2019年06月01日
日本の異性間性未経験者が増加傾向 30歳代の1割が経験なし
(人間も食ってやって寝る。
基本がないと寂しくないか?
家族ほど自分の生活の原動力になるものはないが…
男の場合は、稼ぎが少ないと女が寄ってこないみたい)
日本の異性間性未経験者が増加傾向
30歳代の1割が経験なし
2019年04月10日 15:55
東京大学大学院国際保健政策学教室のCyrus Ghaznavi氏らは、
1987〜2015年の出生動向基本調査のデータを解析し、
日本人全体での異性間性交渉未経験率(以下、未経験率)を推定。
その結果、この20年間で異性間性交渉の経験がない成人が増加傾向にあり、
30歳代の10人に1人が未経験であることが判明したとBMC Public Health(2019; 19: 355)に発表した。
1万例超の調査7回のデータを解析
解析対象は、国立社会保障・人口問題研究所が
1987〜2015年に約5年間隔で7回行った出生動向基本調査のデータ。
この調査の対象は18〜39歳(1987年調査では18〜34歳)の成人で、
各回のサンプルサイズは1万1,553〜1万7,859例であった。
Ghaznavi氏らはこのデータを用い、性・年齢別に年齢調整した未経験率を算出した。
解析の結果、全体(18〜39歳)の未経験率は、
1992〜2015年に女性では21.7%から24.6%に上昇(P<0.05)、
男性では20.0%から25.8%に上昇していた(P<0.05)。
30〜34歳の未経験率は、
1987〜2015年に女性では6.2%から11.9%に上昇(P≧0.05)、
男性では8.8%から12.7%に上昇していた(P≧0.05)。
また、35〜39歳の未経験率は、
1992年の時点では女性で4%、男性で5.5%にすぎなかったが、
2015年には女性で8.9%(P<0.05)、男性で9.5%に上昇していた(P≧0.05)。
男性では無職・非正規雇用・低収入が関連
さらに、異性間性交渉未経験に関連する因子を特定するため、
2010年調査データについてロジスティック回帰分析を行った。
その結果、25〜39歳の男性では、
パートタイムまたは非正規雇用(正規雇用者に対する年齢調整オッズ比3.82、95%CI 3.04〜4.80)
および無職(同7.87、6.06〜10.23)が異性間性交渉未経験と有意に関連していた。
また、低収入の男性ほど未経験率が高かった。
一方、25〜39歳の女性では無職および低収入層で未経験率が低かった。
日本の成人では初めての異性間性交渉の時期が他国の同年代よりも遅く、
30歳代の多くが未経験となっている。
英国、米国、オーストラリアにおける同様の調査では、
30歳代前後の異性間性交渉未経験者の割合は1〜5%である。
しかし、その他の高収入国における調査では、
若年成人における性的活動性の低下が示唆されており、
日本は世界的なトレンドを牽引している可能性がある。
今回の研究チームの主任研究者で同大学およびスウェーデン・Karolinska InstitutetのPeter Ueda氏は
「性的活動性の低下およびオンラインデートの普及や恋愛・性的関係に対する期待の変化、価値観・ライフスタイル・労働市場の傾向の変化によって配偶者選択市場がどのように進化しているか、さらに研究を行う必要がある」と指摘している。
これらの結果について、Ghaznavi氏は
「因果関係は極めて複雑だが、男性では社会経済的な問題、
つまり低収入が異性間性交渉未経験の少なくとも一因であることを示している」と指摘。
また、女性で男性とは対照的な結果となったことについて、
「既婚で性交渉経験がある専業主婦」の割合が多いためではないかと推測している。
さらに、今後の課題について
「成人後も異性間性交渉未経験の日本人が多い原因と、高い未経験率が公衆衛生および人口動態に及ぼす影響について、さらなる研究が必要である」と述べている。
(太田敦子)
基本がないと寂しくないか?
家族ほど自分の生活の原動力になるものはないが…
男の場合は、稼ぎが少ないと女が寄ってこないみたい)
日本の異性間性未経験者が増加傾向
30歳代の1割が経験なし
2019年04月10日 15:55
東京大学大学院国際保健政策学教室のCyrus Ghaznavi氏らは、
1987〜2015年の出生動向基本調査のデータを解析し、
日本人全体での異性間性交渉未経験率(以下、未経験率)を推定。
その結果、この20年間で異性間性交渉の経験がない成人が増加傾向にあり、
30歳代の10人に1人が未経験であることが判明したとBMC Public Health(2019; 19: 355)に発表した。
1万例超の調査7回のデータを解析
解析対象は、国立社会保障・人口問題研究所が
1987〜2015年に約5年間隔で7回行った出生動向基本調査のデータ。
この調査の対象は18〜39歳(1987年調査では18〜34歳)の成人で、
各回のサンプルサイズは1万1,553〜1万7,859例であった。
Ghaznavi氏らはこのデータを用い、性・年齢別に年齢調整した未経験率を算出した。
解析の結果、全体(18〜39歳)の未経験率は、
1992〜2015年に女性では21.7%から24.6%に上昇(P<0.05)、
男性では20.0%から25.8%に上昇していた(P<0.05)。
30〜34歳の未経験率は、
1987〜2015年に女性では6.2%から11.9%に上昇(P≧0.05)、
男性では8.8%から12.7%に上昇していた(P≧0.05)。
また、35〜39歳の未経験率は、
1992年の時点では女性で4%、男性で5.5%にすぎなかったが、
2015年には女性で8.9%(P<0.05)、男性で9.5%に上昇していた(P≧0.05)。
男性では無職・非正規雇用・低収入が関連
さらに、異性間性交渉未経験に関連する因子を特定するため、
2010年調査データについてロジスティック回帰分析を行った。
その結果、25〜39歳の男性では、
パートタイムまたは非正規雇用(正規雇用者に対する年齢調整オッズ比3.82、95%CI 3.04〜4.80)
および無職(同7.87、6.06〜10.23)が異性間性交渉未経験と有意に関連していた。
また、低収入の男性ほど未経験率が高かった。
一方、25〜39歳の女性では無職および低収入層で未経験率が低かった。
日本の成人では初めての異性間性交渉の時期が他国の同年代よりも遅く、
30歳代の多くが未経験となっている。
英国、米国、オーストラリアにおける同様の調査では、
30歳代前後の異性間性交渉未経験者の割合は1〜5%である。
しかし、その他の高収入国における調査では、
若年成人における性的活動性の低下が示唆されており、
日本は世界的なトレンドを牽引している可能性がある。
今回の研究チームの主任研究者で同大学およびスウェーデン・Karolinska InstitutetのPeter Ueda氏は
「性的活動性の低下およびオンラインデートの普及や恋愛・性的関係に対する期待の変化、価値観・ライフスタイル・労働市場の傾向の変化によって配偶者選択市場がどのように進化しているか、さらに研究を行う必要がある」と指摘している。
これらの結果について、Ghaznavi氏は
「因果関係は極めて複雑だが、男性では社会経済的な問題、
つまり低収入が異性間性交渉未経験の少なくとも一因であることを示している」と指摘。
また、女性で男性とは対照的な結果となったことについて、
「既婚で性交渉経験がある専業主婦」の割合が多いためではないかと推測している。
さらに、今後の課題について
「成人後も異性間性交渉未経験の日本人が多い原因と、高い未経験率が公衆衛生および人口動態に及ぼす影響について、さらなる研究が必要である」と述べている。
(太田敦子)
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