2015年12月29日
コピー消印に注意をしてください!
今回はちょっと違う消印を紹介します。紹介するべきかどうか迷いましたが、皆さんがオークションや即売会などで、間違いの無いようにとの思いで画像を出します。延暦寺根本中堂60円の和欧文機械印です。1979年9月より元号入り和欧文機械印へ変更になりましたので、1979年の西暦の和欧文機械印の後期使用です。この切手に和欧文機械印の満月印だと、かなり稀少なのですが、実はこれはコピー消印です。お父様の遺品をオークションで出品された方から落札した中に入っておりました。その中には、稀少な額面の1979年の和欧文機械印が多数あったため、落札したのですが、知人からの指摘もあり、よく見ると同じ局の同じ日に同じカスレの消印が多数ありました。ななめにかざすと、インクが染みこんでおらず、切手の上に消印が浮いている状態です。コピーなのでトナーが浮くのです。そして、不自然な消印の点が多数ありました。以前、趣味誌で指摘のあったコピー消印と同じ状況でした。どうしてこのような物を作られたのかは知るよしもありませんが、不自然な消印には十分に注意が必要です。