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2017年12月31日

下つ巻 第37帖

世が変わりたら天地光り人も光り草も光り、石も物ごころに歌うぞ、雨も欲しい時に降り、風も欲しい時に吹くと、雨の神、風の神様申しておられるぞ。
今の世では雨風を臣民がワヤにしているぞ、降っても降れず、吹いても吹かんようになりているのがわからんか。
盲、聾の世の中ぞ。
神のいる場所塞いでおりてお蔭ないと不足申すが、わからんと申してもあまりであるぞ。
神ばかりでもならず、臣民ばかりではなおならず、臣民は神の容れものと申してあろが、天のひつくの民と申すのは、世界治める御魂の容れもののことぞ、民草とは一人を護る入れものぞ、ひつく臣民は神がとことん試めしに試すのざから、可哀そうなれど我慢してくれよ、その代わり御用つとめてくれたら、末代名を残して、神から御礼申すぞ。
何事も神は帳面につけとめているのざから間違いないぞ、この世ばかりでないぞ、生まれ代わり死に代わり鍛えているのぞ、ひつくの臣民落ちぶれていると申してあろがな、今に上、下になるぞ、逆立ちがおん返りて、元の善き楽の姿になるのが近づいたぞ、逆立ち苦しかろがな、改心した者から楽にしてやるぞ、御用に使うぞ。
八月三日、ひつ九のか三。


「今の世では雨風を臣民がワヤにしているぞ、降っても降れず、吹いても吹かんようになりているのがわからんか。」
現在は、世界中で異常気象が起こっており、台風も巨大化するなど、地球はまさにワヤの状態です。

「神のいる場所塞いでおりてお蔭ないと不足申す」
神のいる場所塞ぐというのは、神社ではなく、神が宿る人間の身魂の掃除が遅れている(改心していない)ので入れないということでしょう。

「何事も神は帳面につけとめているのざから間違いないぞ、この世ばかりでないぞ、生まれ代わり死に代わり鍛えているのぞ、ひつくの臣民落ちぶれていると申してあろがな」
ひつくの臣民は、庶民として、苦労することで鍛えられているそうです。
苦労している貴方こそが、ひつくの臣民かもしれませんよ。



posted by mydears at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 下つ巻
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