2017年04月10日
ローヤルゼリーの選び方と相乗効果がある成分
前回はローヤルゼリーとデセン酸の効果・効能について書きました。(前回の記事はここをクリック)
そこで「飲んでみたいな」と思った人に向けて、今度は選び方について書きたいと思います。
選ぶ基準として、「効果があってコスパの良い製品」というのが、ほとんどの方に当てはまるのではないでしょうか。
でも、どれだけの有効成分が含まれてるか分からないことにはコスパの良し悪しも分からず、選びようがありません。
ロイヤルゼリーは、成分表示が特殊です。
予備知識が無い状態でパッと見ただけでは、実際にどれだけ含まれてるのかが分からず、比較ができません。
比較するために必要な知識として、ローヤルゼリーの種類と、成分表示について説明します。
産地や会社ブランドへの安心感、同じ量を摂取するのでも吸収率が良い工夫がされてるかなど、他にも選ぶ基準はありますが、とりあえず今回は、自分の希望する含有量であるかどうかに絞ってみます。
「ローヤルゼリーの効果・効能と、デセン酸について」の記事を読む
【ローヤルゼリーの種類】
ローヤルゼリーには、「生ローヤルゼリー」「乾燥ローヤルゼリー」「調整ローヤルゼリー」の三種類があります。
生ローヤルゼリーはその70%が水分ですが、乾燥ローヤルゼリーは生ローヤルゼリーから90%の水分を取り除き粉末状にしたもので、錠剤やカプセルに使われることが多いです。
調整ローヤルゼリーは乾燥ローヤルゼリーにでんぷんや乳糖などの添加物を加え、ソフトカプセルや糖衣やドリンク類によく使われます。
最も高品質なのは生ローヤルゼリーですが、3種それぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどれを選ぶのが一番いいかと言い切る決め手にはなりません。
生ローヤルゼリーのデメリットとして、下記のようなことが挙げられます。
・値段が高い
・酸味が強くて飲み辛い
・保存期間が短い
・飲み方や使うスプーンなどに気を遣うので面倒
これらが気にならずクリアできる方にとっては、生ローヤルゼリーが最良の選択だと思います。
【生ローヤルゼリー換算値】
先ほども書いたローヤルゼリーの種類ですが、同じ重量でも成分をどのくらい含んでいるかという話になると、水分量が違ったり添加物の量が違ったりして、そのままだと比較できません。
そこで、乾燥ローヤルゼリーの重量は生ローヤルゼリーの1/3になることを基準に、生ローヤルゼリーに合わせた換算をします。
たとえば生ローヤルゼリーの重量が300mgだった場合、成分はそのまま300mgです。
これが粉末ローヤルゼリーの場合は、重量が100mgで、成分が300mgということになります。
調整ローヤルゼリーの場合はでんぷんなど除いた量によります。
粉末ローヤルゼリー100mg+添加物100mgだとすれば、重量は200mgだけど、ローヤルゼリーの成分は300mgです。
日本の製品の場合は、商品説明欄にこのように書かれています。
「生換算」とハッキリ書かれてるので分かりやすいですね。
海外製品の場合はこのように書かれています。
重量500mgだけど、生ローヤルゼリー換算したら1500mgだよ、という意味です。
「ローヤルゼリーの効果・効能と、デセン酸について」の記事を読む
【一日の摂取量】
生ローヤルゼリー換算した一日の推奨摂取量は、500mg~3000mgです。
幅が広いですが個人差があるので、自分にとっての適量は自分で探すしかありません。
そのため、まずは生ローヤルゼリー換算500mgから試し、徐々に増やしていくという方法を取りたい場合に、1粒の含有量が少ない製品を好む人もいます。
錠剤やカプセルを飲むのが苦手でなるべく少量で済ませたい方には、1粒の含有量が多い製品が合っているかもしれません。
ネット上の口コミなど読んでる限りでは、試しながら飲んでいく場合でも健康体の大人なら1000mgスタートでも良いとは思いますが、なにしろ個人差があるのでなんともいえません。
【デセン酸の含有量】
ローヤルゼリー特有の成分として、デセン酸があります。(効果については先日の記事で)
ローヤルゼリーは元々40種類以上もの栄養素を含みそれだけでも非常に優秀なのですが、デセン酸の効果が欲しくて飲む人にとっては、デセン酸の含有量も大事なことです。
デセン酸の含有量が多い製品ほど品質が高いと言えますが、その分高価になります。
ローヤルゼリーの公正取引協議会により、ローヤルゼリー製品のデセン酸含有量の基準が決まってます。
・生ローヤルゼリー 1.4%以上
・乾燥ローヤルゼリー 3.5%以上
・調整ローヤルゼリー 0.18%以上
この基準を満たしている製品だけが、ローヤルゼリー製品として(組成基準値として)認められています。
「デセン酸についてあまり触れてないサイトのローヤルゼリーは、多分デセン酸の含有量が少ないだろうから買わない!」と言う人もいます。
そこで大手メーカーのローヤルゼリーサプリメントの販売サイトを見てみましたが、デセン酸の含有量が書かれてなかった・・・
うーん、信頼してるメーカーだけに、どう解釈すればいいんでしょうね。
ただ、ずいぶん偉そうに言ってしまいますが、顧客の立場からすればデセン酸の量は気になると思うんです。
それを書かないということは、書けないほど含有量が少ないか、顧客が買いたくて内容を調べてる時の心理に鈍感だと感じてしまうので、あまり印象は良くないなと・・・
カプセルなどに入った乾燥ローヤルゼリーの場合は基準値が3.5%以上となってますが、販売サイトに行くと5~6%の製品もちょくちょく見かけ、9%なんていう製品もありました。
あとは、お値段との兼ね合いですかね。
海外製品だと「6% 10-HDA」「10-HDA 14mg」などと書かれてることが多いです。
「10-HDA」というのは、デセン酸のことです。
ソフトカプセルや糖衣錠などは調整ローヤルゼリーである場合が多く、パーセンテージ表示の場合は「デセン酸6%の乾燥ローヤルゼリー+添加物」だとすると、全体としては6%にならないこともあるので注意が必要です。
書き方にごまかされそうになりますが、結局のところ「0.35%」なんていう商品もあります。
【ローヤルゼリーと相乗効果がある成分】
・プロポリス
ローヤルゼリーには含まれない、抗酸化作用の強いビタミンAとビタミンEがあり、その他免疫力向上の成分が豊富ですが、栄養成分がやや物足りません。
ロイヤルゼリーと一緒に摂ることで、お互いを補い相乗効果が期待できます。
・マカ
ホルモンバランスの調整、疲労回復、ストレスの解消など、ローヤルゼリーと被る効果を持ち合わせています。
一緒に摂ることにより、より一層の効果増強が見込めます。
・セサミン
ローヤルゼリーの重要な成分「デセン酸」は酸化しやすく減少しやすいのですが、セサミンはデセン酸が体内に入った後、減少していくのを抑える働きをします。
・アラキドン酸
卵や肉や魚に多く含まれるアラキドン酸は、脳の働きや免疫力を向上させる効果があります。
普段の食事で不足することはあまりない成分ですが、一緒に摂ることで肥満や生活習慣病の予防が期待できます。
・コエンザイムQ10
コエンザイムQ10には抗酸化作用、生活習慣病の防止、ダイエット、アンチエイジング、冷え性改善、疲労回復など様々な効果がありますが、その不足分を、バランスの良いローヤルゼリーが補います。
「ローヤルゼリーの効果・効能と、デセン酸について」の記事を読む
自分も現在、自分のとって納得のいくローヤルゼリーサプリメントを探しているところです。
高品質なのは良いのですがあまり高すぎると続けられないと思うので、そこそこのところで妥協して手頃なお値段のサプリメントがいいな~と思っています。
色々比較検討しながら、良い商品が見つかれば後日紹介しようと思います。
【関連記事】
・4/8 「ローヤルゼリーの効果・効能と、デセン酸について」
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