2012年03月03日
インテル スマート レスポンス テクノロジー(ISRT)を試す。 ん?起動しない??
本日は組立PCのお話です。
今更なんですが、Z68マザーから搭載されている機能の
インテル スマート レスポンス テクノロジー(Intel Smart Response Technology)を
試してみました。
Intel Smart Response Technologyやら、intel rapid storage technologyやら、
何が正しい名前なのかよく分かっておりませんが、
要するにSSDとHDDを組み合わせてPCに組み込む機能の事です。
今までも何度となくSSDに関する有効性のブログは書いてきました。
SSDに関する過去記事はコチラ
SSDを搭載するだけでパソコンの挙動は劇的に向上しますので、
私が今、個人向けにPCを組み上げるなら、絶対に外したくないアイテムなのですが、
SSD導入に一番のハードルになるのが、やはり価格ですね。
コストパフォーマンスで人気のCrucial M4だって128GBで14000円前後はします。
容量だけで比較するとHDDなんかとは比べられないほど割高です。
また購入するSSDの容量や、利用者がPCに求める容量にも左右される事ですが、
SSDだけでの利用はあまり実用的ではないと思われますので、
SSDとHDDとの差額だけで導入を検討出来る訳ではなく、
単純にSSDと言う高価なパーツを追加導入で検討する事が必要となり、
やはり導入のハードルは非常に高いものです。
そんな中Z68マザー以降に導入されたIntel Smart Response Technologyは中々魅力的です。
基本的なデータは好みのサイズのHDDに格納する事になるのですが、
そのHDDデータの良く利用する部分や、HDDに格納するデータを一時的に
SSDをキャッシュとして利用させる技術で、
SSDのレスポンスの良さと、
HDDの安価な大容量性をハイブリッドで利用する事が出来るのです。
と言いながらも、やはり自分で体験してみないと、半信半疑といいますか、
そんな美味しい技術なんてあるんだろうか?と思ってしまうのは当たり前。
で、今回、それをテスト出来る環境が整いましたので動画にでもまとめてみようと思ったのです。
まずPCパーツの構成は以下の通りです。
CPU : Intel Core i5 2400
MB : GIGABYTE Z68MA-D2H-B3
MainMemory : DDR3 PC3-10600 4GBx2
SSD : Intel 320 120GB
HDD : WD10EARX (1TB)
OS : Windows7 HomePremium 64Bit
何はともあれ、まずはSSDキャッシュの性能を試してみたい!って訳で、
OSのインストールの準備をします。
手順はそんなに難しくありません。
1) まずPCにSSDとHDDの両方を組み込みます。
2) BIOSでRAID(XHD)設定を施します。
3) WindowsディスクでHDDにOSをインストールします。
特にインストール途中でRAID用ドライバ等をインストールする必要はありません。
Vista以降のOSでは、自動的に専用RAIDドライバがインストールされる様です。
4) Windowsインストール終了後、マザーに付属のドライバディスクで
ドライバーのインストールを行います。
もちろん肝心のintel rapid storage technologyのインストールはお忘れなく。
5) ドライバインストール終了&再起動が終わったら、
intel rapid storage technologyを開き、HDDに対する”高速化”を施します。
当該のSSDとHDDを選択するだけでほぼデフォルト項目のまんまでOKです。
機能モードに「拡張」と「高速」の2種類があるのですが、
普通なら「高速」の方で良いかと思われます。
まぁ言ってしまえばそれだけでOKです。
いやーこれでSSDとHDDの良い所どり!
って事でウハウハ気分で動画撮影の準備を始めたのですが、
再起動すると、OSが見つからないって事でWindowsが立ち上がらなくなってしまいました。。。
最初、何が起こっているのかサッパリ理解出来ず、
何かインストールとか、設定でミスでもしたのか? はたまたBIOS設定をミスったか??と
色々試してみるもサッパリ原因は分からず。
そしてもっと言えば二度とWindowsを起動させる事も出来ず。。。 orz
暗中模索で思考が論理的ではなくなってしまい、
この上にもう一度Windowsをインストールするのか?と、インストールを試してみたり。
#結局、まったくディスクが認識されておらずインストールどころではなかったのですが。
1時間ほど色々試してみたのですが、結局は一旦レイドを削除し、
(つまり一旦インストールした内容は諦めた訳です。)
最初からインストールを試してみました。
今度は必要なドライバやユーティリティソフト以外はインストールさせない様に
自動ではなく、自分自身の手で注意深くインストールを施しました。
で再びintel rapid storage technology画面を呼び出して、SSDキャッシュの設定を施します。
そして祈るような気持ちで再起動。。。。
んが、やっぱりWindowsを起動させられず。 o... rz
ついには3度目のWindowsインストールに突入。
今度はintel rapid storage technologyの設定前に、
HDDとSSDのMBでのポートの変更(HDDをSATA0、SSDをSATA1に変更)
BIOSのアップデート、
Windows Updateの適用、
最新版intel rapid storage technologyの適用など、やれそうな事は全てやってから、
再びSSDキャッシュによる高速化の適用を施してみました。
再び手を合わせながら画面を見守ると、、、
やっとIntel Smart Response Technologyを適用させる事が出来ました。
本当なら1つ1つやりながら原因を探ってみたいところでしたが、
1回失敗するとOSの再インストールと言う大きなタイムロスがあるので、
そこまで細々とやっている時間も根気もなく、
一気にやってしまったので、「ここがポイント」ってところを報告出来ませんが、
同じ悩みの方には、ほんの少しは参考にしてもらえますかね??
ちなみに知らなかったのですが、
Intel Smart Response Technologyで利用できるSSDキャッシュの容量は
64GBまでですので、それ以上のサイズのSSDを買ってきても、
残り容量を通常ドライブとでしか役立てる事が出来ませんのでご注意を。
まぁ紆余曲折、相当の時間を費やして作った検証動画はコチラです。
今更なんですが、Z68マザーから搭載されている機能の
インテル スマート レスポンス テクノロジー(Intel Smart Response Technology)を
試してみました。
Intel Smart Response Technologyやら、intel rapid storage technologyやら、
何が正しい名前なのかよく分かっておりませんが、
要するにSSDとHDDを組み合わせてPCに組み込む機能の事です。
今までも何度となくSSDに関する有効性のブログは書いてきました。
SSDに関する過去記事はコチラ
SSDを搭載するだけでパソコンの挙動は劇的に向上しますので、
私が今、個人向けにPCを組み上げるなら、絶対に外したくないアイテムなのですが、
SSD導入に一番のハードルになるのが、やはり価格ですね。
コストパフォーマンスで人気のCrucial M4だって128GBで14000円前後はします。
容量だけで比較するとHDDなんかとは比べられないほど割高です。
また購入するSSDの容量や、利用者がPCに求める容量にも左右される事ですが、
SSDだけでの利用はあまり実用的ではないと思われますので、
SSDとHDDとの差額だけで導入を検討出来る訳ではなく、
単純にSSDと言う高価なパーツを追加導入で検討する事が必要となり、
やはり導入のハードルは非常に高いものです。
そんな中Z68マザー以降に導入されたIntel Smart Response Technologyは中々魅力的です。
基本的なデータは好みのサイズのHDDに格納する事になるのですが、
そのHDDデータの良く利用する部分や、HDDに格納するデータを一時的に
SSDをキャッシュとして利用させる技術で、
SSDのレスポンスの良さと、
HDDの安価な大容量性をハイブリッドで利用する事が出来るのです。
と言いながらも、やはり自分で体験してみないと、半信半疑といいますか、
そんな美味しい技術なんてあるんだろうか?と思ってしまうのは当たり前。
で、今回、それをテスト出来る環境が整いましたので動画にでもまとめてみようと思ったのです。
まずPCパーツの構成は以下の通りです。
CPU : Intel Core i5 2400
MB : GIGABYTE Z68MA-D2H-B3
MainMemory : DDR3 PC3-10600 4GBx2
SSD : Intel 320 120GB
HDD : WD10EARX (1TB)
OS : Windows7 HomePremium 64Bit
何はともあれ、まずはSSDキャッシュの性能を試してみたい!って訳で、
OSのインストールの準備をします。
手順はそんなに難しくありません。
1) まずPCにSSDとHDDの両方を組み込みます。
2) BIOSでRAID(XHD)設定を施します。
3) WindowsディスクでHDDにOSをインストールします。
特にインストール途中でRAID用ドライバ等をインストールする必要はありません。
Vista以降のOSでは、自動的に専用RAIDドライバがインストールされる様です。
4) Windowsインストール終了後、マザーに付属のドライバディスクで
ドライバーのインストールを行います。
もちろん肝心のintel rapid storage technologyのインストールはお忘れなく。
5) ドライバインストール終了&再起動が終わったら、
intel rapid storage technologyを開き、HDDに対する”高速化”を施します。
当該のSSDとHDDを選択するだけでほぼデフォルト項目のまんまでOKです。
機能モードに「拡張」と「高速」の2種類があるのですが、
普通なら「高速」の方で良いかと思われます。
まぁ言ってしまえばそれだけでOKです。
いやーこれでSSDとHDDの良い所どり!
って事でウハウハ気分で動画撮影の準備を始めたのですが、
再起動すると、OSが見つからないって事でWindowsが立ち上がらなくなってしまいました。。。
最初、何が起こっているのかサッパリ理解出来ず、
何かインストールとか、設定でミスでもしたのか? はたまたBIOS設定をミスったか??と
色々試してみるもサッパリ原因は分からず。
そしてもっと言えば二度とWindowsを起動させる事も出来ず。。。 orz
暗中模索で思考が論理的ではなくなってしまい、
この上にもう一度Windowsをインストールするのか?と、インストールを試してみたり。
#結局、まったくディスクが認識されておらずインストールどころではなかったのですが。
1時間ほど色々試してみたのですが、結局は一旦レイドを削除し、
(つまり一旦インストールした内容は諦めた訳です。)
最初からインストールを試してみました。
今度は必要なドライバやユーティリティソフト以外はインストールさせない様に
自動ではなく、自分自身の手で注意深くインストールを施しました。
で再びintel rapid storage technology画面を呼び出して、SSDキャッシュの設定を施します。
そして祈るような気持ちで再起動。。。。
んが、やっぱりWindowsを起動させられず。 o... rz
ついには3度目のWindowsインストールに突入。
今度はintel rapid storage technologyの設定前に、
HDDとSSDのMBでのポートの変更(HDDをSATA0、SSDをSATA1に変更)
BIOSのアップデート、
Windows Updateの適用、
最新版intel rapid storage technologyの適用など、やれそうな事は全てやってから、
再びSSDキャッシュによる高速化の適用を施してみました。
再び手を合わせながら画面を見守ると、、、
やっとIntel Smart Response Technologyを適用させる事が出来ました。
本当なら1つ1つやりながら原因を探ってみたいところでしたが、
1回失敗するとOSの再インストールと言う大きなタイムロスがあるので、
そこまで細々とやっている時間も根気もなく、
一気にやってしまったので、「ここがポイント」ってところを報告出来ませんが、
同じ悩みの方には、ほんの少しは参考にしてもらえますかね??
ちなみに知らなかったのですが、
Intel Smart Response Technologyで利用できるSSDキャッシュの容量は
64GBまでですので、それ以上のサイズのSSDを買ってきても、
残り容量を通常ドライブとでしか役立てる事が出来ませんのでご注意を。
まぁ紆余曲折、相当の時間を費やして作った検証動画はコチラです。
この様に起動だけでも、この機能を使えば若干高速化出来ているのが分かると思います。
ちなみにこの動画に収めたのはIntel Smart Response Technologyを適用して
何度か再起動させたり、いくつかのソフトを利用した後の収録です。
と、言うのも何度か起動させたり、PCを使う事で、必要な?利用頻度の高い?
データをSSDにキャッシュして高速化を図る技術だと、
どこかのサイトで読んだ記憶があるからです。
この情報の真偽のほどは良くわかりませんが、
確かに2回目以降の起動の方が、起動スピードが速かったのは確かでした。
さて、上の動画では起動だけしか収録していないので、
”起動は高速化してるけど、あまり大差ないな”って印象を受けるかもしれません。
しかし、実際にPCを使ってみると、HDDのみで使うのとは
全く利用感覚が異なっていました。
確かに高速化してる!って実感出来ました。
ただし、動画の様にSSDだけにWindowsをインストールした場合に比べると、
やはりその効果は、お世辞にも”絶大”とは言い難いものです。
SSDに出費出来る予算が少額ならば、
比較的安価に購入できる60GB前後のモデルを購入してきて
SSDキャッシュを利用するのもアリだと思いますが、
やはり一番快適なのは実用的に耐えうる120GB以上のSSDと
大きなサイズでデータ保存用のHDDを購入してきて、
SSDにOS、HDDにデータと両方を別々に起動させるのが
一番なのではないかと思ったのでした。
どちらにしても、SSDは本当にオススメですよ。
すでに買ってしまっているPCにだってSSDを追加して高速化させる事をオススメしたいです。
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