2018年12月17日
タバコ撲滅運動!
タバコ撲滅運動!
35歳までの禁煙で、健康リスクをほぼ帳消しに。
50歳までの禁煙で、半減できる!
たばこ規制で肺がん死亡率が驚きの低さに
米・カリフォルニア州の調査
2018年11月07日 06:00
米・カリフォルニア州では、
肺がん死亡率が同州を除く全ての州の平均より28%低い
ことが、
米・University of California,San DiegoのJohn P. Pierce氏ら
の研究から明らかになった。
同州は全米で最も早く包括的なたばこ規制を導入しており、
規制により特に若年者での喫煙率が著しく低下し、
肺がん死亡率の低下に寄与したことも分かったという。
詳細はCancer Prev Res(2018年10月10日オンライン版)に発表された。
35歳以下の喫煙開始率が39%低下、禁煙率は24%上昇
カリフォルニア州は、喫煙が肺がんに関連するとのエビデンスにいち早く対応し、
1988年に米国で初めて州レベルでの包括的たばこ規制プログラムを可決した。
Pierce氏によると、この規制の導入初期から同州ではたばこ依存の若年者が減少。
35歳以下における喫煙開始率が、
他州の同年代の若年者に比べ39%低下した他、
喫煙者の喫煙本数は30%減少し、禁煙率も24%上昇したという。
同氏らは今回、
1974〜2014年のNational Health Interview Surveyのデータを用いて
同州とそれ以外の州における喫煙行動の変化について調べ、
1970〜2013年のSurveillance Epidemiology and End Results (SEER)プログラムから肺がん死亡率のデータを収集した。
解析対象は米国民を代表するサンプル『96万2,174人』。
このうち約10%はカリフォルニア州の住民だった。
その結果、同州では他の全ての州と比べて
18〜35歳の若年層における喫煙開始率や喫煙量の減少幅
および禁煙率の上昇幅が大きかった。
2012〜14年の調査時点でカリフォルニア州では
同年齢層における喫煙歴がある人の割合がわずか18.6%で、
喫煙者の1日当たりの喫煙本数は平均6.3本だった。
また、喫煙者のうち35歳までに禁煙した人の割合は45.7%に達していた。
さらに1986〜2013年に同州では年間肺がん死亡率が
急速に低下し、
2013年の10万人当たりの肺がん死亡者数は、
同州を除いた全ての州の87.5人に対して
62.6人と『28%低』かった。
35歳までの禁煙で健康への害はほぼ帳消しに
同大学教授で Moores Cancer Centerセンター長のScott M. Lippman氏は
「カリフォルニア州で見られた年間肺がん死亡率低下のペースは、カリフォルニア州以外の全ての地域と比べて33%速かった」と説明。
「この肺がん死亡率の低下は、カリフォルニア州の喫煙対策が若年層を喫煙から遠ざけられたことに起因する」と述べている。
喫煙は米国における肺がんの最大90%に関連するとされ、
喫煙者の肺がんリスクは
非喫煙者の『15〜30倍』と推定されている。
Pierce氏は「年齢を問わず禁煙によるQOL向上は期待できるが、
35歳以下で禁煙すれば喫煙による健康リスクはほぼ帳消しにできる。
50歳以下で禁煙しても、喫煙に関連した疾患リスクは『半減』する」とし、喫煙者に禁煙を呼びかけている。
35歳までの禁煙で、健康リスクをほぼ帳消しに。
50歳までの禁煙で、半減できる!
たばこ規制で肺がん死亡率が驚きの低さに
米・カリフォルニア州の調査
2018年11月07日 06:00
米・カリフォルニア州では、
肺がん死亡率が同州を除く全ての州の平均より28%低い
ことが、
米・University of California,San DiegoのJohn P. Pierce氏ら
の研究から明らかになった。
同州は全米で最も早く包括的なたばこ規制を導入しており、
規制により特に若年者での喫煙率が著しく低下し、
肺がん死亡率の低下に寄与したことも分かったという。
詳細はCancer Prev Res(2018年10月10日オンライン版)に発表された。
35歳以下の喫煙開始率が39%低下、禁煙率は24%上昇
カリフォルニア州は、喫煙が肺がんに関連するとのエビデンスにいち早く対応し、
1988年に米国で初めて州レベルでの包括的たばこ規制プログラムを可決した。
Pierce氏によると、この規制の導入初期から同州ではたばこ依存の若年者が減少。
35歳以下における喫煙開始率が、
他州の同年代の若年者に比べ39%低下した他、
喫煙者の喫煙本数は30%減少し、禁煙率も24%上昇したという。
同氏らは今回、
1974〜2014年のNational Health Interview Surveyのデータを用いて
同州とそれ以外の州における喫煙行動の変化について調べ、
1970〜2013年のSurveillance Epidemiology and End Results (SEER)プログラムから肺がん死亡率のデータを収集した。
解析対象は米国民を代表するサンプル『96万2,174人』。
このうち約10%はカリフォルニア州の住民だった。
その結果、同州では他の全ての州と比べて
18〜35歳の若年層における喫煙開始率や喫煙量の減少幅
および禁煙率の上昇幅が大きかった。
2012〜14年の調査時点でカリフォルニア州では
同年齢層における喫煙歴がある人の割合がわずか18.6%で、
喫煙者の1日当たりの喫煙本数は平均6.3本だった。
また、喫煙者のうち35歳までに禁煙した人の割合は45.7%に達していた。
さらに1986〜2013年に同州では年間肺がん死亡率が
急速に低下し、
2013年の10万人当たりの肺がん死亡者数は、
同州を除いた全ての州の87.5人に対して
62.6人と『28%低』かった。
35歳までの禁煙で健康への害はほぼ帳消しに
同大学教授で Moores Cancer Centerセンター長のScott M. Lippman氏は
「カリフォルニア州で見られた年間肺がん死亡率低下のペースは、カリフォルニア州以外の全ての地域と比べて33%速かった」と説明。
「この肺がん死亡率の低下は、カリフォルニア州の喫煙対策が若年層を喫煙から遠ざけられたことに起因する」と述べている。
喫煙は米国における肺がんの最大90%に関連するとされ、
喫煙者の肺がんリスクは
非喫煙者の『15〜30倍』と推定されている。
Pierce氏は「年齢を問わず禁煙によるQOL向上は期待できるが、
35歳以下で禁煙すれば喫煙による健康リスクはほぼ帳消しにできる。
50歳以下で禁煙しても、喫煙に関連した疾患リスクは『半減』する」とし、喫煙者に禁煙を呼びかけている。
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