2012年10月05日
最近目についたカードとは?
先日からデッキ考察を行いたいと申し上げているのですが、デッキ考察の記事は当方のペースだと1つの記事を作成するのに数時間かかってしまうため、纏まった(まとまった)時間がある時でないと更新できないのです。僅か(わずか)でも楽しみして下さっている方はいるのかな? といった感じだと思いますがもう少々お待ち下さいませ。
ということで本日はカード考察に近い記事になってしまうのですが、最近面白そうなカードを目にしました。
そのカードとは こいつになります。
「悪魔への貢物(あくまへのみつぎもの)」
通常魔法
フィールド上に存在する特殊召喚されたモンスター1体を墓地へ送り、自分の手札からレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
初出の「STARDUST OVERDRIVE」ではなんとノーマルレアだったカードです。ですが、今年の8月11日に発売された「DUELIST EDITION Volume 4」にてノーマルで収録された様なので入手はし易くなったと言えるでしょう。
「レスキューラビット」の登場によって再び「通常モンスター」が頻繁に使われるようになって約1年が経過しました。いまでは「レスキューラビット」デッキやその一種である「(ヴェルズ)ラギア」デッキといった「レスキューラビット」をキーカードとして「通常モンスター」を多数積んだデッキまで存在するくらいです。
「レスキューラビット」を使用するデッキでは、1種類の「通常モンスター」を3枚で1セットとして、それらを2セットか3セット、つまり6枚か9枚程「通常モンスター」をデッキに投入するのが基本となっていると聞いた事があります。
ということで今回紹介した「悪魔への貢物」なのですが、特殊召喚されたモンスターがフィールド上に存在するという事と、自分の手札にレベル4以下の「通常モンスター」が存在する事の2点が発動条件となっています。
今の環境で特殊召喚を行わないデッキというと特殊勝利を目指すデッキぐらいでしょうから、多くの一般的なデッキでは特殊召喚を行う事は当たり前に近い行為だと思われます。そのため上記の前者の発動条件を満たせる機会は少なくはないでしょう。
後者の発動条件に関して、これは自分のデッキに「通常モンスター」をある程度投入していればそこまで問題にはならない点かと思われます。上記の「レスキューラビット」をキーカードとしたデッキだとして3セット、9枚以上の「通常モンスター」を入れているデッキだとしたら、そうそう発動機会に困る事は無いでしょう。
ただし、「発動機会に必ずしも困らない訳では無い」と断言は当然できませんのでそれはあしからず。
このカードのように発動条件(や効果)に癖があるようなカードは好き嫌いが分かれる所だと思われます。
ですが、発動さえできれば対象は特殊召喚されたモンスター限定ですがノーコストの「ソウルテイカー」+特殊召喚版の「二重召喚」と同等の効果という事でなかなか強力かもしれない・・・ と考えた次第です。
対象モンスターを除去する効果は「破壊する」では無く「墓地へ送り」といった「墓地送り」の効果になるため、「次元の裂け目」や「マクロコスモス」が存在する状況だと「墓地へ送る」効果は適用できなくなってしまうため意味が無くなってしまうというデメリットが存在します。
が、それらのカードが発動されていない一般的な状況では「バウンス」と同じようにメリットとして捉える事ができるのではないでしょうか。つまり、「破壊」効果に対して耐性を持っているカード(例えば「スターダスト・ドラゴン」、「No.53 偽骸神 Heart−eartH」、「No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon」等)を除去する際には「破壊する」より「墓地へ送り」の方が適していますよね。
ただ、この「墓地送り」に関してはコストでは無く、対象を取る効果という裁定が出ているので使用する際に間違えない様注意が必要です。もしコストだったらこのカードの発動を無効化されたとしても、除去効果自体は適用できたのと同義だったため非常に強力だったんですけどね(^_^;)
また、2つ目の効果である「自分の手札からレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する」という効果が存在するため、一般的な(「通常モンスター」を使用しない・できない)デッキではこのカードが使用できなくなっている原因となりますが、上記で何回も申し上げている通り「レスキューラビット」をキーカードとする様な「通常モンスター」を多用するデッキでは素直にメリットとして見る事ができるかと思われます。
「レスキューラビット」デッキでは基本的に「通常モンスター」が手札に回ってきてしまうと不便に思われる事が多いと思われます。1番の理由は「レスキューラビット」の効果で呼び出すモンスターがいなくなってしまうためという事だと思われますが、別の理由として考えられる事は基本的に下級アタッカーとして使用するしか他に使い道が無くなってしまう、というのが理由に挙げられるでしょう。
当然「通常モンスター」であるため何も効果を持ち合わせてはいません。なので、手札に「通常モンスター」が2枚以上ありそれらを(エクシーズ召喚を行うために)同一ターン内に2体展開したいと考えても、「二重召喚」といったサポートを受けない限り同一ターンに展開することは基本的にはできませんよね。
ただ、モンスターを展開するためだけにカードを1枚消費するのは気が引ける・・・ という方も少なくはないかと思われます。そこで「二重召喚」と同様に(通常)モンスター展開の助けとなり、さらに相手の特殊召喚されたモンスターの除去まで行いアドバンテージを稼いでくれるこのカードは「通常モンスター」を多用するデッキでは大きな助けになるのではないか? と考えています。
今の環境で特殊召喚されているモンスターというと強力な効果、ステータスを持つ「エクシーズモンスター」や「暗黒界の龍神 グラファ」といった切り札級のモンスターの可能性が高いと思われるため、それらをノーコストで除去できるだけでも中々強力だと思いませんか?
そして、こちらはレベル4以下の「通常モンスター」を特殊召喚とモンスターを展開して、こちらも「エクシーズモンスター」を「エクシーズ召喚」する事ができれば大変良い流れと言えますよね。また「通常モンスター」を多用するデッキでしたら、発動さえできれば単純に+1のアドバンテージとなる「闇の量産工場」とは非常に相性が良さそうです。
ちなみに「デュアルモンスター」が手札でも「通常モンスター」として扱われていれば「HEROビート」デッキの隠し味の1枚として入れてみても面白いかなと思ったんですけどね〜(実際は「デュアルモンスター」はフィールド上と墓地に存在するときにしか「通常モンスター」として扱わないため、手札にある時は「効果モンスター」扱いとなってしまいます)
最後になりますが、カードにはその時の環境に適しているカード、そうではないカードも存在すると思われます。それらのカードの効果・特性が今の環境に適しているかどうかを見出して、うまい事生かしてあげられれば良いなと思っています。
今回の「悪魔への貢物」も「通常モンスター」が再び使われるようになった今でこそ、このカードが登場した当時より使えるチャンスが見出されたカードだと思いますので、本日はこのカードの紹介という形になりました。
見る人によっては「(まだ)実戦で使える様なカードでは無い」と評価する方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、まぁ こんなカードも存在するよってことで頭の片隅にでも入れておいて貰えればと思います(^^)
では本日は以上になります〜(後日もしかしたらこの記事をカード考察記事に修正する可能性があります)
ということで本日はカード考察に近い記事になってしまうのですが、最近面白そうなカードを目にしました。
そのカードとは こいつになります。
「悪魔への貢物(あくまへのみつぎもの)」
通常魔法
フィールド上に存在する特殊召喚されたモンスター1体を墓地へ送り、自分の手札からレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
初出の「STARDUST OVERDRIVE」ではなんとノーマルレアだったカードです。ですが、今年の8月11日に発売された「DUELIST EDITION Volume 4」にてノーマルで収録された様なので入手はし易くなったと言えるでしょう。
「レスキューラビット」の登場によって再び「通常モンスター」が頻繁に使われるようになって約1年が経過しました。いまでは「レスキューラビット」デッキやその一種である「(ヴェルズ)ラギア」デッキといった「レスキューラビット」をキーカードとして「通常モンスター」を多数積んだデッキまで存在するくらいです。
「レスキューラビット」を使用するデッキでは、1種類の「通常モンスター」を3枚で1セットとして、それらを2セットか3セット、つまり6枚か9枚程「通常モンスター」をデッキに投入するのが基本となっていると聞いた事があります。
ということで今回紹介した「悪魔への貢物」なのですが、特殊召喚されたモンスターがフィールド上に存在するという事と、自分の手札にレベル4以下の「通常モンスター」が存在する事の2点が発動条件となっています。
今の環境で特殊召喚を行わないデッキというと特殊勝利を目指すデッキぐらいでしょうから、多くの一般的なデッキでは特殊召喚を行う事は当たり前に近い行為だと思われます。そのため上記の前者の発動条件を満たせる機会は少なくはないでしょう。
後者の発動条件に関して、これは自分のデッキに「通常モンスター」をある程度投入していればそこまで問題にはならない点かと思われます。上記の「レスキューラビット」をキーカードとしたデッキだとして3セット、9枚以上の「通常モンスター」を入れているデッキだとしたら、そうそう発動機会に困る事は無いでしょう。
ただし、「発動機会に必ずしも困らない訳では無い」と断言は当然できませんのでそれはあしからず。
このカードのように発動条件(や効果)に癖があるようなカードは好き嫌いが分かれる所だと思われます。
ですが、発動さえできれば対象は特殊召喚されたモンスター限定ですがノーコストの「ソウルテイカー」+特殊召喚版の「二重召喚」と同等の効果という事でなかなか強力かもしれない・・・ と考えた次第です。
対象モンスターを除去する効果は「破壊する」では無く「墓地へ送り」といった「墓地送り」の効果になるため、「次元の裂け目」や「マクロコスモス」が存在する状況だと「墓地へ送る」効果は適用できなくなってしまうため意味が無くなってしまうというデメリットが存在します。
が、それらのカードが発動されていない一般的な状況では「バウンス」と同じようにメリットとして捉える事ができるのではないでしょうか。つまり、「破壊」効果に対して耐性を持っているカード(例えば「スターダスト・ドラゴン」、「No.53 偽骸神 Heart−eartH」、「No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon」等)を除去する際には「破壊する」より「墓地へ送り」の方が適していますよね。
ただ、この「墓地送り」に関してはコストでは無く、対象を取る効果という裁定が出ているので使用する際に間違えない様注意が必要です。もしコストだったらこのカードの発動を無効化されたとしても、除去効果自体は適用できたのと同義だったため非常に強力だったんですけどね(^_^;)
また、2つ目の効果である「自分の手札からレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する」という効果が存在するため、一般的な(「通常モンスター」を使用しない・できない)デッキではこのカードが使用できなくなっている原因となりますが、上記で何回も申し上げている通り「レスキューラビット」をキーカードとする様な「通常モンスター」を多用するデッキでは素直にメリットとして見る事ができるかと思われます。
「レスキューラビット」デッキでは基本的に「通常モンスター」が手札に回ってきてしまうと不便に思われる事が多いと思われます。1番の理由は「レスキューラビット」の効果で呼び出すモンスターがいなくなってしまうためという事だと思われますが、別の理由として考えられる事は基本的に下級アタッカーとして使用するしか他に使い道が無くなってしまう、というのが理由に挙げられるでしょう。
当然「通常モンスター」であるため何も効果を持ち合わせてはいません。なので、手札に「通常モンスター」が2枚以上ありそれらを(エクシーズ召喚を行うために)同一ターン内に2体展開したいと考えても、「二重召喚」といったサポートを受けない限り同一ターンに展開することは基本的にはできませんよね。
ただ、モンスターを展開するためだけにカードを1枚消費するのは気が引ける・・・ という方も少なくはないかと思われます。そこで「二重召喚」と同様に(通常)モンスター展開の助けとなり、さらに相手の特殊召喚されたモンスターの除去まで行いアドバンテージを稼いでくれるこのカードは「通常モンスター」を多用するデッキでは大きな助けになるのではないか? と考えています。
今の環境で特殊召喚されているモンスターというと強力な効果、ステータスを持つ「エクシーズモンスター」や「暗黒界の龍神 グラファ」といった切り札級のモンスターの可能性が高いと思われるため、それらをノーコストで除去できるだけでも中々強力だと思いませんか?
そして、こちらはレベル4以下の「通常モンスター」を特殊召喚とモンスターを展開して、こちらも「エクシーズモンスター」を「エクシーズ召喚」する事ができれば大変良い流れと言えますよね。また「通常モンスター」を多用するデッキでしたら、発動さえできれば単純に+1のアドバンテージとなる「闇の量産工場」とは非常に相性が良さそうです。
ちなみに「デュアルモンスター」が手札でも「通常モンスター」として扱われていれば「HEROビート」デッキの隠し味の1枚として入れてみても面白いかなと思ったんですけどね〜(実際は「デュアルモンスター」はフィールド上と墓地に存在するときにしか「通常モンスター」として扱わないため、手札にある時は「効果モンスター」扱いとなってしまいます)
最後になりますが、カードにはその時の環境に適しているカード、そうではないカードも存在すると思われます。それらのカードの効果・特性が今の環境に適しているかどうかを見出して、うまい事生かしてあげられれば良いなと思っています。
今回の「悪魔への貢物」も「通常モンスター」が再び使われるようになった今でこそ、このカードが登場した当時より使えるチャンスが見出されたカードだと思いますので、本日はこのカードの紹介という形になりました。
見る人によっては「(まだ)実戦で使える様なカードでは無い」と評価する方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、まぁ こんなカードも存在するよってことで頭の片隅にでも入れておいて貰えればと思います(^^)
では本日は以上になります〜(後日もしかしたらこの記事をカード考察記事に修正する可能性があります)