2020年01月07日
『芹乃栄』(せりすなわちさかう)
七十二候
本日一月七日は七十二候でいうところの『芹乃栄』
「セリが盛んに茂る頃」
という意味をもつ『芹乃栄』
一月七日と言えば『七草粥』が広く知られていて、七草にもセリが登場します。この七草を食べる習慣は平安時代には行われていて、正月七日に七種の菜を羹(あつもの)で頂くと万病を免れるという中国の慣習に習って朝廷の儀式となったものらしく、『枕草子』には若菜摘みとして登場します
詳しくはこちら >>若菜摘み
平安時代には、普段はそんなものには目も向けない宮中の偉い人達も、この日ばかりは庶民と同じようにこれを食べたということらしいけど、今の日本も誰でも同じように七草粥を食べる習慣が続いています。そんな一千年続く行事を改めてこの先も残していきたいと思った芹乃栄の日でした