お相撲さんからのちゃんこ屋人生‼️

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みなさんこんにちは 本日はチョンマゲ
の 話しをさせてもらいたいと思います
力士のシンボルチョンマゲ
そう、これがあれば 鬼に金棒 何も
怖くありません スピード違反しても
これがあれば 顔パスヒュー
しかも、女子にもてもて
当時は特に 若貴ブームで 相撲ギャル
などが多かったのもありますが！
相撲ギャル→今は相撲女子らしい
とにかくもてた 僕みたいなもんでも
まあまあ ファンレター来ましたし
バレンタインには チョコも知らない娘
から届いたりしていました
流石チョンマゲ しかも チョンマゲ
してれば 誰が見ても力士と分かるし
このチョンマゲを初めて結ったのは
坊主頭で入門して、九州場所で結ったので だいたい8ヶ月〜1年くらいかかります 結ったといっても 豚のしっぽ
みたいな 小さなチョンマゲです
完全なチョンマゲにするには
坊主頭から約２年かかります！
とにかく初めて結った時は
嬉しかったです だって力士になった感
満載だし なんか かっこよかったです
チョンマゲを結ったら儀式があって
親方や関取衆に
「おかげさんで、チョンマゲ結えました」といったら
「おめでとう」と言われて おでこに
コンパチを入れられ 油銭といって
お小遣いが貰えます うちの部屋は
関取衆が多かったので 結構貯まりました そんなこんなで チョンマゲは
良かった 十両に上がった時は
大銀杏という 特殊なチョンマゲを
結う事ができます すべての力士が
この大銀杏を結うために 死に物狂い
で 稽古に精進します
後 頭に塗るびんつけ油の ニオイが
また いいニオイで ベビーパウダーか
バニラビーンズみたいな甘いニオイが
して 通りすがりの女子は必ず 振り向いてました あーもてた！
また、チョンマゲ結おうかなー
つづく












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みなさんこんにちは 今日は力士のげんかつぎのお話を したいと思います
力士は勝負師なので 素晴らしく
げんかつぎをします 例えば 今日勝ったとします そしたら 次の日も
ほぼ 全く同じ行動をします
髭をそらないであるとか
同じタクシーに乗るとか
同じ道を通って場所入りするとか
髪の毛を洗わないとか
とにかく勝った時と同じ行動を取る
なので 付き人は常に気を使っています
関取に勝ってもらいたい
機嫌を損ねたくないので気を使います
僕は 序二段の時 7戦全勝した時は
牛乳を毎日寝る前に飲んで
パックを並べて毎日 拝んでいました
綺麗に7個並びましたが
決定戦で負けて優勝は逃しました
今思えば 8個めの牛乳を飲み忘れたのが原因だと思いました
しかも その時の7番相撲は のちの
横綱 武蔵丸関でした （プチ自慢）
このように 力士は物凄く げんかつぎ
マニアです。
つづく












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みなさんこんにちは 本日は
相撲界の色々を書きたいと思います
まず 力士が下駄を履いてるのを
見たことがあると思いますが 下駄を
履いた力士は 序二段、序の口という
位の力士が履いて
三段目という位に上がると 雪駄が
履けるようになり 幕下という位に
なると 博多帯にコートが着れるようになり 関取になると（十両以上）もん付き袴を着る事が許されます
こうして 身に付けるもので 力士は
位がわかるのです 初めて雪駄を履いた
時は 過剰に雪駄を地面にこすり
大きな音を鳴らしながら歩いたものです とにかく上に上がりたい 強くなりたい それだけを思って 稽古に精進
しました 身に付けるものだけでも
これだけ ハングリー精神を養えます
相撲界は本当に上手くできています
兄弟子が厳しかったり 意地悪したり
物凄い根性が悪かったり でも
それがなかったら 出世は出来ないと思います やられて チキショウと思って
あいつら絶対に抜かしてやると思って
力士は強くなると思います
凄くできた世界です。
つづく













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みなさんこんにちは！ 今回は力士の
OFFの話をしたいと思います
力士は 明けても暮れても稽古ばかり
やっていて休みなんかないんじゃないかと 知らない人は思っているとおもいますが 部屋によって異なりますが
本場所が終わったら 次の日から
1週間程 休みに入ります 勿論
新弟子くんなんかは 稽古がないだけで
休みでも１日中雑用に追われてます
しかし 幕下や年数経った兄弟子達には
楽しい休日に入ります 例えば 彼女と
一緒に泊まったり 例えば 実家に帰ったり 例えば 毎日 飲みに行って タニマチ作りに励んだりと さまざまですが
みんな この休みまでを目標にがんばります あっ、忘れてはいけないタニマチさんとのお付き合いも大切です
特に下のお相撲さんは お金が無いので
タニマチさんと一緒にご飯に行って
ご祝儀を頂いて 小遣いにするのです
面倒くさがって 部屋から出ない力士は
貧乏です やはり活動的に動く力士は
お金持ちです、 でもやっぱり1番の楽しみは 彼女と逢える事ですね️
遠距離恋愛になっちゃうので
そうそう逢えない 2ヶ月に一回
この一回のために 前々から色々
段取りして ホテル予約、何処に
遊びに行くか 何を食べに行くか
考えるだけでワクワクしてました
あー 楽しかったな〜 あの頃は
多分 僕意外の人達も そうだったのではと思っております それではまた
つづく














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みなさんこんにちは 本日は僕の
新弟子検査の時の話をしたいと思います 僕は173�pしか身長がありません
そうです 僕が受けた 昭和63年春は
今と違って 最低173�p身長がないと
検査失格 「また来場所来い」と言われます 因みに体重は75kgないと受かりません 僕らの時代は身長が足りなくて
なくなく力士になれなかった人が
たくさんいます 僕も 検査を受けた時
正直172�pくらいで やばい感じでした
なので 師匠には お前は足りなそうだから来場所 背が伸びたら検査受けなさいと 言われたのですが どーしても
受けたかったので 受けさして下さい
と強く言って 受けさせてもらいました
でもやっぱり不安だったので 色々
方法を考えました まず、石を拾ってきてマジックで黒く塗って 髪の毛の中に
かくしたり 髪の毛をポマードでガチガチに固めたり 後は背伸びをしてアゴを上げたりと 色々考えましたが 運を天に任せてポマード作戦で挑みました
ぼくは神に祈りました 小さい時からの
夢 力士にさせて下さい 必ずがんばりますので...相撲の神様降りてきました
見事に受かりました ラッキーが
一つあったのです そのラッキーは
身長を測る親方が うちの部屋から
変わった事です 前の部屋まで北の富士
さんが測っていたのが 僕の部屋から
北の湖さんが測り出したのです
そして、僕の番の時 背伸びした上に
アゴを上げて しかも 髪の毛のてっぺんで測ってくれたのです 合格と言われた時 嬉しくて涙が出ました 受験に
受かった人はこんな気持ちなんだろうなと思いました ともあれ、力士になる事ができました めでたしめでたし！
因みに 舞の海さんはシリコンを頭に
入れて 検査に受かりました。





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みなさんこんにちは 今回は 入門してまもなくの大事件をお贈りしたいと思います まだ ちょんまげを結ったか結ってないかの時の話しなんですが
稽古が終わって 自分の寝床にもどると
やたらお金が無くなる時期がありまして 兄弟子のお金やら 同期ぐらいの
新弟子のお金やら 挙句の果ては 関取のお金もなくなったりで 大騒ぎになりました 警察を呼ぼうかとしたくらいです みんなピリピリしていました
稽古中は財布を布団の下に隠したり
色々工夫して隠しますが 結構な人々が
盗まれました！ 挙句はラジカセなどの
物まで無くなり始めたので
遂に 兄弟子達が動き出し 捜索
し始めました すると 近くの質屋に
見た事のあるラジカセがかざられてる
ではありませんか 兄弟子は早速
相撲名鑑（全部屋のお相撲さんの写真が載っている本）を持って質屋の親父に尋ねました
兄弟子「この中に、ラジカセ持ってきたやついますか？」
質屋の親父「この人だよ」
そうです すぐに見つかりました
すぐさま 兄弟子は部屋に帰ってきて
そいつに言いました
兄弟子「お前、何か悪い事してないか？」
犯人「いえ、してません」
と 言ったので 兄弟子達はそいつに
物凄い鉄拳制裁を加えました
そいつは 1週間後には部屋から
いなくなりました 勿論 親方には伝えました 親方は優しく 給金から少しずつ返して行きなさいと言っていましたが 次の日から 風当たりが厳しくなり
逃げていきました 団体生活だと
やはり 手グセの悪いやつはいるものですね しかし 入ったばかりの僕には
兄弟子の鉄拳制裁は 物凄く怖かったです 僕もここでやっていけるだろうかと
少し不安になった出来事でした。
つづく







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みなさんこんにちは、今回は 僕が
佐渡ケ嶽部屋に入門した、きっかけを
お話ししたいとおもいます
まず 何故お相撲さんになったかというと 小学校の低学年の時に 父親の影響でNHKの相撲を見ていた時に 当時バリバリつよかった 千代の富士（九重親方）を見て とにかくカッコよくて
憧れて 俺も中学出たら 相撲部屋に入るぞと その時に決めました 本当に
思いつきでした しかし 意思は堅く
そのまま お相撲さんに成る事を夢見て
中学に入りました しかし 肝心な相撲部が中学校になかったので 相撲に役立つ部活は無いかと探したところ
ラグビー部が相撲に通づる所があると
思い 入部しました
３年間みっちりラグビーにあけくれました しかし 相撲の基礎運動の
シコ、テッポウ、すり足は 朝の５時に
起きて 隣の空き地でやっておりました
なので 授業中は寝てました
そして 中2の夏休みに 今は亡き師匠の
佐渡ケ嶽親方（琴櫻）にご飯に連れて行っていただき 入門する事になりました 物凄くうれしかったです テレビに
出てる親方が僕のために会いに来てくれて 舞い上がりました！
親方はまだ身長が足りない小さい僕に
卒業するまで 一生懸命スポーツをやっときなさいと言い残し 東京へ帰って行きました 僕は親方の言う通り スポーツを頑張りました 結果強じんな足腰に
なりました そして待ちに待った 卒業式を1週間後に控えた忘れもしない
3月4日 白いベンツで僕の家まで
親方が迎えに来てくれて両親と弟と
お別れしました 今でも思い出すと
涙が出そうになります
しかし 心の中はワクワクドキドキでした 晴れて相撲部屋に入門となりました
そう、昭和63年春 同期は 貴乃花
若乃花 曙 魁皇とそうそうたる
メンバーでした！つづく







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みなさん 初めまして 私は以前 琴嵐と
いうしこ名でお相撲さんをやっておりました 最高位は十両という地位まで
いきました その地位というのは 給料が90万位貰え 付人が2人付き身の回りの世話をしてくれます ケツを拭けと言えば拭いてくれます（僕は自分で拭いてました）後、 今まで大部屋でみんなで寝泊まりしてたのが 個室が貰えて
自分のプライベイト空間ができます
しかし、この地位に行くには 凄まじい
努力と根性が必要なのです、これから
少しづつ そこに至るまでの話をしていきたいと思います。







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