1Rでダウンを取られて負け。
挽回する技術もない。
これでは、継続参戦しても勝てないだろう。
Yahoo!より、
【ONE FF】野杁正明が初回にダウンを喫し追い上げるも届かず、判定負けでONE2連敗に
12/20(金) 23:10配信
ゴング格闘技
https://news.yahoo.co.jp/articles/0912824bde02deeae41278c51bd03c2737d24548
記事より、
2024年12月20日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 92』が開催された。
▼第4試合 フェザー級キックボクシング 3分3R
〇リウ・メンヤン(中国)
[判定0-3]
×野杁正明(team VASILEUS)
野杁は2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者に。
翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は連勝。2021年9月の「第2代ウェルター級王座決定トーナメント」を全試合KOで制して2階級制覇。2021年のMVPを獲得した。2022年6月の『THE MATCH』で海人との国内頂上決戦に敗れるが、その後は2連続KO勝ちで復活。2024年6月に『ONE 167』でONE初参戦を果たしたがシッティチャイに判定3-0で敗れた。今回がONE2戦目となる。戦績は49勝(25KO)12敗。
1R、メンヤンが押して右ロー、ワンツーから右ロー、さらにパンチのコンビネーションから、野杁が右アッパーを出した直後に至近距離での右ストレートでダウンを奪う。飛びヒザで襲い掛かるメンヤン、野杁は左ボディを返す。両腕ブロックを固めてメンヤンの攻撃に下がらないようにした野杁は左ボディ、メンヤンが離れて前蹴りを蹴ってくると野杁は右ローを返す。ブロックを固めて押し合いをする中、野杁は左ロー、右アッパー、ヒザ。メンヤンも右アッパー。野杁の左ヒザが鋭く突き刺さり、メンヤンはボディをかばう。押そうとするメンヤンに野杁は下がらず、左ヒザを突き刺す。ダウンを奪われた野杁だが、中盤は盛り返した。
2R、前に出るメンヤンに野杁は左三日月を連打。メンヤンはワンツーを叩きつけ、野杁は左ボディを打ち返す。野杁をロープに押し付けて左右ボディとヒザを蹴るメンヤンに、野杁も左ボディと右アッパー。メンヤンの右ストレートからの左フックを至近距離でもらい、グラついた野杁だが強気のカモンゼスチャー。メンヤンの前蹴りにロープを背負う時間が長い野杁は左三日月とヒザ。野杁が左ボディからの左フック、ヒザとボディを攻めまくる。
3R、ワンツー・左ボディ、ヒザでボディを攻める野杁にメンヤンは距離を詰めて押し合いでも負けずにショートのパンチを繰り出す。野杁の左ヒザがボディへ鋭く決まったが、続く後ろ蹴りがローブローとなってしまい一時中断。野杁の攻勢が始まったところだけにもったいない場面だった。再開後、ローの蹴り合いから細かいパンチを出してくるメンヤン。かなり疲労して押してくるだけになったメンヤンに野杁のワンツーがヒットするが組まれてしまう。左右の連打からヒザを突き刺す野杁にメンヤンは必死に組み付く。最後は後ろ廻し蹴りを掛け逃げするようにして時間を稼いだメンヤン。そこで終了のゴング。
最終ラウンドはかなり挽回し、相手を疲弊させた野杁だったが、ダウンのマイナスポイントは挽回できず判定3-0で2連敗を喫した。
コメント
野杁正明選手がONEでのデビューから2連敗を喫した結果は、K-1とONEという異なる舞台での競技レベルの差を痛感させるものでした。K-1では輝かしい実績を誇る彼が、ONEのリングで苦戦を強いられる姿は、技術や戦略、そして適応力が大きく求められることを示しています。特に今回、1ラウンドでダウンを奪われ、試合全体を通じて追い上げきれなかった点は、ONEでの厳しい現実を象徴していると言えるでしょう。
さらに、背景にはK-1選手とONEのファイターたちのフィジカルやスタイルの違いに加え、東アジア系選手への評価が欧米やアジア圏でどのように見られているかといった、文化的なバイアスの影響も考えられます。ONEという国際的な舞台では、実績だけではなく、身体的なインパクトや試合運びにおけるスタイルの印象が重要視される傾向が強いように思われます。
しかし、野杁選手が持つ潜在能力はまだ十分に発揮されていない可能性もあります。彼がONEのルールや環境に適応し、持ち味を発揮できる日が来ることを願っています。今後のトレーニングや戦略の再考が、再起へのカギとなるでしょう。
English Comment
Masaki Noiri’s back-to-back defeats in ONE highlight the stark differences between the levels of competition in K-1 and ONE Championship. Despite his illustrious career in K-1, Noiri has faced significant challenges adapting to ONE’s environment. His knockdown in the first round and inability to fully recover throughout the fight underscore the tough reality of competing on this global stage.
Additionally, this result raises questions about the perception of East Asian fighters in international promotions like ONE. Beyond skill, physical attributes and fight styles that leave a strong impression seem to hold substantial weight in such competitions. This cultural and stylistic bias might subtly influence how fighters are evaluated.
Noiri’s untapped potential still leaves room for optimism. If he can adapt to ONE’s rules and leverage his technical prowess, a comeback could be on the horizon. Rethinking his strategies and refining his approach will be critical for his future success.
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