2011年09月21日
動きの悪くなったPCを蘇らせるために
ウチには数台のXPパソコンがありますが、近頃めっきりと動きが鈍くなってしまいました。
私のお客さんには、動きが遅くなると、
”PC内にある画像、映像、音楽等を削除”
して動作の改善を図ろうとする人が多いのです。
どこからそんな情報が広まったのか知りませんが、
そういった対処方法はあまり意味のない事が多いですね。
人間がマラソンしている訳じゃないんですから、
重い荷物をとってやれば速くなるって感覚がナンセンスですね。
ただし、HDDの残り容量が極端に少なくなっている場合には効果がある事もあります。
そうではなく、数十GBの残り容量があるならほぼ意味がない事でしょう。
じゃぁ何故動きが悪くなるのか?
主な原因は以下の様な事が考えられます。
○ディスク内データの断片化が進行した。
○ディスク内データの整合性が悪くなった。(HDDそのものの寿命が近づいている可能性も。。)
○Windowsのアップデートが重ねられ、必要とするメモリ量が増加した。
○常駐するソフトウェアが増えた。
○不要なデータが増えすぎた。
○パソコン内部に物理的にホコリなどが溜まって問題が起こっている。
その他にもウイルスの感染等の可能性もありますが、最近はウイルス対策ソフトが色々と
手に入りやすい環境が整っていると思うので、今日はスルー致します。
そんな訳で普通に使っていても、購入した時よりも次第に動きが悪くなり、
重くなってしまうのは当然と言えるので、自分の使い方が悪いんじゃないか?
などと思うのは間違いですのでご安心下さい。
では対処法を書いていきたいと思います。
○ディスク内データの断片化が進行した。
少し意味が分かりにくいかもしれませんが、簡単に説明すると、
WindowsなどのOSを通して見れば、たとえば画像などは、あるフォルダ内に
1つのファイルデータの塊として存在している様にみえますが、
実はハードディスク上ではあちらこちらに散らばって保存されております。
これはPCの使用期間が長ければ長くなるほど、細かく散らばってしまう傾向にあります。
それを”断片化”と言い、Windowsやプログラム、ファイルのデータの断片化の進行は
丁寧にPCを使っていたとしても避けられるものではなく、また、断片化すると、
立ち上がりが遅くなったり、動きが悪くなったりする訳です。
これの対処方法としてはデフラグと言われる操作が一般的です。
この断片化解消方法はXPなどでも標準のツールとして装備されておりますので、
誰でも簡単に解消する事が出来ます。
作業には非常に時間がかかる事と、HDDに大きな負担をかけますので、
老朽化したHDDでは故障の原因になる恐れがある事を覚えておかねばなりません。
○ディスク内データの整合性が悪くなった。(HDDそのものの寿命が近づいている可能性も。。)
データの整合性も自然とおかしくなってしまうものです。
HDDの部分的な自然損耗が原因になったり、PCのフリーズが原因だったり、
様々な原因が考えられますが、
要するにHDD上のあるべき位置にデータが存在しなくなってしまう事を意味しており、
それの対処法としては、
□Windowsの再インストールをする
□レジストリ修復ツールを利用
と言う事になると思います。
最近は無料のツールも簡単に手に入れる事が出来ますが、
自信の無い方は、有料でも有名メーカーのツールを手に入れると良いでしょう。
また、この作業により、PCが起動しなくなる事もある様ですので、
自己責任での作業と言う事になりますね。
○Windowsのアップデートが重ねられ、必要とするメモリ量が増加した。
イマイチ納得のし難い事かもしれませんが、
XPなども発売当初はメモリが512MBもあれば十分動いていたのですが、
サービスパックと言う形で、様々なセキュリティー強化、機能追加等が加えられた結果、
現状では1GB以上のメモリを積んでいないと、非常に動きが重くなっている様に感じます。
今はメモリが非常に安くなっており、数千円で数GBのメモリが手に入りますので、
購入される事をススメたいですね。
ちなみにメモリを増やすために何か下準備が必要だとか、
OSの再インストールが必要とか言う事もありません。
空きスロットがあれば、そこにメモリモジュールを差すだけで機能します。
ただし、PCにはそれぞれメモリ搭載量の上限がありますので、
ネット等で調べてから購入されると良いでしょう。
○常駐するソフトウェアが増えた。
そもそもメーカー製のPCでは、買った時から常駐するソフトウェアが多い傾向にあります。
一番分かりやすいのは、起動したら自動的に表示されるCDやDVDのためのライティングソフトや
メーカーと通信してアップデートを探るツール、無線LAN接続の管理ツール等
その上、ユーザーがインストールするソフトにも常駐起動を埋め込むソフトがあったり、
気がつけば、ただPCの電源を入れるだけで、
タスクバーにはズラズラとアイコンが並ぶ様になったりするものです。
これの対処法としては、インストールされているプログラムの見直しを図る事です。
使っていないプログラムはサックリ削除してしまうと良いでしょう。
そのご、スタートアップフォルダを見て、
必要がないと思うアイコンは削除してしまうと良いでしょう。
○不要なデータが増えすぎた。
これまた丁寧に使っていても不要なデータというものがPC内には蓄積されていくものです。
たとえばインストールや、インターネット閲覧のための一時ファイルや、
インターネットのウェブサイト閲覧時に作成される履歴データやページデータ、クッキー等々。
これらが溜まり過ぎると、やはり快適なPC起動の妨げになります。
一定期間ごとにクリーニングしてやるのが良いと思います。
さてでは、私がもしPCの動作改善を依頼されたら、どんな作業をするのか?
もちろんクライアントのお支払い出来る費用にも左右される訳ですが、、、
私のお客さんには、動きが遅くなると、
”PC内にある画像、映像、音楽等を削除”
して動作の改善を図ろうとする人が多いのです。
どこからそんな情報が広まったのか知りませんが、
そういった対処方法はあまり意味のない事が多いですね。
人間がマラソンしている訳じゃないんですから、
重い荷物をとってやれば速くなるって感覚がナンセンスですね。
ただし、HDDの残り容量が極端に少なくなっている場合には効果がある事もあります。
そうではなく、数十GBの残り容量があるならほぼ意味がない事でしょう。
じゃぁ何故動きが悪くなるのか?
主な原因は以下の様な事が考えられます。
○ディスク内データの断片化が進行した。
○ディスク内データの整合性が悪くなった。(HDDそのものの寿命が近づいている可能性も。。)
○Windowsのアップデートが重ねられ、必要とするメモリ量が増加した。
○常駐するソフトウェアが増えた。
○不要なデータが増えすぎた。
○パソコン内部に物理的にホコリなどが溜まって問題が起こっている。
その他にもウイルスの感染等の可能性もありますが、最近はウイルス対策ソフトが色々と
手に入りやすい環境が整っていると思うので、今日はスルー致します。
そんな訳で普通に使っていても、購入した時よりも次第に動きが悪くなり、
重くなってしまうのは当然と言えるので、自分の使い方が悪いんじゃないか?
などと思うのは間違いですのでご安心下さい。
では対処法を書いていきたいと思います。
○ディスク内データの断片化が進行した。
少し意味が分かりにくいかもしれませんが、簡単に説明すると、
WindowsなどのOSを通して見れば、たとえば画像などは、あるフォルダ内に
1つのファイルデータの塊として存在している様にみえますが、
実はハードディスク上ではあちらこちらに散らばって保存されております。
これはPCの使用期間が長ければ長くなるほど、細かく散らばってしまう傾向にあります。
それを”断片化”と言い、Windowsやプログラム、ファイルのデータの断片化の進行は
丁寧にPCを使っていたとしても避けられるものではなく、また、断片化すると、
立ち上がりが遅くなったり、動きが悪くなったりする訳です。
これの対処方法としてはデフラグと言われる操作が一般的です。
この断片化解消方法はXPなどでも標準のツールとして装備されておりますので、
誰でも簡単に解消する事が出来ます。
作業には非常に時間がかかる事と、HDDに大きな負担をかけますので、
老朽化したHDDでは故障の原因になる恐れがある事を覚えておかねばなりません。
○ディスク内データの整合性が悪くなった。(HDDそのものの寿命が近づいている可能性も。。)
データの整合性も自然とおかしくなってしまうものです。
HDDの部分的な自然損耗が原因になったり、PCのフリーズが原因だったり、
様々な原因が考えられますが、
要するにHDD上のあるべき位置にデータが存在しなくなってしまう事を意味しており、
それの対処法としては、
□Windowsの再インストールをする
□レジストリ修復ツールを利用
と言う事になると思います。
最近は無料のツールも簡単に手に入れる事が出来ますが、
自信の無い方は、有料でも有名メーカーのツールを手に入れると良いでしょう。
また、この作業により、PCが起動しなくなる事もある様ですので、
自己責任での作業と言う事になりますね。
○Windowsのアップデートが重ねられ、必要とするメモリ量が増加した。
イマイチ納得のし難い事かもしれませんが、
XPなども発売当初はメモリが512MBもあれば十分動いていたのですが、
サービスパックと言う形で、様々なセキュリティー強化、機能追加等が加えられた結果、
現状では1GB以上のメモリを積んでいないと、非常に動きが重くなっている様に感じます。
今はメモリが非常に安くなっており、数千円で数GBのメモリが手に入りますので、
購入される事をススメたいですね。
ちなみにメモリを増やすために何か下準備が必要だとか、
OSの再インストールが必要とか言う事もありません。
空きスロットがあれば、そこにメモリモジュールを差すだけで機能します。
ただし、PCにはそれぞれメモリ搭載量の上限がありますので、
ネット等で調べてから購入されると良いでしょう。
○常駐するソフトウェアが増えた。
そもそもメーカー製のPCでは、買った時から常駐するソフトウェアが多い傾向にあります。
一番分かりやすいのは、起動したら自動的に表示されるCDやDVDのためのライティングソフトや
メーカーと通信してアップデートを探るツール、無線LAN接続の管理ツール等
その上、ユーザーがインストールするソフトにも常駐起動を埋め込むソフトがあったり、
気がつけば、ただPCの電源を入れるだけで、
タスクバーにはズラズラとアイコンが並ぶ様になったりするものです。
これの対処法としては、インストールされているプログラムの見直しを図る事です。
使っていないプログラムはサックリ削除してしまうと良いでしょう。
そのご、スタートアップフォルダを見て、
必要がないと思うアイコンは削除してしまうと良いでしょう。
○不要なデータが増えすぎた。
これまた丁寧に使っていても不要なデータというものがPC内には蓄積されていくものです。
たとえばインストールや、インターネット閲覧のための一時ファイルや、
インターネットのウェブサイト閲覧時に作成される履歴データやページデータ、クッキー等々。
これらが溜まり過ぎると、やはり快適なPC起動の妨げになります。
一定期間ごとにクリーニングしてやるのが良いと思います。
さてでは、私がもしPCの動作改善を依頼されたら、どんな作業をするのか?
もちろんクライアントのお支払い出来る費用にも左右される訳ですが、、、
出来る限り快適な状態にして欲しいと言われれば、行う処置は2つですね。
1)メモリを上限まで増やしてやる。
一世代、二世代前のノートPCのメモリ搭載上限は4GBの事が多いですね。
で、4GBを購入しても今なら4000円〜5000円程度。
これはやってやらないと損ですね。
#32bitOSでは、4GBすべてが役に立つ訳ではないのは言うまでもありませんが。
#せめてグラフィック用のメモリを共用している事も多いので、
#BIOS設定で目一杯ふってやって良いでしょう。特に効果を感じる事はないでしょうが^^;;
2)SSDを搭載してやる。
大容量のSSDは非常に高価ですので、PCの使い方によっては困難な事もありますが、
OSを格納するBoot用ドライブが120GB程度でも問題がないのならば、
SSDを搭載してやりましょう。
これは非常に効果があります。 参考は以前に作成した動画をどうぞ。
この動画は起動だけをフィーチャーしたものですが、実際のPCの動作も、
誰もが体感出来るほど素早くなります。
またSSDの新規搭載はイコールとしてOSの再インストールと言う事になるでしょうから、
本当に快適なものになるでしょう。
ちなみに120GBでは容量が不足するユーザーの場合は、セカンドディスクとして、
それまで使っていたHDDを利用するだとかすれば良いですね。
ノートPC等で、本体に内蔵出来ない場合でも、
HDDを外付けドライブ化するキット等を利用すれば安く済みます。
3)再インストールした状態をなるべく保つために
再インストール後、すぐに常駐必要のないプログラムの最適化等を行うのはもちろんですが、
その良い状態をいつまでもキープする事も、重要だと思います。
難しくて自信の無い方や、面倒だと思う方は、ノートンユーティリティーズ等の
ソフトウェアを利用するにも良いと思います。
一定期間毎に最適化する設定をしておけば、
ディスクの最適化やレジストリのチェック、データの断片化処理、
一時ファイルやクッキーの削除等、
良い状態保つための基本的な作業を自動的に済ませてくれます。
最近は4万円も出せば新しいPCが手に入る時代になりましたので、
現状のPCをクリーンアップするのが良いのか、新しいPCを買えば良いのか?
判断が難しくもなりましたが、
一度使い方に慣れてしまったPCを手放すのは中々難しいものですよね。
また使い慣れたソフトウェアが移行出来るのかどうか?と言うのも気になるところです。
愛機の劇的チューンナップに興味のある方は是非メモリとSSDの搭載を試してみてください。
SSDは安いものではありませんが、効果は絶大ですので。
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1)メモリを上限まで増やしてやる。
一世代、二世代前のノートPCのメモリ搭載上限は4GBの事が多いですね。
で、4GBを購入しても今なら4000円〜5000円程度。
これはやってやらないと損ですね。
#32bitOSでは、4GBすべてが役に立つ訳ではないのは言うまでもありませんが。
#せめてグラフィック用のメモリを共用している事も多いので、
#BIOS設定で目一杯ふってやって良いでしょう。特に効果を感じる事はないでしょうが^^;;
2)SSDを搭載してやる。
大容量のSSDは非常に高価ですので、PCの使い方によっては困難な事もありますが、
OSを格納するBoot用ドライブが120GB程度でも問題がないのならば、
SSDを搭載してやりましょう。
これは非常に効果があります。 参考は以前に作成した動画をどうぞ。
この動画は起動だけをフィーチャーしたものですが、実際のPCの動作も、
誰もが体感出来るほど素早くなります。
またSSDの新規搭載はイコールとしてOSの再インストールと言う事になるでしょうから、
本当に快適なものになるでしょう。
ちなみに120GBでは容量が不足するユーザーの場合は、セカンドディスクとして、
それまで使っていたHDDを利用するだとかすれば良いですね。
ノートPC等で、本体に内蔵出来ない場合でも、
HDDを外付けドライブ化するキット等を利用すれば安く済みます。
3)再インストールした状態をなるべく保つために
再インストール後、すぐに常駐必要のないプログラムの最適化等を行うのはもちろんですが、
その良い状態をいつまでもキープする事も、重要だと思います。
難しくて自信の無い方や、面倒だと思う方は、ノートンユーティリティーズ等の
ソフトウェアを利用するにも良いと思います。
一定期間毎に最適化する設定をしておけば、
ディスクの最適化やレジストリのチェック、データの断片化処理、
一時ファイルやクッキーの削除等、
良い状態保つための基本的な作業を自動的に済ませてくれます。
最近は4万円も出せば新しいPCが手に入る時代になりましたので、
現状のPCをクリーンアップするのが良いのか、新しいPCを買えば良いのか?
判断が難しくもなりましたが、
一度使い方に慣れてしまったPCを手放すのは中々難しいものですよね。
また使い慣れたソフトウェアが移行出来るのかどうか?と言うのも気になるところです。
愛機の劇的チューンナップに興味のある方は是非メモリとSSDの搭載を試してみてください。
SSDは安いものではありませんが、効果は絶大ですので。
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