積極的に行っており、いろいろな意見を取り入れて保育園での教育実践に生かしています。その一つに音楽教育があります。ある子供の両親が提案した事をきっかけに、この保育園では、Edwin E Gordon教授のメッソドを取り入れた音楽教育を始めました。

イタリアでは、AIGAMという組織がこのメソッド普及のために活動しており、AIGAMから教師を派遣してもらってレッスンする事もできるのですが、このメソッドに興味を持った保育園の理事長は、まず保育園から数人の保育士をこの組織が行う教師養成コースに通わせ、コースを修了した保育士が保育園内でレッスンをする事になったのです。

今では、週に2、3回はこの音楽レッスンがあります。息子は、この音楽レッスンが本当に大好きらしく、レッスンがあった日に迎えに行くと、必ず開口一番「今日はアイガム(AIGAM)やったー」と言って嬉しそうに報告してきます。

このメソッドでは、幼児は無意識に音楽に耳を傾け無意識に吸収する能力を持っている。その無意識に吸収する能力は、子供が成長するとともに、意識的に音楽を吸収する能力に変わるというもので、レッスン中は、簡単な音階の音楽を「パパラー、パパラー」など子供が発声しやすい音をつけて歌い、幼児が音楽を聞く準備ができると、クラッシックの音楽を1曲流し聞く。最後にまたリズムに合わせて体を動かしながら「ボンボンボンボン」など子供が発声しやすい音をつけて歌うという内容。

2月には、保育園がオーガナイズしてAIGAM主催のコンサートにも行って来ました。保育園前から貸し切りのバスで出かけたのですが、遠足気分で子供達は大はしゃぎ!(ただ、遅れて来る人が多く出発予定が1時間も遅れました。さすがイタリア。。。)



音楽堂の中のカーペットをひいた広い部屋には、グランドピアノ、フルート、バイオリン、ドラム、コントラバスが部屋を取り囲むように置かれ、演奏するのはイタリアで有名なサンタチェチリアのオーケストラのメンバー。子供達は、楽器に囲まれるように部屋の真ん中に座り音楽を聴きました。コンサートは、0歳〜3歳向けだったので、生まれて間もない赤ちゃんもたくさんいました。

まずはフルートで簡単な音階のメロディーが流れ出し、4人の歌手が「パパラパー」などとメロディーに合わせて歌い出すと、不思議な事にそれまでわいわい騒いでいた子供達も自然と音楽に耳を傾け出しました。コンサート中は、子供達は奇声を発したりしない限り、自由に動き回っていい事になっており、息子は、音楽が始まると自分なりにリズムをとって私の周りで動きまわり、「だーいすき」と日本語で繰り返していました。



子供の中には音楽を聴くタイプには2通りあり、静かに座って体でリズムをとりながら聴くタイプと、うちの息子のように音楽に合わせて激しく体を動かして聴くタイプ。最初は、どうしてうちの息子は静かに他の子供のように音楽を聴けないんだろうと思ったのですが、AIGAMスタッフから、息子はアクティブに音楽を聴くタイプだから、それはそれですごく良い事だという事だったので、ホッとしました。

コンサートの終わりには、子供達皆が知ってる歌「happy birthday to you」をイタリア語で皆で合唱しました。終了後、子供達は各楽器を自由に触る事ができる時間をもうけてもらい、皆楽しそうに楽器に触っていました。息子は、ドラムが一番気に入ったようでした。



このコンサートは、親にとっても子にとってもすごく良い思いでになりました。

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馬が大好き

日本は今、ゴールデンウィークですね。イタリアも通常この時期は、イースター、4月25日の終戦記念日、5月1日のメーデーで連休になったりするのですが、今年は両方、イースターの祝日と日曜にあたったため、連休にはなりませんでした。それでも、5月1日メーデーの日曜日の日は、各町の中心地で無料のコンサートが開かれたり、催し物があったりとにぎやかな1日でした。
私達は、天気が午後から回復したので、家のすぐ近くの公園でポニーに乗れるところがあるので出かけて来ました。すごくたくさんの人が、サッカーやバレーボールで遊んだり、ピクニックしていたのですが、その合間を縫って、息子はポニーの乗馬を楽しみました。



息子は馬に乗るのが大好き!馬って子供の心をとらえる動物ですね。自閉症などに苦しむ子供達が乗馬をする事で、心が開き、学校に復帰できるようになった等のニュースをよく聞きます。
一番最初に馬に乗ったのは、2歳になるちょっと前に、家族旅行でスキー場に行った時(残念ながら、スキーは悪天候であまりできなかったのですが、、)にホテルの近くにあった乗馬ができる所でポニーに乗った時ですね。最初怖がって泣いていましたが、他の子供達が楽しそうにポニーに乗って散歩しているのを見て、最終的に自分から乗りたがり、にっこりしながら初めての乗馬を楽しんでいたのを思い出しました。



また、家の近くに乗馬の学校があるため、歩いていける所に馬がいます。小さい頃からよく、馬を見に行っては、落ちている餌の藁を拾ってあげてみたりして、馬の近くから離れたがらないので、一度行くと30分くらいはそこに留まる事を覚悟して行っていました。



最近は、保育園に迎えに行く時に私が人参を1本持って行き、帰り道、馬にあげる事を楽しみにしています。(飼い主に許可を得て)ただ、自分では怖くてあげれないので、いつも馬が近寄ってくると「ママがあげてー」と言って人参を返してくるんですけどね。なので、いつもは1パックの人参が1週間はもったのですが、最近は2パックは買わないと間に合いません。


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モンテッソーリの幼稚園

[モンテッソーリ] ブログ村キーワード
このブログを始めた日に「来週には国立のモンテッソーリ校に入れるか分かるはず」と書いていましたが、あれから発表が伸びに伸びて、やっと本日、息子が来期から国立のモンテッソーリ校に入れる事が分かりました!!!
例年だと1月〜2月の1ヶ月の間に入学希望を提出し、3月には分かるという事だったのですが、今年は、現行のベルルスコーニ政権によるジェルミーニ教育改革法のおかげで、発表が伸びに伸びてしまったとの事。このジェルミーニ教育改革法とは名ばかりで、政府の教育に関する予算を大幅に削るという悪魔の法律で、イタリア各地で反対デモや大学での占拠等が繰り広げられました。

要するに、通常このモンテッソーリの学校は、1クラスが20人から25人の子供の3クラス体制でやっているが、この教育改革法のおかげで予算が削られ、3人の教師を雇うお金が無いとの事。。。そのため、最悪2クラス編制にするかどうか検討されていたので、入学できる子供のリストの発表がなかなかできなかったとの事。
結局、最終的に3人の教師を雇う予算は確保できたようなのですが、今までのように臨時教師を学校で雇うお金が無いので、もし教師が病気になったり急な用事で欠席せざるを得ない場合、臨時教師が派遣されるまでに4日間もかかるとの事。。。

現行のベルルスコーニ政権は、社会制度の基盤となる教育と医療の予算を大幅に削る事により穴の空いた国の予算を埋めようとし、一国の首相ともあろう人が未成年の売春容疑で起訴されているのに、不信任にできない国会。彼を無実にするために裁判権をミラノの裁判所から国会の組織に移すという法律まで作ってしまう政府。。。

子供はこの国の将来を背負って立つ人材なのに、その子供達を育てるための教育費が私腹を肥やす事ばかり考えている政治家によって、どんどん削られていくのは本当に許せません。
一刻も早く、この国がベルルスコーニの悪の手から逃れられる日を願っています。

予算不足による不具合等はありそうですが、、、、とにかくモンテッソーリの学校に入れて良かったです!モンテッソーリは主に幼児教育が有名ですが、この国立の学校は、小学校、中学校までモンテッソーリ教育が受けられる事になっています。9月に入学したら、その学校での様子も綴っていきたいと思います。最後に、モンテッソーリ教育の創始者、マリア・モンテッソーリのわりと若いときの写真を紹介しますね。



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今期初めての病欠

昨日の午後から結膜炎になってしまった息子、今日は保育園を休ませました。
本人は「スクオーラ(学校)に行きたい!」と言っていたのですが、結膜炎は他の子供にうつしてしまうため仕方なく欠席させました。9月から新学期が始まって、この冬は例年以上にインフルエンツァが流行っていたのに、息子は今まで1日もかかさず保育園に通っており、保育園の中でも最も健康な子供腕。と言われていたので私もとても残念でしたが、、、

おそらく、10日くらい前に私が結膜炎になっていたので、うつしてしまったのだと思います。40歳過ぎて高母乳育児を続けているせいなのか、どうも体の抵抗力が弱っているようで、娘が生まれてから風邪ばっかりひいています。授乳中だと薬が飲めないので治りも悪いです。

今日も鼻水がすごくて「アエロゾル」のお世話になっています。「アエロゾル」って日本語で何と言ったら良いのでしょうか、、、噴射吸引機?こちらイタリアでは、子供が風邪をひくと必ず「アエロゾル」をやってと言われます。要するに、海水や液体の薬を「アエロゾル」の機械に繋がっている容器の中に入れ、スイッチを入れると霧状に噴射されるので、それを鼻や喉から吸引するのです。息子が1歳前後の時に風邪をひき出したので、ペンギンの形の「アエロゾル」を買いました。



これを買う前、義母に「アエロゾル」を貸してもらってやった事があったのですが、噴射されるのが怖いのか、逃げる、大泣きするで寝てる間にでもやらない限り、できませんでした。このペンギンの形の「アエロゾル」を買ってからは、「ペンギンしよう」ペンギン(ブルー)とか言って誘うとおそるおそる近づき、何回か試したあと、ある時から自分でちゃんと10分くらい「アエロゾル」ができるようになりました。ペンギン様様です。

授乳中の私は、大人の飲む一般的な薬は飲めないため、この「アエロゾル」で海水や子供用の薬を入れて少しでも早く治るようにしています。

イタリアでは、風邪をひいたら「潮風」にあたったら治ると言われます。また、風邪に強い体を作るには、海辺にいるのが一番という事で、長い(約3ヶ月)夏休みのあるイタリアの子供達のほとんどは、海で過ごす事が多いようです。
また、喘息などの問題のある子供などは、小児科の先生が「この子供は海での治療が必要です」という証明書を書いてくれるので、親達は仕事を休む事もできるのです。
海の力は偉大です!!サマーやしの木

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