2017年06月15日
これ、いったいどうやったら売れるんですか?
著者の略歴では、マーケティング戦略アドバイザーとなっています。
マーケティングアドバイザーではなく、戦略のアドバイザーです。
学者ではなく、日本IBMで事業戦略策定、人材育成を担当していた実務の方です。
本書は実務経験豊かな人が書いた、マーケティングとは何か、戦略とは何かということについて、実例をもとにやさしく説明してくれます。
この本を読んだ後の思いは「マーケティング戦略を立てて実際に市場を開拓してみたい」です。
当然、この本だけを読んで「マーケティング戦略を立てて実際に市場を開拓」はできませんが、全く畑違いのエンジニアの道を歩んできた私にさえ、やる気を起こさせてくれました。
実際にマーケティングに携わっている方にとっては常識なのかもしれませんが、著者の経験に裏打ちされた内容ですので、必ず得るところはあると思います。
少しこの本から離れますが、実用書、参考書の類は、一つでも得られるところがあれば最高の買い物をしたと考えています。
例えば、数学のある数式についてずっとわからなかったことが、1ページにまとめられていて理解できるのであれば1000ページの本(のこりの999ページは知っていることばかりでも)を買うことは大変大事だと思います。
野菜作りの本、通信系の本、プログラム系の本、天文学系の本等カテゴリーは異なりますが、同じカテゴリーで似たような本が何冊もあり、辞書的に必要な部分を読むように使っています。
小説は最初から最後まで読破しないと面白みがないでしょうが、それ以外は本は道具であり先生だと思います。
第1章では、「時間はスマホでわかり腕時計をする必要がないのに、なぜ腕時計の広告はたくさんあるのか?」について解明しています。
一般的には腕時計はどんどん売れなくなるはずですが、実際にはいろいろな目的にあった時計を作り市場を作り出しているからという説明をしています。
第2章以降も、「真冬の北海道十勝産マンゴーは、宮崎県のマンゴー生産者から打診があって生産を始めた」。
ライバル作って困るのではないのかと思いましたが理由は違ったところにありました。
「セブンイレブンの近くになぜセブンイレブンを出店するのか?」。
私は競合するので、離れたところに出店するのが良いと思いましたが、考え方が違っていました。
「一般の本屋さんがつぶれていく中でなぜブックオフは成長してきたか」
等、面白いテーマとわかりやすい解説が続きます。
理論(理由)は後付けのような気がしますが、それは科学の世界でも同じです。
理論を知ると、今までにない別の方法の可能性を検討できることができます。
この本にはそれぞれの事象に対し著者の経験から理論が示されており、「なるほど」と何度も思わされました。
【データ】
書名:これ、いったいどうやったら売れるんですか?
著者:永井孝尚
発行所:SBクリエイティブ株式会社
発行:2016年10月15日
マーケティングアドバイザーではなく、戦略のアドバイザーです。
学者ではなく、日本IBMで事業戦略策定、人材育成を担当していた実務の方です。
本書は実務経験豊かな人が書いた、マーケティングとは何か、戦略とは何かということについて、実例をもとにやさしく説明してくれます。
この本を読んだ後の思いは「マーケティング戦略を立てて実際に市場を開拓してみたい」です。
当然、この本だけを読んで「マーケティング戦略を立てて実際に市場を開拓」はできませんが、全く畑違いのエンジニアの道を歩んできた私にさえ、やる気を起こさせてくれました。
実際にマーケティングに携わっている方にとっては常識なのかもしれませんが、著者の経験に裏打ちされた内容ですので、必ず得るところはあると思います。
少しこの本から離れますが、実用書、参考書の類は、一つでも得られるところがあれば最高の買い物をしたと考えています。
例えば、数学のある数式についてずっとわからなかったことが、1ページにまとめられていて理解できるのであれば1000ページの本(のこりの999ページは知っていることばかりでも)を買うことは大変大事だと思います。
野菜作りの本、通信系の本、プログラム系の本、天文学系の本等カテゴリーは異なりますが、同じカテゴリーで似たような本が何冊もあり、辞書的に必要な部分を読むように使っています。
小説は最初から最後まで読破しないと面白みがないでしょうが、それ以外は本は道具であり先生だと思います。
第1章では、「時間はスマホでわかり腕時計をする必要がないのに、なぜ腕時計の広告はたくさんあるのか?」について解明しています。
一般的には腕時計はどんどん売れなくなるはずですが、実際にはいろいろな目的にあった時計を作り市場を作り出しているからという説明をしています。
第2章以降も、「真冬の北海道十勝産マンゴーは、宮崎県のマンゴー生産者から打診があって生産を始めた」。
ライバル作って困るのではないのかと思いましたが理由は違ったところにありました。
「セブンイレブンの近くになぜセブンイレブンを出店するのか?」。
私は競合するので、離れたところに出店するのが良いと思いましたが、考え方が違っていました。
「一般の本屋さんがつぶれていく中でなぜブックオフは成長してきたか」
等、面白いテーマとわかりやすい解説が続きます。
理論(理由)は後付けのような気がしますが、それは科学の世界でも同じです。
理論を知ると、今までにない別の方法の可能性を検討できることができます。
この本にはそれぞれの事象に対し著者の経験から理論が示されており、「なるほど」と何度も思わされました。
【データ】
書名:これ、いったいどうやったら売れるんですか?
著者:永井孝尚
発行所:SBクリエイティブ株式会社
発行:2016年10月15日
これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書) [ 永井 孝尚 ] 価格:864円 |
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