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2015年10月05日

自分を信じ続けるという事
映画『トゥモローランド』

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい

ピンバッジ

主人公ケイシーはひょんな事からあるピンバッジを手にいれる。それはある者によって仕組まれた事なのだが、ピンバッジを手にいれたケイシーはそれに触れた瞬間全く別の世界を見る事になる。現実とは比べものにならないほど文明が発達した世界。限られた条件でしかその世界を見る事ができないケイシーは、ピンバッジを手がかりに、その世界へ行くための秘密を探し始める


夢を現実にする少年

自分が欲しいものを誰かが作るのを待ってられない少年フランクは、類まれな才能でそれを作ってしまう。それがきっかけで不思議な少女アテナに誘(いざな)われ、ディズニーランドにあるトゥモローランドの秘密の入り口から見た事もない夢のような別次元の世界へと入ってゆく


世界の終わり

ケイシー、アテナ、フランク、三人は出会い、ケイシーは二人によって現実世界の終わりを知る。しかしフランクとアテナはケイシーに不思議な力を見出し、あらゆる犠牲を払いその可能性に賭ける



最後に

〜悲しみと希望〜
フランクとアテナが賭けた先にある悲しみと希望は、映画を観終えた後、大きな渦となって頭と胸の内側をすさまじい勢いで駆け巡っていく。希望は身体中に力を漲らせてくれる絶対に捨ててはならないものだと、この映画は強く認識させてくれる

〜圧倒的好奇心と行動力〜
ケイシーを形成しているのは好奇心と行動力であることに疑いの余地は無い。そこに決断力と信念がプラスされている。大人になると何故かそれが薄れてしまいがちだが、この映画はその四つを改めるきっかけをも与えてくれる

〜圧倒的美少女力〜
アテナの美少女力と年齢不詳力は圧倒的であることは間違い無い





ウォルト・ディズニーとトゥモローランド

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posted by KOREIIYO at 15:11| 映画

2017年10月10日

進むべき道に迷っている人へ
映画『モアナと伝説の海』を

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい


「迷い」「覚悟」「決断」。モアナは三つの問いに真正面からぶつかり成長してゆく。モアナの姿を映画の中に観ている自分。観終わる頃にはモアナと同じ気持ちなっていた



海に選ばれる少女

南の楽園モトゥヌイに住むモアナは幼い頃透き通る海で不思議な体験をする。がそれは成長したモアナの記憶には残っていない。島の長(おさ)の娘であるモアナは、ゆくゆく島の長を継がなくてはならない、しかし「サンゴ礁を超えてはならない」という島の掟がずっとモアナの心にひっかかり続ける。タラおばあちゃんが語る島の伝説を子どもの頃から聞いていたモアナは、いつかサンゴ礁を超えてみたいという思いが強くなり、とうとうその思いを遂げてしまう。しかしモアナに待ち受けていたのは厳しい現実だった


迷い、覚悟、決断

「島に危険が迫っている」タラおばあちゃんが語っていた伝説は本当だった。サンゴ礁を超えた海で厳しい現実を見たモアナ。しかし自分の内にある『声』に従い、伝説のテ・フィティの心を探すため一人海へ旅立つ


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心の声に従う

旅を共にするマウイもいつしかモアナの姿に心動かされ、共にテ・フィティの心を取り戻すため、自分の全てを賭ける。心の声に従い前へ進み続けたモアナには大感動のラストが待ち受ける



最後に

〜ディズニーの笑い〜
ディズニー映画は感動はもちろん笑わせるのも本当に上手く、モアナと伝説の海にも笑いをかっさらってしまう強力なキャラクターが登場する。こういうキャラクターがいるからこそラストの感動が更に大きくなるのではないかなと思われる





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posted by KOREIIYO at 12:39| 映画

2018年05月06日

言葉の力が人類の希望
映画【メッセージ】を

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい


映画『メッセージ』は、巨大宇宙船や知的生命体が現れる謂わゆるSF映画というジャンルなのですが、この映画にはもっと違う意味で捉えられる部分があって。宇宙やテクノロジーというものとはまた別に、誰しもが持っている『人の感情』の部分に突き刺ささるような深い感覚が胸に残ります。そして観終えた後、生き方までガラリと変えてしまう、そんな影響を与えてくれる映画だと思います


<あらすじ>
突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。


あらすじにもあるように、知的生命体と言語学者の意思の疎通(文字の解読)が大きな見所なのですが、最後に明らかとなる主人公の不思議な体験を、今自分の置かれている状況に照らし合わせて考える事で、その意味は映画の世界を遥かに飛び越え今まさに、この自分に言っているのだという"気づき"の現象が起こるのです

『自分は目の前の幸せを心の底からわかっているのか』

『喧嘩や言い合いにばかりに時間を費やしていないか』


わかっているつもりがぜんぜん解っていない。自分が考えて行動したと思っていた事のなんと浅はかな事か

意識が変わり、『今までの事を振り返る事』と『これからの事を考えるという事』が同時に起こり、その思いは、やがてこれから先の事、未来の事に想いを馳せるようになります。そして未来の事に想いを馳せながらも一番大切な『今この瞬間を大切に生きる』というメッセージが深く胸に突き刺さります

SF映画として目が釘付けになったこの映画『メッセージ』は、今家族や恋人、大切な人と喧嘩やすれ違いになっている人にとって意識の変化が起きる可能性がとても高い映画だという印象を受けました

『メッセージ』は、大切な人と喧嘩ばかりしてしまう人におすすめの映画です


『ばかうけ』と『メッセージ』の繋がり?

監督は"ドゥニ・ヴィルヌーヴ"
去年公開され大きな話題を呼んだ
ブレードランナー2049の監督です



最後までお読みいただき有り難うございました

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posted by KOREIIYO at 07:00| 映画

2018年08月19日

絶望を計ることは希望を発見すること
毛虫の終末は蝶の誕生【幻魔大戦】

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい


1983年に公開され、大きな注目を浴びたアニメーション映画

『幻魔大戦』

あらすじ
大宇宙の破壊者“幻魔”が地球に接近しつつあった。宇宙の意識体“フロイ”のメッセージを受け取った、トランシルバニアの王女にしてエスパーの“ルナ”は、やはり幻魔と戦っているというサイボーグ兵“ベガ”と共に地球を守る戦いを開始する。ルナは全世界のサイオニクサー(超能力者)を集め、幻魔に対抗しようと考える。そのうちのひとり、高校生の東丈は自分の能力にまったく気付いていなかったが、ベガの挑発によって超能力を開花させる。しかし、精神的に幼い彼は、宇宙を守る戦いに参加するよう説得するルナに対して心を閉ざしてしまう。そんな彼の元にも敵は容赦なく現れ…



今から36年前のこの作品は、ストーリーの展開、アニメーションの技術、美術、受け手側によって幾重にも広がる内容の深さ、どれを取っても当時のアニメーション映画としては斬新極まりない映画でした

物語終盤、戦士『ベガ』が残したいくつかの言葉は、絶望を希望に変えてくれます


絶望を計ることは希望を発見することでもある

地球には『毛虫が終末と感じる状態を蝶は誕生と感じる』という美しい言葉がある




生命は絶え間なく輪廻転生して行く。

地球もこの宇宙の生命体のひとつなのだから、必ず復活して蘇る



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どんなものも必ず『復活』するという力強い言葉

現代を生きる我々も、日々起こる難題、壁に、絶望を感じてしまうこともあります

強大な敵『幻魔』に立ち向かう戦士達のように、あきらめず歯を食いしばっていきたいものです

何かを終わりにして何かを誕生させる事ができたら素晴らしいですね

最後に

『幻魔大戦』は昔の作品ですが、この物語には、人間に対する普遍的なメッセージが示されています

一度観て、何かを感じてみてはいかがでしょうか。

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原作・平井和正石ノ森章太郎
監督・りんたろう

キャラクターデザインには「AKIRA」の大友克洋氏

声優陣で中国の少女タオを演じていたのは原田知世さん
(原田知世ファンサイトNewEuroCafe)

幻魔大戦も観れる
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posted by KOREIIYO at 08:30| 映画

2019年03月26日

昭和の夏の恋ってこんな感じ
映画『波の数だけ抱きしめて』


*物語の内容についても触れています
お読みになる際はご注意下さい


中山美穂さんの小麦色の肌と、夏の湘南が眩しすぎる映画

『波の数だけ抱きしめて』

あらすじ
1982年の湘南を舞台に、若者たちのFM局運営と恋の行方を描く青春ストーリー。1991年11月。旧友・真理子の結婚式の帰り、小杉と芹沢は車で茅ヶ崎に向かう…。1982年5月。大学4年の小杉、芹沢、裕子、真理子は、無線マニアの芹沢の提案で、湘南にミニFM局を開設する。DJを務める真理子は、間もなく留学のためロスに行ってしまうが、互いに想いを寄せる小杉とは気持ちを伝えられないでいる。そこへ広告代理店に勤める吉岡が現われ、真理子に急接近する。



この映画が上映されたのは1991年
約28年前

バブルの余韻があって、世の中にまだ華やかな空気が漂っていて何をやってもうまくいくような感覚がある、そんなかんじの年

映画の舞台は1982年を振り返っての物語。古き良き時代の雰囲気が漂っているけど、作品を観に行ったのがそういう時代だったから、夏、海、男、女、舞台は湘南という、これ以上足りないものはないだろうという設定だったので、映画とわかっていながらも、現実にも意外にありえそうな内容だと想像しつつ観れる作品でした

はじまり

冒頭いきなり真理子の結婚式のシーン。小杉も姿を現すが、真理子の隣りではなく招待者の席。真理子のウエディングドレス姿を微妙な顔で見ている。式終わりで、同じく結婚式に参列していた芹沢と思い出の海へ赴く。そこから場面が過去へ戻り、どうしてそうなったのか、それを振り返る物語がこの映画のメインストーリー

織田裕二演じる不器用の極みみたいな男『小杉正明』と、それを健気に待つ中山美穂演じる『田中真理子』の、見ていてじれったい二人を中心に、よくありそうな女友達との〇〇な関係とか、この輪の中に割り込んでくる〇〇な男とか、そういうやり取りがバタバタ流れていきます


割り込む男

この輪の中に割り込んでくる男、別所哲也演じる吉岡は、モテるしお金もあるし女慣れしてるけど『男ってバカだよな』という点では結局のところ小杉と同類。
金とコネクションにものをいわせて、ミニFM局開設に必要な機材を、熱をあげている真理子にいいカッコをしたいのと、小杉達に差をつけたいために次々と用意していく


密かな想い

小杉のことを密かに思う松下由樹演じる裕子と小杉の〇〇なシーンも、ありふれているようだけど、今見るとまた新鮮

ドロドロしているようで、そうでもない。「あーあ」という言葉がぴったりくるような、いつでも笑えてしまう安心感

面白かったのは、織田裕二さんの演技が昔も今も全く変わってないというところ。踊る大捜査線の時と、この時と、仕草や表情、声の出し方までおんなじ


音楽

流れる音楽もまた良くて、松任谷由実さんやJ.D.Souther「YOU'RE ONLY LONELY」TOTO「ROSANNA」とか、1曲1曲名曲揃い。車で流せば気持ち良すぎ間違いなしのドライブになるだろう

海のミニFM曲とか、アナログレコードを上手に扱うところとか、小杉の乗ってる4WDや街や音や風景がその時代に連れて行ってくれる感じもすごくいい


夏の海の恋


映画 『波の数だけ抱きしめて』 は、これから恋をする人も、恋なんて懐かしい、という人も、「夏の海の恋」に夢見る人におすすめの映画です


制作秘話

実は最初の脚本では別所哲也さんの役(吉岡)が主人公の設定だったらしく、主人公役の織田裕二さんが小杉の方の設定を見て「こっちの役がいいからやりたい」って監督に言ってきて小杉の役を演じる事になったとか。別所哲也さんはそのままいい役(吉岡)になったけど、脚本をかなり直したらしい


健康美

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バイクで派手にコケる松下由樹

小杉正明に密かに思いを寄せる高橋裕子。その裕子演じる松下由樹さんの、健康美と可愛らしさがまた良く、そこも見どころです


記事は以上となります。この記事が面白かった、参考になったよという方は、このサイトのブックマークを是非宜しくお願いします

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posted by KOREIIYO at 17:08| 映画

2020年01月31日

あの世や天国の本当の事
映画『リメンバー・ミー』

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい


先祖や亡くなった人達のことを、改めて大切にする意味を考え直すきっかけとなった作品

作品の中に出てくる『二度目の死』という言葉にハッとする

国、伝統、文化、様々なものを絶やさず受け続けていく日本人の精神の根本には、こういう事も入っていたのではないか

この映画の舞台はメキシコで、メキシコの『死者の日』に起こる物語だけれど、このような目に見えない根っこの部分はきっと世界共通なんだと思う

ディズニーの映画は欠かさず観ている自分だが、この映画だけは何故かなかなか観る気がしなくて、レンタルビデオ店で見かけてもずっとスルーしていた

ちょうど長い休みが取れたのと、以前にも同じような感覚で観なかった『ウォーリー』や『シュガーラッシュ』がすごく良かった事もあって、他の作品と共に観ることに。

で、観終わった後思わず拍手(一人だけど)、そしてリーメーンバミ〜♪と口ずさみ始める。こんな事はほとんどない事だ

本当に良い映画

家族を想うことって本当に大切なんだ、素敵なことなんだって素直に思えた

まだ観てない人にも自信をもっておススメしたい映画


CGの可能性
映像はもちろん細かい動きまで本当によく作られているのだけど、何より驚いたのが『重さ』を感じたこと

いつもCGアニメに思っていた事は、映像はリアルになっても個体それぞれの重さがあまり感じられなかったという事

宮崎駿監督のアニメを見ればわかるけど、宮崎駿監督が生み出すキャラクターや世界には、重さがしっかりあるし感じられる。ナウシカの蟲達、浮いて落ちて来たシータをパズーが受け止めた時、ハウルが走りながら翼を広げ飛んで行く時、ポニョが波の上を走っている時の水の魚達など挙げたらキリがない   とにかく宮崎駿監督の作品はしっかりと『重さ』が感じ取れるのだ。一度宮崎駿監督の作画作業を映像で見た事があるのだけど、線一本一本描きながら息を合わせてその風景を作り出していっていた、間違いなく一枚の絵に魂を込めているのがわかった。そういうものが観てる側にしっかり伝わってくる。ディズニーの作品は大好きだしほとんどの作品を観てきているのだけど、コンピューターの画面上で描き出していくCGアニメで線一本一本に息を吹きかける、魂を込めるなどというのはまず難しくて出来ることではないだろうと思っていた。しかし、このリメンバーミーではその『重さ』を感じることができたのだ。ダンテという犬のキャラクターがいるのだけど、間違いなく重さが伝わってくる。それは全体的にというより頭には頭の重さがあってお腹にはお腹の重さが、足には足のといった感じで、それらがあるからダンテというキャラクターにしっかりと重さが入り込んでいる。簡単に言えば『肉の重さ』みたいな感覚。CGアニメでどうやったらこんな風に重さを感じるように作り上げられたのか驚きでしかなかったし、それを観た時は思わず歓喜の声を上げていた。ディズニー映画がまた一つ先の世界に行ったと

重さだけでなく物語の内容など素晴らしいところは沢山あるのだけど、『魂』を扱った作品だけに作り手側も今までにも増して『魂を込めた』作品になったのかなと一人思いを馳せる

もうひとつ良いのが『歌』そして音楽

吹き替えで主人公ミゲルの役をやっている石橋陽彩君の歌声がめちゃめちゃ良い。初め聴いた時は「女の子?」と思ったけど、後で調べてみたら14歳の男の子だった。音楽はどのジャンルでも幅広く聴くタチでメキシコの音楽ももちろん好きだけど、ディズニー映画に取り入れられると映像と相まって更に楽しくなっていく。最後は歌のシーンで泣かされた

感動が詰まりすぎて最後はただただうなずく事しかできなかった





最後までお読み頂きありがとうございました

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posted by KOREIIYO at 11:32| 映画

2020年04月30日

ラストシーンに想像が巡る
『あの夏、いちばん静かな海。』

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい



北野武監督三作目(本名名義)のこの映画は、いわゆる北野武のバイオレンスものからは全くかけ離れたもの



あらすじ


「ゴミ取集の仕事に就いている青年(茂)が、ある日、先の折れたサーフボードを拾い自分で修復する。直したサーフボードを持って海へ行き、そこから波乗りに夢中になる。一緒についていく彼女は、浜辺で座りながら波に悪戦苦闘する初心者茂を笑いながら見て過ごす。間もなく自己流で直したボードはあっけなく大破。大決意をして彼女と共に新しいサーフボードを地元のサーフショップに買いに行くのだが…。

同じ海でサーフィンをする人達の仲間に入れてもらったり、サーフィンの大会に出るまでになったりと色々あるが、最後には観ている者の想像を掻き立てる結末が…


聾唖の茂と貴子

主人公の茂と彼女の貴子は同じ障害を持つ。映画の中で二人の声を聴くことはできない

そんな二人はどこに行くのも一緒で、いつも茂の側で寄り添い歩く貴子は健気のひと言

一方『俺について来い』風にしている茂だが、貴子にちょっと距離を取られると途端におろおろしてしまい、惚れ度は圧倒的に茂の方が高い

結局どちらもお互いをとても必要としていることが「聲」を聴かずともよく伝わってくる



最後が一番わかりずらい

この映画の最後のシーン、これをどう解釈するかがその人なりの『あの夏、いちばん静かな海。』を完成させる

ネットでも「あーではないか?」「こうではないか?」と、このラストシーンに対して様々な想像を巡らせている人たちが数多くいる


黒澤明監督の感想と評価

このラストシーンについて、映画を観た黒澤明監督が北野武監督に対し

「よくわからないラストシーンはいらなかった」

と指摘

それに対して北野武監督は

「観客に対するサービスだった」

と、ある対談の中で答えたとのこと
(黒澤明監督はこの映画に高評価をしています)


キャッチコピー


ここで、この映画のキャッチコピーを改めて振り返ってみると


浜辺に捨てられた折れたサーフボード。もう誰も振り向かなかったけど二人にとっては大切な宝物だった

一生に一度、こんな夏が来る。


というものでした

これに加えて冒頭の画像の中にある文章も合わせて読んでみると、なかなか想像をかきたてるものがあります


自分なりの答え

各言う自分の解釈は

「きっと茂は死んでしまったのだ」

です



みなさんはどうでしたか?

この映画をすでに観た人も、これから観る人も、また改めて観るという人も、それぞれの想像を巡らせてこの夏の静かな海の物語を完成させてみてはいかがでしょうか



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posted by KOREIIYO at 15:30| 映画

2020年05月02日

退屈な毎日から人生の冒険へ
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』

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*物語の内容についても触れています
お読みの際はご注意下さい


完璧な世界。登場人物、衣装、装飾、風景、動物はもちろん、森の奥に見える木に生えた小さなきのこや、土の上にはらっと落ちている葉っぱにさえ完璧な世界が描き出されている


クララと鍵

クリスマスイブ、クララは亡き母からのクリスマスプレゼントを父から受け取る。プレゼントには鍵穴があり、鍵がなければ中を見る事はできない。どうしても中を見てみたいクララは、プレゼントに記された手がかりを元に、鍵を探しに秘密の国へと入って行く


秘密の国

辿り着いた秘密の国には四つの国が存在していた。が四つの国は争いを起こし、三つの国と一つの国にそれぞれ分かれてしまっていた。秘密の国に深い関わりを持っていたクララの母親。クララは鍵を探しながら、分かれてしまった四つの国の真実を知ることになり、争いの中に巻き込まれていく


もうひとつの真実

秘密の国から帰ったクララは、もうひとつの真実を知る。秘密の国で垣間見た父の姿。その意味を今ここに見つける。母を亡くし塞ぎ込みがちだったクララはそこにはもういない



最後に

〜全て完璧〜
主人公クララはクララとしか言いようがない「クララ」で、キャプテンフィリップはフィリップとしか言いようがない「フィリップ」、他のキャラクターも全て余すことなくそのキャラクターとしか言いようがない完璧な人物がそれらを演じている。それに加えて、衣装、装飾、風景、動物などなど完璧かつ美麗な世界を創り出しているため、観ている途中何度もため息が出る場面に遭遇する。後から公式サイトを見たところ、パフォーマーとして超一流のアーティストが出演していると書いてあり、どの場面にそのアーティストが出ているかは作品を観ていればおそらく見た瞬間にわかってしまうだろう

〜ディズニーらしい〜
ため息が出るようなシーンの数々の後にやってくる心温まるエンディングは、ディズニーだからこそ出せる魔法がかかっていると思う

最後までお読み頂きありがとうございました


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posted by KOREIIYO at 17:00| 映画

2020年11月01日

森林伐採の行く末
ディズニー映画【WALL・E(ウォーリー)】

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映画の内容についても触れています
お読みの際は自己責任でお願いいたします



700年後の地球で毎日毎日ただゴミを集めて過ごすロボットウォーリー。そのゴミは元々住んでいた人間が出したものだが、その人間達はそのゴミをどうすることもできず(せず?)宇宙船に乗って地球を捨てて行ってしまった。

ゴミ問題は現在の地球の人間が直面している大きな問題のひとつだが、もうひとつ人間が大きく変わってしまったことのひとつに「歩きスマホ」問題がある

それまでは歩きながらケータイを見続けるといった光景などはほとんど見られなかったが、スマートフォンというそれまでの人類にとって夢のような機械が登場したことによりその光景がいとも簡単に変わってしまった

スマートフォン自体は素晴らしいものなのだが、それを扱う人の行動が大きく変わってしまったのだ

言われなくても誰でもわかっていることだが、行動を起こさせるのは精神、心、なので、つまり人々の行動を司る精神に影響を及ぼしたと思われる

驚くことに、その場所、通りに人が大勢いようがいまいが、歩きスマホをする者は必ずいるということ。そして当の本人はそれをしながら"自分は上手く歩けている"と勘違いしていることである

自分は都心の電車を毎日のように利用しているが、実際に観察していると現実は、歩きスマホをしている人を、していない人が事前に察知して避けてあげているのがほとんどなのだ

もうひとつ嘆かわしいのは、年齢が限られていないということ

若いスーツ姿の青年から、足元もおぼつかないお年寄りまで、それは男女の区別なく行われている

逆にこの駅構内で、制服姿の小学生中学生高校生などがながらスマホをしている光景を一度も見たことがない

この日本にあって、これをしている大人達は自分を律するという日本民族が受け継いできた精神をどうやらあきらめてしまったようだ

そして、広い視野でそれらの光景を見ていると、子ども達はそんな大人達に自分たちのこれからを任せる事をあきらめ、どこか見捨ててしまっているようにも感じてしまう


未来の『歩きスマホ』


映画「WALL・E(ウォーリー)」の中の「歩きスマホ」は、今のそれとはわけが違う

超が何個も付くほどの最新の機械での究極の「歩きスマホ」なのだ

そこではもう歩くことさえせず、空中を浮かぶその人専用の乗り物に乗って移動する

移動しながら見るのは目の前にある透明なディスプレイのみ

それに乗りながら食べたいものを好きなだけ食べているので、男も女も例外なくふくよかな体型をしている

その食べ物はどこで手に入れるかというと、それを運ぶロボットが常に働いていて、ディスプレイで注文すればその乗り物まで運んでくれるのだ

こうなると人間のやることといったら、目の前にある画面を見ながら、好きなものを食べ、好きな人と話し、好きなゲームをし、、、

まさに人類が夢に描く便利をとことんまで追求した形がそこにある


このままでいいのか


ここまできて、うーむと考え込む人、安心して下さい

この映画にはそんな人達を間違いなくスッキリさせてくれる結末が用意されています

しかし、この映画を見て今の世の中のありように何かを感じてほしいのは確かです

歩きスマホもそうですが、増え続け処理に困っているゴミの問題、人と人との真のコミュニケーションとは何か、ゴミだらけになった地球を捨てるという「使い捨て文化」の究極行動、、、

『WALL・E』ウォーリーは今から12年も前の作品ですが、クリエイターや作品を作り出す人の感性というものは驚くべきものがあります。その時すでに何かを感じ取って作っているとしか思えない物語を世に放っているのです。公開は12年前ですが、企画や制作が開始されたのはそのもっと前という事になります

今回は「歩きスマホ」を主に取り上げましたが、今のコロナの影響で失われつつある「人と人との直接のコミュニケーション」といったものにも、この映画は十分応えてくれています

今だからこそ見る価値のある作品だと改めて感じます

旧作に入る映画の中に最新の問題が語られています


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posted by KOREIIYO at 12:50| 映画

2020年11月02日

自分の殻をやぶる
映画『LIFE!/ライフ』

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映画の内容についても触れています
お読みの際はご注意ください

毎日職場で地味な仕事をこなし、唯一の趣味は空想という主人公。ある仕事上のことをきっかけに、今までの生活とは真逆の冒険とも言える旅に出る。
最初は戸惑いながらも、経験したことのない様々な壁を乗り越えながら目的を果たそうと奮闘していく主人公は、次第に空想より何十倍も興奮するこの冒険を心から楽しむようになっていく





行動したくてもなかなか行動に移せない人に「行動する楽しさ」をパワフルに刺激的に教えてくれます

引きこもりがちな人の想像性(創造性)は豊か

想像が豊かなだけに色々と考えてしまって、いわば仙人のような境地に行こうとしていませんか?

けど、ちょっと待って

人に社会に絶望を抱いたとしても、人として生まれたのなら「短い人間の人生、少し楽しんでみないかい?」と心に投げかけてくれるのがこの映画です

個人的な見解では、おそらく死んだとしても、高次元の世界に行ったとしても、面倒臭いこと、争い事は必ず起こるのではないかなと思っています

だとしたら、今の人間という姿でいる「人生」というものを、おもいきりチャレンジする事に賭けてみるのもまた一興なのではないでしょうか

自分は自分しかいないのですから、人生でやることはただひとつ「自己満足」しかないでしょう

自己満足と言っても安心して下さい、日本人は遥か遠い昔から他を思いやる気持ち、慎む心があるのですから、そういう心を持った人の自己満足は、おそらく他の人にとってもそれほど嫌な気持ちにならないと思いますよ

だから今こそ、自分の殻をやぶりましょう


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posted by KOREIIYO at 13:18| 映画

令和六年
西暦2024年
弥生(やよい)【3月】

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