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2018年06月15日

風邪の特効薬開発成功?ヒトの細胞を用いた実験で、風邪の原因となるライノウイルスの複製を阻害することに成功

風邪の治療薬開発に期待
提供元:HealthDay News
公開日:2018/06/04

 英国の研究グループが、風邪に効く候補物質を開発したと発表した。ヒトの細胞を用いた実験で、この物質によって風邪の原因となるライノウイルスの複製を阻害し、ウイルスがヒトの細胞を支配するのを防ぐことに成功したという。この研究は「Nature Chemistry」5月14日オンライン版に掲載された。

 研究を率いた英インペリアル・カレッジ・ロンドンのEd Tate氏は、「風邪は多くの人にとってただ不都合なだけのものだが、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの疾患のある人にとっては重篤な合併症を引き起こすこともある」と述べ、「このような薬剤は、感染初期に投与すれば極めて有益であると考えられ、われわれは薬剤がすばやく肺に到達するように吸入剤の開発に取り組んでいる」と付け加えている。

 風邪を引き起こすウイルスには何百種類もの変異株が存在し、急速に進化して薬剤への耐性を獲得するため、その全てに対して完全な免疫を得ることやワクチンを接種することはほぼ不可能である。そのため現在、風邪に効く特効薬はない。そこで代わりに、鼻づまり、喉の痛み、発熱などの症状の緩和に重点を置いた対症療法が行われていると、研究者らは説明している。

 しかし、風邪の原因となるウイルスは全てN-ミリストイルトランスフェラーゼと呼ばれるヒト細胞内の酵素に頼って自らを複製している。ウイルスはこの酵素を利用して脂質修飾(N-ミリストイル化)されたタンパク質を乗っ取り、DNAを保護する外殻を形成する。今回開発された物質(IMP-1088)はこのN-ミリストイル化を阻害してウイルスの複製を防止するもので、「抵抗不可能な」風邪の治療薬として有望なものであると研究グループは考えている。さらに、ポリオ、口蹄疫などの近縁ウイルスに対しても有効な可能性があるという。

 以前には、ヒトの細胞に作用するように作られた物質で毒性が認められたものもあるが、研究者らによればIMP-1088はヒトの細胞に対して安全であると考えられるという。ただし、この結果を裏付けるにはさらに研究を重ねる必要があるとTate氏は述べており、「この薬剤の作用機序から、有害な副作用の危険性を最小限に抑えるには、原因が異なる類縁疾患ではなく、確実に風邪のウイルスに対してこの薬を使用する必要がある」と指摘している。

 研究グループは動物実験の後にヒトを対象とする試験に進む予定だが、動物で認められた結果は必ずしもヒトで再現できない場合がある。

[2018年5月18日/HealthDayNews]Copyright (c) 2018 HealthDay. All rights reserved.

原著論文はこちら

Mousnier A, et al. Nat Chem. 2018 May 14. [Epub ahead of print]

2018年06月13日

英国の研究 アルコールを提供する容器のサイズを25%小さくすると,アルコール関連死を5-10%削減と予想 日本では10-20%削減の効果か?

英国の研究 アルコールを提供する容器のサイズを25%小さくすると,アルコール関連死を5-10%削減と予想 日本では10-20%削減の効果か?

アルコール摂取量削減のためのサービングサイズ変更効果
提供元:ケアネット
公開日:2018/06/08

 英国・リバプール大学のInge Kersbergen氏らは、
アルコール飲料の標準サービングサイズを減らすことで、自発的なアルコール摂取量が減少するかについて、実験室内(研究1)およびリアルワールド環境下(研究2)にて調査を行った。

さらに、英国でアルコール飲料の標準サービングサイズを減らすことによる公衆衛生上のメリットについてモデル化を行った。Addiction誌オンライン版2018年5月14日号の報告。

 研究1および研究2は、クラスター無作為化試験として実施された。

追加調査として、英国でアルコール飲料の標準サービングサイズを減らす政策が導入された場合、年間の死亡数と入院数がどの程度減少するかを、Sheffield Alcohol Policy Modelを用いて推定した。

 研究1では、学生および大学スタッフ114例(平均年齢:24.8歳、女性の割合:74.6%)を対象に、半自然的(semi-naturalistic)実験室で実施した。

対象者は、標準サービングサイズまたは25%減らしたサービングサイズによる飲酒セッションにランダムに割り付けられた。

 研究2では、地域住民164例(平均年齢:34.9歳、女性の割合:57.3%)を対象に、英国・リバプールのバーで実施した。対象者は、標準サービングサイズまたは28.6〜33.3%減らしたサービングサイズで、飲酒提供を受けた。

 アウトカムの測定値は、1時間以内(研究1)および3時間以内(研究2)のアルコール摂取量とした。主な予測因子は、サービングサイズ条件とした。

 主な結果は以下のとおり。

・研究1では、サービングサイズが25%減ると、アルコール摂取量が20.7〜22.3%減少した。

・研究2では、サービングサイズが28.6〜33.3%減ると、アルコール摂取量が32.4〜39.6%減少した。

・モデリング結果によると、一般的なアルコール飲料のサービングサイズを25%減少させると、

年間アルコール関連入院数を4.4〜10.5%、

年間アルコール関連死亡数を5.6〜13.2%減少させる

可能性があることが示唆された。

 著者らは「英国において、アルコール飲料のサービングサイズを減らすことは、1回の酒席でのアルコール摂取量の減少につながる可能性がある」としている。

(鷹野 敦夫)

原著論文はこちら

Kersbergen I, et al. Addiction. 2018 May 14. [Epub ahead of print]

2018年05月31日

作り笑いでも、健康に効果あり

作り笑いでも、健康に効果あり

臨床ニュース:「笑えない人」にもある、お勧めの方法【時流◆笑い処方のススメ】
福島医大・大平哲也氏の「笑い」に関する真面目な話−Vol. 5

時流2017年8月22日 (火)配信 一般内科疾患循環器疾患内分泌・代謝疾患
 
 先行研究で明らかになった「笑い」の健康へのポジティブな影響を踏まえ、研究者たちが次に目指すのは「笑い」の介入効果の確立。

ここで十分な効果が確認できれば、簡単かつ安価な方法として「笑い」普及への期待が一気に高まるところだが、福島県立医科大学疫学講座教授の大平哲也氏は研究にまつわる「笑えない」失敗談があると話す。

ちなみに、そこから得られた「教訓」は、より多くの人が「笑い」の効果を享受できる手法の探索にも生かされているようだ。(取材・まとめ:m3.com編集部・坂口恵)

笑いの効果検証する研究の「笑えない話」

 大平氏らが63人の健康ボランティアを対象に「健康漫才道場」による各種ストレス指標の変化を評価する検討を実施。

この際「研究費の関係で、出演費がまだ高騰していない若手の漫才師に協力を仰いだ」ところ、試験後に複数の参加者から「面白いと感じない」との意見が寄せられた。

解析の結果、主観的ストレスが「解消した」と答えた割合は40%を下回り、唾液中コルチゾール値にいたっては漫才により「減少」した人が28人に対し、「増加」した人は32人との結果だった(ストレス緩和ホルモンが逆に上昇=笑えない結果。

 「“笑い”の研究で参加者に笑ってもらえないという、笑えない結果となってしまった」と大平氏。

ただし「漫才師の方の名誉のために断っておくと、年齢別の解析では、50歳未満ではコルチゾール値が減少していた人の割合は半数を超えていた。

しかし、ある一定以上の年齢になると、若い漫才師の話のスピードについて行けない。

つまり“笑い”による健康効果を得るには、自分に合った笑いを探すことも大事ということがこの検討で得られた知見」と振り返る。

「笑いヨガ」「作り笑い」でもOK!

 「漫才や落語やテレビ番組で笑えない場合は、どうしたら良いのか」という相談を受けることもあると話す大平氏。

その後、出合ったのが「笑いヨガ(laughter yoga)」だ。

「笑いヨガ」は面白さにかかわらず、「はははは」と笑う際の身体動作と発声を再現すれば、脳(認知機能)以外の身体指標への良い影響が期待できるのではないかというコンセプトで開発された。

 手をたたきながら「ほ、ほ、ははは」とはっきり発声するなど、「笑う」際の動作を再現することで「笑い」と同様の健康増進効果が期待できると大平氏。

福島県立医科大学や大阪大学で「笑って健康教室」の一環として「笑いヨガ」を導入しており、
標準治療中の糖尿病患者に笑いヨガを追加することで、HbA1cが有意に改善したとの検討結果も得られているそうだ。

薬にはない「笑い」の副次作用

 「笑いヨガを体験することで、もともとあまり笑わなかった人も楽しくなるケースは多い。

要は形から入っても“笑い”の動作を実践することで、どんどん面白い気分が増すということ」と大平氏。

さらに、心から笑えなくても「作り笑い」や「笑顔」でも末梢の血流が増加するとの検討結果もあるそうだ。

「作り笑いをすることで、身体から精神の緊張を解きほぐすことができる。それだけではない、笑いは伝染する。

例えば、自分が胃薬を飲んで隣の人の胃の症状が治ることはないが、笑顔や笑いは周りに伝わる。

自分で意識して笑える機会を増やすことが周囲の健康や幸せな環境作りにもつながると思う」と話した。

2018年05月30日

排尿時間、男と女どっちがどれだけ長いか? 男で21秒以上は前立腺肥大?

排尿時間、男と女どっちがどれだけ長いか? 男で21秒以上は前立腺肥大?
提供元:ケアネット
公開日:2018/05/30
排尿時間、男と女どっちがどれだけ長いか?のイメージ

 「あなたは自分が何秒間おしっこしているか知っていますか?」

 男女別の排尿時間という、これまで泌尿器科、婦人科の世界できちんと検証されてこなかったシンプルな疑問を明らかにしたのは、旭川医科大学病院臨床研究支援センターの松本 成史氏。

5月25日〜27日に大阪で開催された日本抗加齢医学会のシンポジウム中でその研究成果を発表した。

 ヒトの排尿に関する数値としては、1回20〜30秒、1回200〜400mL、1日1,000〜1,500mL、1日5〜7回などが標準とされている。

しかし、「ヒトの本当の1回の排尿時間を実際に測定して分析した研究報告はこれまでなかった」(松本氏)。

一方で、すべての哺乳類の平均排尿時間は、体の大きさに関係なく、21±13秒と結論付けられており、この研究論文は2015年のイグ・ノーベル賞を受賞している(Yang PJ, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2014;111:11932-11937.)。

 松本氏は、これらを日本人で実証すべく、本研究を行った。

 調査対象は、NHKの番組企画に協力してくれた20歳以上の3,719人(男性2,373人、女性1,336人)。

「通常の尿意」の際の排尿時間(尿が実際に出始め、出終わるまでの時間)を自己計測し、高血圧、糖尿病、腎機能障害の有無、過活動膀胱症状スコア、国際前立腺症状スコアとQOLスコア(男性のみ)などとともに自己申告で記載してもらった。

 その結果、平均排尿時間は、男性(平均63.36±11.72歳)で29.00±20.62秒、
女性(平均52.63±13.05歳)で18.05±12.48秒と、

男性のほうが10秒以上上回った。

排尿時間は、尿道が長い男性のほうが女性より長いと一般的に考えられており、それを裏付ける結果となった。

 年齢との関係を見ると、男女とも排尿時間は加齢とともに有意に延長。

自己申告に基づく高血圧、腎機能障害等の有病者と健常者の比較では、有病者グループのほうが男女とも有意に長かった。

 哺乳類標準である「21秒」との乖離について松本氏は、

「(排尿時間を延長させる)前立腺肥大の影響がないと考えられる

20〜50歳に限ると、男性の平均は21.98±17.87秒である」とし、先行研究と矛盾しない結果だと説明する。

それも踏まえ、「排尿時間は自己測定が容易であり、アンチエイジング、疾病早期発見の1つの指標になりえる。とくに男性については、[21秒]はわかりやすい数値だ」と話している。

(ケアネット 風間 浩)

2018年05月21日

カリウムは血圧を下げる天然薬

カリウムには余分な塩分を尿と一緒にだらだの外に出す作用があります。
食事からの塩分選手を控えるとともに、
積極的にカリウムをとることで血圧を下げることができます。
カリウムは野菜や芋類、果物に多く含まれています。
ほうれん草、小松菜、ジャガイモ、アボガド、バナナなど

2018年05月16日

スタチン(高脂血症・脂質異常症改善薬)は認知症を促進させない,むしろ予防してくれるー真逆な結果!

スタチンと認知症・軽度認知障害リスクに関するメタ解析
提供元:ケアネット
公開日:2018/05/16

 すべての認知症、アルツハイマー型認知症、血管性認知症や軽度認知障害のリスクとスタチン使用との関連について、台湾・Kaohsiung Veterans General HospitalのChe-Sheng Chu氏らが、システマティックレビュー、メタ解析を実施した。Scientific reports誌2018年4月11日号の報告。

 2017年12月27日までの、成人におけるスタチンの使用と認知機能低下に関する研究を、主要な電子データベースより検索を行った。各研究の効果量を統合するため、相対リスク(RR)を算出するランダム効果メタ解析を実施した。

 主な結果は以下のとおり。

・適格基準を満たしていた研究は、25報であった。
・スタチン使用と認知症リスクとの関連は以下のとおり。
 ●すべての認知症リスクの有意な低下と関連(16報、調整RR:0.849、95%CI:0.787〜0.916、p=0.000)
 ●アルツハイマー型認知症リスクの有意な低下と関連(14報、調整RR:0.719、95%CI:0.576〜0.899、p=0.004)
 ●軽度認知障害リスクの有意な低下と関連(6報、調整RR:0.737、95%CI:0.556〜0.976、p=0.033)
 ●血管性認知症と有意な関連は認められなかった(3報、調整RR:1.012、95%CI:0.620〜1.652、p=0.961)
・サブグループ解析では、水溶性スタチンは、すべての認知症リスク低下と関連が認められ(調整RR:0.877、95%CI:0.818〜0.940、p=0.000)、アルツハイマー型認知症リスクが低くなる可能性が示唆された(調整RR:0.619、95%CI:0.383〜1.000、p=0.050)。
・脂溶性スタチンは、アルツハイマー型認知症リスク低下と関連が認められたが(調整RR:0.639、95%CI:0.449〜0.908、p=0.013)、すべての認知症との関連は認められなかった(調整RR:0.738、95%CI:0.475〜1.146、p=0.176)。

 著者らは「本メタ解析では、スタチンの使用は、すべての認知症、アルツハイマー型認知症、軽度認知障害のリスク低下と関連が認められたが、血管性認知症リスク低下との関連は認められなかった」としている。

■関連記事
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アルツハイマーの予防にスタチン!?

(鷹野 敦夫)

原著論文はこちら

Chu CS, et al. Sci Rep. 2018;8:5804.
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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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