2017年09月23日
自分の骨粗しょう症度をチェックしてみよう!骨粗しょう症の原因と予防方法
最近更年期障害について調べていますが、その中で「閉経後は骨粗しょう症のリスクが激増する」という話を知り、それに関しても気になり始めました。
思っていた以上にリスクが増えるようで・・・^^;
父も骨粗しょう症で骨折を繰り返したりしていましたので、私も同じようなことにならないよう、できる限り予防していきたいと思います。
まずは基礎知識だけでも知っておいて損はないかと思います。
骨粗しょう症とは
主に老化により骨密度が低くなったり骨の質が低下し、骨の強度が弱くなり、スカスカの状態のことをいいます。
ちょっと手をついたりくしゃみをしただけなど、なんでもないようなことでも骨折しやすくなります。
特に女性に多く、骨粗しょう症で病院に通う約80%が女性と言われています。
骨粗しょう症の原因
骨というのは常に新しく生まれ変わるため、古い骨を壊す「骨吸収」と新しい骨を造る「骨形成」がバランス良く繰り返されていますが、このバランスが崩れた時に骨形成が間に合わなくなり、骨密度が低くなります。
骨を造るのは「骨芽細胞」という細胞です。
・加齢
・閉経後(女性ホルモンのエストロゲン減少により、骨形成が間に合わなくなる)
・妊娠後
・無理なダイエットによる栄養不足
・運動不足により、骨形成が遅くなる
・喫煙、過度なアルコール摂取
・ステロイド薬の長期服用
・糖尿病、動脈硬化
・関節リウマチ
・副甲状腺機能亢進症
骨粗しょう症 年代別・男女別
閉経前の女性の骨形成バランスは女性ホルモンのエストロゲンに頼るところが多いため、閉経後は極端に骨粗しょう症が多くなります。
男性もエストロゲンは持ち合わせていますが、元々少ないし加齢による減少も緩やかなため、骨粗しょう症の加齢による発症も女性に比べると緩やかなものになっています。
骨粗しょう症のサイン
・腰や背中に痛みを感じる
・腰や背中が曲がってきた
・背骨が出っ張ってきた
・身長が2センチ以上低くなった
・今までなんでもなかったようなことで骨折した
・壁に背中をぴったりつけた時、頭・背中・おしり・かかとが同時につかない
骨粗しょう症になりやすい生活習慣
・過剰なダイエット
・偏った食生活
・カフェインの飲みすぎ
・過剰な飲酒
・喫煙
・運動不足
骨粗しょう症の危険度チェック
(体重−年齢)×0.2=危険度判定値
(例 体重50kg−年齢60歳×0.2=-2 → 危険度中)
危険度判定値
-4未満 危険度大
-4~-1 危険度中
-1以上 危険度小
※現時点での骨粗しょう症のリスクを予測するものであり、「危険度小」でもなる可能性はあります
骨粗しょう症から要介護や寝たきりに・・・
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、介護が必要になった女性のうち22%以上が、骨粗しょう症に起因する原因であることが分かりました。
1位 25.1% 不明・その他
2位 18.5% 脳血管疾患(脳卒中)
3位 15.8% 認知症
4位 13.4% 高齢による衰弱
5位 11.8% 骨折・転倒
6位 10.9% 関節疾患
7位 4.5% 心疾患
5位と6位が両方とも、骨粗しょう症に関与しています
病院は何科?治療方法は?
心配だから病院で調べてもらいたいけど、何科へ行けばいいの?という方へ。
医療機関にもよりますが、一般的には整形外科です。
特に女性の場合は自治体で検査を実施しているところも多いので、まずは市町村に問い合わせてもみるのも良いです。
他にも関節痛や五十肩がある方は、リハビリ室(リハビリ科)も併用されている医療機関でついでに電磁治療や温熱治療など受けるという方法もあります。
症状が進んでいる場合は薬や注射での治療があります。
薬物治療では骨折のリスクを1/2~1/3まで減らすことができるとされていますので、痛みなどある方は相談してみてください。
これは家族の体験談ですが、薬によっては酷い便秘になることがあります。
どの薬も必ずなるわけではなく、薬を変えたら便秘は改善されました。
「仕方ないか」と諦めず、副作用が出たら担当医師に伝えてくださいね。
骨粗しょう症の予防
上にも書いた通り、骨を造るのは「骨芽細胞」という細胞です。
【食事】
骨芽細胞を作るのがたんぱく質やカルシウムになります。
ただ、それをサポートする栄養素も必要ですので、それだけ摂っていればいいというわけではなく、やはり食事のバランスが大切になってきます。
カルシウムとの食べ合わせが良いのは、ビタミンDとビタミンK。
ビタミンKは骨からカルシウムが流出するのを防ぎ、ビタミンDはカルシウムが吸収されやすくなります。
ビタミンDが多い食品は
さんま、かれい、うなぎ、乾燥きくらげ、干しシイタケなど
ビタミンKが多い食品は
モロヘイヤ、ホウレンソウ、パセリ、納豆、海苔など
昔は「カルシウムは骨を造る!」と言われやたらと牛乳を飲むように推奨されていたものですが、カルシウムだけ過剰摂取すると骨や血中のバランスが崩れ、逆に骨粗しょう症のリスクが増えたり血管が詰まる原因にもなります。
そのバランスを整えるのがマグネシウムで、カルシウムとマグネシウムの摂取バランスは2:1~3:1が推奨されています。
乳製品はカルシウムは多いけどマグネシウムが少なく、それ以外の食事でも比較的カルシウムの方が摂りやすいといわれています。
ということは、マグネシウムの方を意識して摂ることが、より骨造りにも貢献すると思います。
私のお勧めは木綿豆腐や納豆で、100gあたりのカルシウムとマグネシウムのバランスが程よいです。
・木綿豆腐 マグネシウム130mg カルシウム120mg
・納豆 マグネシウム100mg カルシウム100mg
大豆製品には大豆イソフラボンが含まれており、骨粗しょう症の原因となる減少した「エストロゲン」に似た働きもするため、ますます効果的に働いてくれるのではないでしょうか。
【運動】
運動は骨に力がかかりますが、そうすると骨芽細胞を活発化してくれるので、追いつかなくなった骨の形成スピードを早めます。
運動だけではなく、背筋を伸ばした姿勢を続けることも骨に力をかけるので骨粗しょう症予防になります。
まとめ
骨粗しょう症の危険度チェックはいかがだったでしょうか?
私はそもそも年齢の数字より体重の方が多いので、マイナスになりません。
ということはどう転んでも危険度小なのですが、いいのか悪いのか
グラフを見ると女性の骨粗しょう症は多いな・・・と思いますが、それでも50%を超えてくるのは80代前半から。
80代後半だって、60%に満たないのです。
考え方によっては、そこまで多いわけでもないような?
閉経やエストロゲンの減少には逆らえないので、あとは運動や食事、生活習慣などで出来る限り予防するしかないようですね。
みなさんも今後歳を重ねた時、骨粗しょう症じゃない40%強の側にいられるよう、今から頑張りましょう
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6733755
この記事へのトラックバック