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2018年02月15日

松の巻 第7帖

偉い人、皆俘虜(とりこ)となるぞ。夜明け近うなったぞ。夜明けたら何もかもはっきりするぞ。夜明け前は闇より暗いぞ、慌てるでないぞ。
神の国、一度負けたようになって、終いには勝ち、また負けたようになって勝つのざぞ。腹の中のゴモク一度に引っ張り出してもならぬし、出さねば間に合わんし、いよいよ荒ら事にかかるから、そのつもりで覚悟よいか。わからん人民、退いて邪魔せずに見物して御座れよ。
六月二十三日、アメのひつ九のか三。


「偉い人、皆俘虜(とりこ)となるぞ。夜明け近うなったぞ。夜明けたら何もかもはっきりするぞ。夜明け前は闇より暗いぞ、慌てるでないぞ。」
やはり、敗戦を語られておりますが、旧九月八日の仕組は、日本が丸つぶれのような状態で、半占領状態の中で、戦いを継続しているのかもしれません。「水の巻」第14帖では、「日本の国の臣民皆兵隊さんになった時、一度にどっと大変が起こるぞ。皆思い違うぞ」とありますから、神様の意思統一が出来ていないのでしょうか。

「神の国、一度負けたようになって、終いには勝ち、また負けたようになって勝つのざぞ。腹の中のゴモク一度に引っ張り出してもならぬし、出さねば間に合わんし、いよいよ荒ら事にかかるから、そのつもりで覚悟よいか。」
これは、戦争中のことであるとすれば、「一度負けたよう(半占領状態)になって最後に勝ち、また負けたようになって勝つ」というややこしい勝ち方のようです。
現代に置き換えれば、「一度負けたよう(敗戦)になって最後に勝ち(バブル)、また負けたよう(バブル崩壊)になって勝つ(次?)」となります。
さて、どちらでしょう?(笑)
まぁ、「一度負けたよう(敗戦)になって最後に勝ち(次)、また負けたよう(次の敗戦)になって勝つ(最後)」かもしれませんが。

「腹の中のゴモク一度に引っ張り出してもならぬし、出さねば間に合わんし、いよいよ荒ら事にかかるから、そのつもりで覚悟よいか。」
この一文が上記の神様の意思不一致のようの見える理由なのかもしれません。
ゴモクを引っ張り出すと戦争できないし、出さないと神上がりできないし、タイミングが重要ということでしょうか。

「わからん人民、退いて邪魔せずに見物して御座れよ。」



posted by mydears at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 松の巻
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