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2017年06月15日

加齢と共に。

テニスは生涯スポーツなんて言われることもあります。

70歳になっても80歳になっても楽しめるスポーツです。

今現在、教えている方でもう、かれこれ10年以上教わってくれている方がたくさんいます。

当然、私も10歳、年を重ねていますがその方々も同様に10歳、年を重ねているわけです。

私自身の教え方や、テニスの理論は時代に合わせて変えてはいるものの、皆さんのテニスに対するモチベーションは良い意味で変わっておらず、向上心がしっかりとあります。

テクニック、技術面は人によって度合いが違うものの皆さん上達していると思います。

しかし、年々はとっていくものです。

10年で気持ちは変わっていなくて、体力や筋力はやや下降・・・。

お分かりのように、怖いのは怪我や故障です。

私の生徒さん以外でも、日々、怪我や故障をしないように地道にトレーニングなどをしている方もいると思いますが、そのような方は少数派ではないでしょうか?

ここで提案したいのは

いかにエコなテニスを心掛けられるか

という点です。

そんなこと出来たらやっているよ、って話かもしれませんが、生涯テニスを楽しむつもりであれば、「出来たらやるよ」ではなく、出来るようにならなくてはいけません

例えば、打点が遅れているのを無理やり肘をたたんで返球していたり、無理に力で押し込んだり・・・。

今は良くても、さらに10年後、20年後?どこかに支障がきてしまうかもしれません。

ライジングで打ってみたり、スライスを混ぜたり・・・対処法は様々ですが、そういったテニスは少しずつ改善していかなくてはいけません。

ただ、「サボる」というのと紙一重

そこの線引きは非常に難しいと言えば難しいです。

スライスに関して言えば、余裕で打てるボールはしっかりと打っていきたいですし、厳しいなと思えるボールは無理やり打つことは可能でもスライスという選択を増やしていきたいですし、深いボールを思いっきり下がって打つだけでなく、むしろ、少し前に入ってライジングで打ってみる。

何となく、サボるな!と言われそうな感じですが、そういったテニスも取り入れていきましょう、ということです。

10年後も今と同じテニスができるかどうかはわかりませんが、大きな怪我や故障が無ければテニスを楽しむことはできるはず。

大きな怪我や故障は、場合によっては10年後テニスが出来なくなってしまうかもしれませんからね。

体力、筋力を計算に入れながらテニスライフを楽しんでいきましょう。


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2017年06月01日

ボールとの距離感を掴むために。

今回はテニスに限らず、球技をする上で必ず必要になってくるボールとの距離感について。

トレーニングの仕方とかではなく、あくまで意識的な内容です

よく、ボールとの距離感がつかめていない方に

ボールの後ろから入りましょう。

というアドバイスがあったりしますが、これはボールとの距離感がある人には有効です。

逆に距離感が無い人にとっては、あまり効果的ではないと思われます。

なぜなら、そもそもボールがどこにバウンドして、この辺に来るというのが測れないからです。

技術的な部分ではなく、感覚的な部分なので正直、教えようのないモノだったりしますが私としては諦めきれません。

私の教えている生徒さんの中にも距離感が苦手な方がいます。

その方たちに共通している部分から探っています。

その共通している部分は

打った後に構えていない
打った後に戻るべきところに戻ろうとしていない
打ったボールに気を取られすぎている


といった部分です。

ボールとの距離感とはボールの軌道の予測に繋がります。

その予測というものは、実は相手が打ってからのボールを見るだけでは予測がしにくいものです。

相手のボールへの入り方
ラケットの軌道
インパクトの音

など色々な要素から予測します。

例えば、相手と自分の前にカーテンがあり、相手が打った瞬間にカーテンが開くとしましょう。

かなり予測が難しくなってきます。

つまり、ボールの予測とは、相手が打った後からではなく、打つ前からスタートしているものなのです。

以前にも書きましたが、相手を見るのではなく、「観る」です。観察するということです。

先ほどの距離感が苦手な方たちは、自分が打った後に構えていなかったり、戻っていなかったりしています。

これは相手が打つまで自分の世界にハマちゃっている感じです。

では、いつ構えるのか・・・。

これも共通していて

相手が打つ直前です。

先ほどの予測と重ねて考えると分かってきますよね。

予測は相手が打つ前からしなくてはいけないのに、その頃になって構えたり、戻ったりしている時点で観察できるわけありません。予測が甘くなるのは当然です。

自分が打った直後から自分ではなく相手に意識を変えられるかがポイントです。

距離感は感覚です。

感覚は慣れで養われていくものですが、何千球、何万球とこの意識を持たずに打っていても全く経験値が溜まっていきません。

逆にこの意識を持ってテニスをすると

あんなスウィングしたからボールがこんな風に変化するのか
あんな音だったからこういった回転だったのか
あんなボールへの入り方をした時はこうなるものか

など色々と繋がりが出てきます。

また、自分に自信が無く、打ったボールが入るかどうか確認したい、という方もいますが、言い方を厳しくしてしまえば「言い訳」です。

それなりにコートに入れるつもりで打っているでしょうから、たとえそれが確率が悪かろうが、入る可能性はゼロではないはず。

もしかしたら風が吹いて入るかもしれません。

1000球に1回の確率だろうが構えなくてはいけません。

距離感を掴みたいのであれば、距離感がある人以上に意識して構えるべきです。


観察力・注意力を上げていけば1球1球が経験値になり、次第に距離感が付くようになります。

自分中心にテニスをせず、打ちっぱなしのゴルフのようにならないように気を付けていきましょう。


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2017年05月25日

楽しむということ。

皆さん、テニスを楽しんでいるでしょうか?

ほとんどの人がイエスだと思います。

私が教えている生徒さんもほぼ全員がそれなりに楽しんでいると思います。

しかし、ごく稀に真面目に考えすぎるがためマイナス方向に行ってしまう人もいます

何らかのアドバイスをする時には、ここがまだできていませんねぇ。もう少しここを頑張りましょう。なんてことは良くあるアドバイスです。

すぐに出来るようになる場合もあれば、なかなか感じがつかめない場合もあり、できない自分に嫌気がさしてしまい、悩みすぎてしまう場合もあります。

これは誰にでもあり得ることで、ある意味当たり前なことです。

そんな時は

まだまだ伸び代がある
まぁ、ゆっくりやろう
ここが出来るようになったら、あんなボールが打てるかも

といったようにポジティブに考えて、楽観的にいきましょう

なんでもホイホイできてしまったら、そんなつまらないものありませんしね。

先日、あるバラエティ番組で、あるタレントが股抜きショットを打とうという企画がありました。

そして、その舞台がIMGアカデミー。

そうです、錦織の所属しているアカデミーです。
IMG_2273.JPG

そのタレントは中々上手く打てず、かなり凹みモードでした。

コーチももっと打点をこうだ、片足上げてみたら?といった的確なアドバイスをしていましたが中々上手くいきません。

そんな時に隣のコートで練習していたのが錦織。

そのタレントは錦織に藁をもすがる思いでアドバイスを求めました。

その時の錦織のアドバイスは

「大事なとこは楽しむことじゃないですか?」

でした。

なんて素晴らしい神アドバイス!

その後、そのタレントは成功しました。


この錦織のアドバイスが全てで、完璧なアドバイスとは言いませんが、たまに行き詰まった時には効果覿面です。

また、楽しみ方も人それぞれですが、誰でも最初のテニスのスタートは「楽しい」だと思います。

たまにそんなことを思い出してリフレッシュしてやっていきましょう!


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2017年05月17日

ニュートラルな状態を制する。

テニスには攻めと守りがあります。

しかし、1つのポイントの中で攻めと守り以外に、どちらとも言えないボールがあります。

私はそれをニュートラルな状態とか中間のボールと呼んでいます。

実は1つのラリーの中で攻めや守りのボールよりも、このニュートラルなボールの確率の方が圧倒的に多くなります。

厳密に攻めと守りを分けるとしたら別ですが、7割くらいはニュートラルな状態でラリーをしていくことになります。

攻めの時には攻めるべきで、守る時には守るべきです。

しかし、そうでない時に攻めたり守ったりするのは得策ではありません。

つまり、先程のニュートラルな状態の時に無理に攻めたりするとミスの確率が高くなってしまい、ポイントを失いやすくなります。

また、ニュートラルな状態の時に弱気なボールを送ってしまうと攻められてしまいます。

まずは判断力をつけなくてはいけなくなりますが、このニュートラルな状態を慌てずにミスせずに、攻められないようなボールを打ち続けることができるかどうかが大切です。

例えば、ゆっくりとしたボールがベースライン付近に深く飛んできたとしましょう。

“ゆっくりなボールだから強く打とう”

と決めつけるのは危ないです。

ゆっくりな深いボールを一発でエースを取るのは中々難しいものです。

もちろん、ストローク力に自信がありエースを取れるのであればアリだとは思いますが、一般プレーヤーには少々ハードルが高く思われます。

そこから攻め気味のボールでジワジワといくのが一般的には良いのではないかと思います。


あくまで1つの例で、絶対ではありませんが、そういった勘違いは多々あります。

7割近くを占めると思われる、攻めでも守りでもないニュートラルなボールを支配できるように意識してラリーしてみてください。

また、攻めのボールばかり練習するのではなく、こういったニュートラルな状態でいかに攻められないようなボールを練習することも大切なので、そういった練習もしてみましょう。


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2017年05月11日

ゲームと練習の差を意識して。

誰でもゲーム中でのプレーと練習の中でのプレーは差があります。

これはプレッシャーのかかるレベルが違うので差があって当然です。

これを理解しておきましょう。

まず、ラケットに関して。

新しいラケットにする時に気にしておきましょう。

試打をするにしても練習から入るでしょう。

その時は上記したようにプレッシャーが少ない状態で打つのもあるし、試打なだけに色々と「試す」感じで打ち始めます。

そうすると

反発が良い
食いつきが良い
しなりが良い

など、良い点や場合によっては悪い点も感じられるでしょう。

きっと試打の段階で悪い点を感じたら、ラケットの新調をしないと思います。

問題は良い点が目立って「いい感じ」となった時です。

そのラケットで必ず試合をしてみましょう。

先程の良い点が微妙になり、例えば反発が良いという点が「飛びすぎる」となったりします。

もちろん、それは練習してアジャストしていくべきなんですが、練習だけのフィーリングで決定しないようにしましょう。

試合をしてみても「これは良い!」と思えたらベストマッチです。

続いて練習です。

これはなるべく、試合でのプレーと練習でのプレーの差を少なくできるように意識です。

極端に分かりやすい例として

球出し練習、ラリー練習などでは当たりのよいショットをバンバン打っているのに、ゲームになった途端入れにいくショットになってしまうといった現象です。

先程も書いたように差が出るのは当然ですが、あまりにも差があると何を目的に練習しているのだろう?となってしまいます。

練習でバンバン打つのであれば、試合でもバンバン打つべきですし

試合で安定感を求めたプレーであれば練習でも安定感を意識して絶対にミスしないことを意識して練習すべきです。

テニスの楽しみ方は色々なので絶対とは言えませんが、多少でも試合に出ている方は意識していましょう。


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2017年05月05日

中途半端なボールに注意。

一般的に考えるとテニスはミスのスポーツで、相手のミスでゲームが進んでいくのではないでしょうか。

私個人的には確率の高いショットを打っていくことが大事と思っていますので、確率重視という観点から書いていきます。

題名にした「中途半端なボール」というのはボレーの際によく見られるパターンです。

ボレーに出て、相手の打ってきたボールが若干浮いていて、肩や顔あたりに飛んできた場合です。

ネットにしっかりと詰めた状態であれば決めにいけるボールでしょう。

しかし、サービスライン付近でボレーをする場合には、非常に危険なボールです。

先程も書いたようにネットに詰めた状態であれば決めにいけるボールですが、サービスライン付近ということは詰めた状態ではありません。

なので、決めにいきづらいボールになってしまいます。

例えば、ネットより低いボールが飛んできたら、なんとかネットを越していこうという意識が働き、無理をしないようにボレーしていくでしょう。

肩や顔の高さのボールは一瞬、浮いた!と思ってしまうだけに厄介です。

かといってフワッとしたボールで返すのも微妙。

押し込む感じで次のチャンスを狙えれば最高です。

何よりチャンスと思って叩きにいってしまうのが非常に危険

その辺の高さのボールはまずは「危なっかしいな」という意識を持って打っていくことが大切です。

中級、中上級というレベルで多いミスの1つです。

うまく自分にブレーキをかけながら攻め気味のボールを打てるようにしてみましょう。

技術的にはそれほど難しいショットではありませんが、自分のメンタル次第です。

球出し練習で、その辺の高さを押し込んで打ってみましょう、となれば丁寧な攻め気味のボールは打てる人でも実際のゲームになった場合、ついつい「やっと浮いてきた!」という心の緩みと、早く決めたいという焦りがミスに繋がってしまいます

草トーなどで上位に進出しているプレーヤーはこの高さのボールのミスの確率が非常に低いです。

練習でも試合でも少し気を付けてみましょう。


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色々と自由に。

テニスは動いているボールを動いていって「止まって」打つスポーツです。

基本的にはこの表現であっていると思いますが、実際に打つ時には動きの中でボールを打っていきます。

言葉の問題だったりしますが、この基本と実際でのズレが難しくしている部分もあります

例えば、ボレーを練習しているとしましょう。

手首の形はこんな感じで、基本的には動かさないで打っていきます。

しかし、遠いボールや低いボールが飛んできたら、もうすでに「基本」的なボールではなく、イレギュラーなボールになります。

そんな時は、基本の形を変えて手首の形を少し変えて打っていく必要があります。

状況に合わせて手首を自由にしなくてはいけません。

また、ストロークでも同様です。

フォアハンドストロークであれば、左足を踏み込んでから打ちます。

これは一応基本です。

しかし、速いボールなどが飛んできて踏み込むタイミングがない場合はオープンスタンスを使っていったりします。

ある意味、左足を自由に使わなくてはいけません

もちろん、基本は大切。

しかし、基本にとらわれ過ぎて対応力を疎かにしては先に進めません。

「基本に忠実に」とか「まだまだ基本が出来ていないから」と自分から壁を作らずに色々と自由に試していきましょう。

これはこういった感じにして打つと打ちやすいけど、このように変えて打ったらどうなんだろう??

などちょっとしたチャレンジが必要になってきます。

そんなところに面白さを見いだせたら最高です。

手首や左足を自由に使うということだけでなく、考え方も自由にしていくことも忘れないようにしましょう。


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2017年04月28日

備えあれば憂いなし。

このブログでも何度か書いていますが、テニスは基本的に相手が打ってきたボールに対してリアクションをとっていくスポーツです。

ですから、自分のこと50%・相手のこと50%という意識が必要です。

相手がどんなボールをどこに、どのスピードで打ってくるのかを観察し、それに対して自分がどんなボールでどこに返していくのかを瞬時に判断、決断、行動していくことになります。

ついつい自分の打ち方などに意識が偏りやすいものです。

相手の打ってくるボールがどんなボールかのヒントは相手が打つ前から始まっています

むしろ、打った後の情報は少ないかもしれません。

その相手が打つ前からの情報をキャッチできる状態かどうかが大切です。

例えば、どこかの国が自分の国に向けてミサイルを発射しようとしているとします。

相手国がどんなミサイルを所持していて、そのミサイルがどれくらいの破壊力があり、射程距離はどれくらいなのか、など色々な情報を探る必要があります。

ミサイルを発射されてから対応しても遅いですよね。

「おいおい、うちのリーダーは何してるんだ!」
「予め防げたのではないのか?」

という話になります。

これと同じように、テニスでも相手が打つ前から

ボールを対してどんな入り方をするのか
スピンを打とうとしているのかスライスなのか
クロスを狙おうとしているのかストレートなのか

etc・・・。

相手方は色々な情報を発信しているはずです。

その情報を見逃して、打たれてから対応しても当然、慌てるし対応が雑になりミスに繋がってしまうことも増えてきます。

そのヒントを見逃さないように意識しましょう。

まさに備えあれば憂いなし。

です。

自分の技術を上げなくても、情報収集能力を上げることによってポイントを取りやすくなっていくかもしれません。

自分50%・相手50%

の意識を持って練習してみましょう。


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2017年04月20日

テニスの方法は様々。

テニスは動いているボールを動いていって打つスポーツです。

さらに、外でプレーすることが多いので天候や風などに影響を受けて同じボールが来ることはありません。

また、これだ!という正解はなく、強いて言えばポイントにつながったらそれが正解かもしれません。

そこに至るまでに色々な方法があります。

よくコーチングをしていて

今のボールはこういったボールなのでこうしていきましょう。

なんてアドバイスをします。

(そのアドバイスが良いのか悪いのかは置いておいて)

次はこういったボールだったからこうしていった方がいいかな。

なんて言ったりします。

そうすると

たくさんありすぎて難しすぎる。
やることがあり過ぎて嫌になる。


という声も出てきます。

確かにその通り。

しかし、そのようにネガティブにとらえずにいきたいものです。

たくさんあって大変と思わずに、ポイントを取るという正解に対して

たくさんの正解がある

と思いましょう。

例えば、甘めのボールが飛んできたとして
IMG_2220.JPG


@アプローチをしてボレーで攻めていく
Aフォアに回り込んでエースを狙いにいく
B強く打つフリをしてドロップしてみる
...

と書き切れないくらい方法があります。

更に@にしても

❶ストレートにアプローチする
❷クロスにアプローチをする
❸センターにアプローチをする
...

など枝分かれして色々と組み合わせていけば何百、何千という方法が出てきます。

その人の技術や経験によって、その中でどれが一番ポイントに繋がるかをチョイスしていくわけですが、どれを選んでも良いわけです。

私の勝手な経験上、真面目に考えすぎてしまう人ほど「たくさんあり過ぎて...」となる傾向がある気がします。

言い方は悪いですが、自分勝手な人ほど「色々な方法があって面白い」となっている気がします。

別に自分勝手にテニスをしましょう、というわけではありませんが、たくさんあるものを色々と試していきましょう。

もちろん、失敗もあるだろうし、ポイントに繋がらないこともあるでしょう。

しかし、それが経験というものに繋がります。

方法を練習で増やしていくと共に、色々とチャレンジしていくことも大切にしていきましょう。


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タグ:方法

2017年04月14日

ゲーム中は優位性を意識して。

ゲームでは勝つか負けるか、ポイントを取るか取られるか、の世界です。

当然、ラリー中に有利な状況か不利な状況かでポイントの獲得率が変わってきます。

有利な状況が続けばポイントを取る確率が上がりますし、不利な状況が続けばポイントを失いやすくなります。

1つのショットで一気にポイントにつながることもありますが、そこに照準を合わせてしまうのは得策ではありません。

特に我々一般プレーヤーはスーパーショットを打ってコートに入れる確率は低いと思われ、むしろポイントを失う確率の方が多いのではないでしょうか。

そこで、「攻めるボール」でなく「攻め気味のボール」というのを意識して使うようにしましょう。

言い換えれば「負けないボール」でしょうね。

相手との有利、不利を数字で表してみましょう。

どちらでもない場合は5:5として左の数字が高いほど自分が有利とします。

つまり、7:3や6:4であればまずまず優位性が保たれている状態。

8:2や9:1はかなり優位性が高い状態です。

この状態を維持してラリーを続けることが大切です。

もちろん、絶対ということはありませんし、1:9の状況から一発でポイントを取ることだってありますが、あくまで確率の話です。

単純計算で8:2をキープできたとしたら、相手が1ポイントを取る間に自分は4ポイントを取ることができます。

1ゲームの中でいったら相手に1ポイント取られても1ゲーム取ることができることになります。
(あまり細かい計算はしないでくださいね。)

例えば、相手がビッグサーバーであるとして、相手のサーブの時です。

すでに3:7あたりからのスタートです。

いかに5:5に戻して、それを6:4にしていくかを考えましょう。

その不利な状態から有利な状態を維持していけばブレイクも不可能ではないはずです。

特に自分からエースを量産できないプレーヤーはこういった点に注意してプレーすることが大切です。

1本のラリーだけで判断せずに、徐々に徐々に優位になるようにラリーをしていければポイントは獲得しやすくなるはずです。

ゲーム中はこの優位性を意識しながらプレーしていきましょう。


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プロフィール
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天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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