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2020年06月19日
温泉街の事件
岐阜北部のとある温泉街の旅館で働いてる友人から聞いた話です。
もう十年以上前の事件らしいんですが、
観光地に悪い噂が立つと困るので、未だにその地方の関係者の間ではタブー扱いらしいです。
その温泉街は村全体が高い山間にあって、冬は深雪に被われる場所です。
その集落からさらに2kmぐらい奥まった場所に、犬や猫連れでも宿泊できるというホテルがあったらしくて、
そこでの話なんですが。
ホテルには勤めて数年になるフロントマンがいました。
冬の観光シーズンの時期だったそうです。
ホテルも繁盛してたみたいで、その日も靴箱には色んなお客の靴がずらりと詰まっていました。
朝一で靴を玄関にずらりとならべるのが、彼の仕事の一つでした。
いつもように仕事をしていると、あるパンプスを手に取ったときちょっと気付いたんです。
薄いベージュ色のパンプスなんですけど、内側に黒い血みたいなものがついていました。
靴底一面がむらのある汚い染みになっていて、冷たく濡れていました。
チェックアウトの時間になって、客がどんどんホテルからでていきます。
玄関の靴もどんどん少なくなって、とうとう最後の一つになりました。
それがあの汚いパンプスでした。
11時過ぎになって、ようやくパンプスの持ち主がフロントまで降りてきました。
あまり印象に残らない、しいて言えば目つきの悪い女でした。
地味な安っぽい服を着ていて、
片手にはペットの籠を持っていましたが、毛布がかかっていて犬の種類までは見えませんでした。
「足にお怪我でもされましたか?」
フロントマンは一応尋ねました。
「さしでがましいようですが、お客様の履物にそれらしい跡がございましたので」と。
女は「靴はペットが汚したんだ」と答えて、すぐに帰って行きました。続きを読む...
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posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(旅館編)
2020年06月18日
【怖度★5】怪談「濡れた緑」◆ぁみ (怪談家/芸人/ありがとう)◆怪談ぁみ語◆
寝ようとしたら金縛りにあって…。
【怖度★5】怪談「濡れた緑」◆ぁみ (怪談家/芸人/ありがとう)◆怪談ぁみ語◆
posted by kowaidouga at 12:05| ありがとう ぁみ動画集
鏡の中のうしろ
「鏡の中のうしろが怖いの」
K子が突然そんな事言い出すものだから、僕は思わずお茶をこぼしてしまった。
「怖いって、何が?」
僕は半分笑いながら聞き返した。
ところがK子は真剣な顔で、
「うしろよ。鏡の中に写る自分の背後から、何か出てきそうで怖いの」と言う。
K子は中学が一緒で、地元から少し離れた高校に通うようになってから仲良くなり、1年ほど付き合っている。
運動は苦手でも、頭が良く、明るい性格のため友達も多い。
とてもそんな事を言い出す子では無い。
「何かあったの?」
僕は声のトーンを変えて、真剣に聞いてみた。
「3日くらい前かな。髪の毛をとかそうと思って鏡の前に座った時、背後に『何か』の気配を感じて・・・」
そう言ったきり黙ってしまった。
K子も自分が言ってる事がおかしいと思っているらしい。
「それからずっと?その・・・『何か』の気配は感じてるの?」
今度は僕から切り出す。
「うん。考えすぎなのかも知れないけど、そう思えば思うほど怖くなっていって・・・」
僕はK子のうしろにある鏡を見た。化粧台に取り付けられた大きな鏡。確かに気持ちは解らなくもないが。
「鏡をもう一枚置いてみたらどうかな?」
「・・・でも、『合わせ鏡はよくない』とも言うし」
そこで僕は吹き出してしまった。
「なんでも気にし過ぎなんだよ。K子は。きっと、うしろに気配を感じるのも気のせいだよ」
僕は励ますように明るく言ってあげた。
「うん、そうだね」とK子は言うが、どこか不安な顔をしたままだ。
「どうしても不安になった時は、電話してくれてもいいから」
「ありがと」と照れくさそうに言って、K子は笑った。続きを読む...
posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(アイテム編)
2020年06月17日
入ってはいけない部屋
俺んちは田舎で、子供の頃から絶対入るなと言われていた部屋があった。
入るなと言われれば入りたくなるのが人情ってもんで、俺は中学生の頃こっそり入ってみた。
何て事は無い、普通の部屋だった。
変な雰囲気もないし、窓からはさんさんと日光も入ってきて、何も怖くない。
なんだ、ただ単に部屋を散らかされるのが嫌であんな事言ってたのか、と思い拍子抜け。
退屈ということもあって、その場で眠ってしまった。
それでも金縛りにも全然あわないし、数時間昼寝して起きた。
寝てるときも起きてるときも怪奇現象一切無し。やっぱり全然怖くない。
入るなと言われてた部屋だから、怖いのを期待してたのに・・・
部屋を出るときに、何気なく部屋にあったタンスの引き出しを開けたら、
和風の人形(雛人形を小さくしたような感じ)が一体だけ入ってた。
人形が入っている引き出しはそれだけで、他の引き出しには普通に着物とかが入ってた。
こえぇええと思った。続きを読む...
posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(家・賃貸編)
2020年06月16日
結婚出来ない女
ちょっと長くなるけど、私の歳の離れた仕事仲間で、友人の事を思い出したので書きます。
可愛い感じの美形で、優しいし何でも出来る本当に尊敬する人なんだけど、40歳目前で独身。
いつも「独りのほうが気楽だし、どうせもてないし」なんて言うけど、狙ってる男性は多数。
以前は恋人がいたような感じもあったんだけどなぁと思って、
出張先で同じ部屋に泊まって部屋で飲んでた時に、なんで彼氏作らないのと聞いたら、ぽつぽつと話してくれた。
以前は遠距離恋愛ばかりだけど人並みに付き合って、いい感じで長続きもして、婚約したことも複数回ある。
けど、いつもその途端に何か起こった。
一度目は、2年半付き合って婚約した途端に彼氏が浮気、その相手に出来ちゃって別れた。
二度目は、プロのスポーツ選手で3年付き合って婚約、直後が契約更改だったんだけど、
スポンサーの娘に言い寄られてたのが断りきれなくなって破談。
三度目の相手は、彼女にプロポーズした帰り道に事故に遭って、半身不随になると言われすぐ自殺。
四度目は、実は一度目の彼。
相手の女が嘘ついてたか流産したか知らないけど、とにかく子供は生まれず、彼氏はその女と間もなく別れて、
二人は10年以上遠距離のまま、近くに行くことがあれば会って食事したりして、友人づきあいしてた。
でも、やっぱり一緒にならない?って電話で言われて、結婚の約束。
12月の事で、彼女の年内の仕事が終わったら、彼氏の休暇滞在先で落ち合うことになった。
けど彼女が行く前に、彼氏はそこで事故死。
さすがにこれでもうめげて、「それ以来全くの一人身で数年だ」と。
「4回もプロポーズされて、婚約者とデートしたこと一度もないんだ」って、諦めたような顔で言ってた。
780 :779:2007/01/18(木) 12:45:32 ID:SRPwYLZf0
彼女は今年40になるけど、一人で山に登ったり自転車に乗ったりしてスタイル良いし、
仕事でも一歩抑えた感じでニコニコ受け答えして、小柄なのも手伝ってぱっと見20代。
やっかみと冗談半分で、「怪しい美容法か整形でもしてるんじゃない?」と言われたりするけど、
元の良さと努力の賜物で可能な範囲だとは思う。
だけど気になるのが、私より古い付き合いの彼女の親友のしてくれた話。
彼女と付き合ってて別れた人(婚約破棄の最初の二人を含み5人)は、全員別れて間もなく車で事故ってたらしい。
元彼たちには、車の運転が下手とか荒い人や不注意な人はいなかったのに、
全て運転ミスの単独事故、元彼含み怪我人ゼロ、でも車は全損という共通点。
呪われてるのか、守られてる?のか・・・
<感想>
先祖の因縁的な何かがあるんでしょうか?
posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(奇妙編)
2020年06月15日
【5万人記念】ゴンザレスが選ぶ本当に怖い心霊映像 6選【作業妨害】
さまざまな場所で撮られた恐怖映像です。
【5万人記念】ゴンザレスが選ぶ本当に怖い心霊映像 6選【作業妨害】
posted by kowaidouga at 12:05| 怖い動画・心霊映像
田舎の廃校
俺の田舎にある廃校にはその昔、
小さな男の子がかくれんぼの最中に、隠れるところが悪かったのか知らんが、
窒息死して短い生涯を絶ったという噂が、相当昔から流れていた。
そんな噂は遠の昔に忘れており、俺が大人になって久々に田舎に帰って、田舎友達とワイワイした帰りに、
興味本位で例の廃校にを探索することになった。
廃校は今でも普通に誰でも入れる。
俺と友人合わせて4人で廃校に入った。
廃校の廊下にはサッカーのゴールまでとは言わないが、物凄く横に長いでかい鏡がある。
そこで俺らは立ち止まり、4人並んで鏡をみた。
そしたら友人の一人が、「いま5人いたよな・・・」と言い出した。
そいつは当時から嘘が大好きなやつで、冗談かと思ってた。
そしてもう一人の奴が、
「ここってそういえば、昔かくれんぼの最中に○○君って亡くなった子がいる廃校だよな・・・」
と言い出し、全く忘れていた記憶が蘇り、みんな怖くなりはじめた。
とりあえず横の教室に入り、4人は座りながら一服してたら、
ボロボロの掃除用具入れのロッカーからドン!!っと言う音が聞こえた。
「今の何だ・・・?猫か・・・?」と俺は言った。
すると友人の一人が、
「も〜良いかい?」と、かくれんぼでは定番の呼び声を面白半分で喋りはじめた。
するとその直後、さきほどのロッカーから、
「も〜良いよ・・・」と、とても悲しそうな幼い男の子の声が聞こえて、俺らは一目散に逃げ出した。
翌日、おもちゃ屋で子供が好きそうなおもちゃを買い、4人でその教室にお供えをし、線香を焚いて帰ろうとした。
そしたら、廊下の遥遠くの方に人影を感じた。それは男の子だった。
その男の子は「またいつでも来てね」と笑顔で言いながら、俺たちに手を振りながら消えていった。
今でも田舎に帰る度にそこの廃校に寄り、おもちゃをお供えして、
俺らはその男の子の名前を呼び、「みーつけた」と言ってあげている。
<感想>
ここまで優しく接してもらえたら嬉しいだろうな。
posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(学校編)