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2015年11月19日

錦織、フェデラーに敗退。

先程終了した、ツアーファイナルのグループリーグ。

錦織v.s.フェデラー



−5
4−6
−4


でフェデラーの勝利。
image.jpeg

錦織のグループリーグでの敗退が決定しました。
スコアを見て分かる通り、素晴らしい試合でした。

そして、最近、不安視されていた、いいところで取れないポイント
今回はそれなりに取れていたのではないでしょうか。

私もそうですし、皆さんも経験したことがあると思いますが、いいところで強気にいかなくてはいけない。
しかし、ちょっとした力みがミスになり、入れにいけばポイントを失う・・・。

錦織も同じでしょう。
イマイチ自信をなくしていた部分もあったと思いますが、今年最後の試合で吹っきれたように見えます。
来年に向けて好材料です。

また、セカンドセット1−4ダウンからの5ゲーム連取はシビれましたし。

錦織は特殊なゾーンを持っていまして、集中してミスしないテニスだけではなく、どんどんタイミングが早くなっていき、さらに全てはいる。
なぜか、その錦織ゾーンに入るとガシャったボールもいいところに入ってくるという神懸かった状態になります。

セカンドセットの最後もポイントも、若干オフセンターで浅くなったのをフェデラーがネットに掛けた気がします。

しかし、最後は今年苦しんだサーブ、ダブルフォルトが絡んで負けてしまいました・・・。

非常に残念ですが、明確な修正点も見つかり、来年へと繋がっていくのではないでしょうか。


この1年間、よく戦いました。
そして、世界のトップ8に入り、しかも2年連続して出場した新顔は錦織だけです。

さらに、グランドスラム制覇も可能なポテンシャル。

凄すぎます。

怖いのが、これが当たり前的な風潮。

むしろ、今回のようにグループリーグ敗退やグランドスラム、ベスト8あたりで負けてしまうと、大したことないじゃん的な雰囲気になってしまいます。

昨年、全米準優勝がブームのピークとなってほしくはないですよね。

しかし、テニスプレーヤーの知名度はそんなもの。

グランドスラムを制覇するしかないです。

ジョコビッチとは更に差が開いてしまった気がしますが、トップ5あたりに位置できるポテンシャルはありますから、まずはマスターズを制覇して、来年はグランドスラムを期待しましょう!


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2015年11月18日

100ラリーの進化型練習。

先日、結局は安定感。という話をしました。

そして、その練習方法の一つとして

100ラリー

という練習を紹介しましたね。

まずはどんな形であれ100ラリー、つまり50往復を目標にしてください。

100まで続けるという忍耐、辛抱、メンタルが鍛えられます
image.jpeg

逆に考えれば何とか相手のコートに返すことができればラリーは続いていきます。
そして、100はクリアできるでしょう。

しかし、この状態でクリアしたとして、試合で使えるでしょうか??

残念ながら答えはNOです。

もちろん、1歩1歩、階段も1段1段ですから、まずはそれでいいんです。

では、次はどうすればいいのか。

先ほど書いたように、何とか相手のコートに返すだけのボールを減らしていかなくてはいけません。

100ラリー全てというのは中々難しいですが、何となく当てて返しているだけ、とか、打てるけどスライスで返球している、こんな感じのボールを減らしていきましょう。

つまり、ちゃんとスウィングしてクリアしましょう!って話です。

というのも何となく当てて返したボール、試合だったら攻められますよね。

この練習は相手も100まで協力してつなぐ前提なのでお互い攻めるということをしません。
ここが試合でまだ使えないというポイントです。

ダブルスだったら何となく当てて返したボールはボレーでやられてしまいます。

そんな意識で練習してみてください。

予め練習相手とのコミュニケーションも取っておきましょう。

しっかりスウィングしていけば100なんて途方もない数になります。

最初はしっかりスウィングしたらミスが出てしまいます。
その辺を互い認識していないと練習相手との意識にズレが生じますから気をつけてください。

私はコーチをやり始めの頃、そこのスクールで研修生同士で100ラリーをクリアしないとレッスンでは使わないという研修制度でしたのでトコトンやり続けました。

コーチレベルのテニスを目指すなら皆さんもここをクリアしていきましょう!

更にお互いの打つボールをサービスラインより深く、と限定すれば相当ハイレベルな練習になります。

まぁ、ここまでいくと正直、私も自身はありませんけどね。

その先の勝利に向かって、心折れずに頑張りましょう!
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2015年11月15日

スピンサーブとカーブ。

サーブの話題です。

題名の中の

「カーブ」

これは野球の変化球の一つで、ストレート、カーブ、スラーダー・・・などなど色々あります。

その中で、スピンサーブのイメージはカーブが一番しっくりきます。

まず、結構間違いやすいのが、カーブスライダー

両方とも利き手とは逆に変化していくので、勘違いしやすいです。
また、一般的にカーブする、という表現は、「道がカーブする・・・」といったように曲がっていくイメージになります。

私も野球に関しては専門家ではなく素人ですので何となくですが

スライダーというのは、スライドからくる変化球で真っすぐ飛んできてバッターの近くで横なり縦なりに変化していきます。
また、カーブは投げた瞬間から変化して、縦方向に落ちていくようなイメージです。

横スライダー、縦スライダー、スラーブ、ナックルカーブ・・・など色々あって正確には言いきれませんが

この縦方向に落ちる、という点がスピンサーブ、キックサーブに応用できます。

ボールの持ち方を後ろから見てみましょう。
(左手でスマホを持ちながらなのでちょっと怪しいですが)

カーブ
image.jpeg

ストレート
image.jpeg

スライダー
image.jpeg


まぁ、こんな感じで許して下さい。

このカーブの手首の感じ、指の感じを残してラケットを持つと
image.jpeg

このようになります。

ポイントはラケットの縦のガット(ボール投げでいうと人差指)がボールの上を抜けるようなイメージ
腕と手首が真っすぐでなく、くの字、つまり内側に曲がっているイメージです。

実際はこんな形ではボールを飛ばせないので、あくまでイメージですよ。
こんなイメージで縦回転を掛けていきます。

ちなみに、スライダーの感じでラケットを持つつなると、手首が内側に曲がらず、ラケットが立って、スライス回転になります。


ちょっと野球の話に戻ってしまいますが、ある生徒さんに縦に落とす球種です、と話したら
それはフォークじゃないんですか?
と言われたので書いておきます。

フォークは回転量を減らしますが、カーブは縦回転を掛けていきます。
縦回転を掛けてドライブでグイッと落としていくイメージです。

このイメージがスピン、キックサーブに応用できます。

球種を見たい方はyoutubeで

「武田翔太」「カーブ」とでも検索して下さい。
彼のカーブは加速して落ちて行くようなカーブなので参考になります。

だいぶ、私の個人的なイメージから書いてみましたが、スピンサーブのきっかけとなればと思います。


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2015年11月13日

でも、やっぱり安定感は大事。

先日、打つべき時は打つ!としましたが、そこに至るまでに

安定感は絶対です。

テニスのプレースタイルの表現で

打ちじこり

というのがあります。
これは粘るプレーヤーのことをシコラーというのから(シコシコとシコるのでシコラー)発展して、打つボールがしっかりと厚いあたりで粘り、攻める時もしっかりしたボールで打ってくるプレーヤーを打ちじこり、と言います。

このスタイルの最高峰にいるのがジョコビッチではないでしょうか。

やはり、このスタイルが最強なんです。

結局はミスしているうちは勝てません。

我々コーチ陣の間でもあの人が強い、あの人はあの大会で優勝した、なんて話が出たりします。

当然、あの人はうまいのか?なんて話も出たりします。

しかし、最終的には


結局、打っちゃうんだよね...。

あぁ、じゃあ、その人の優勝はないね。


といった会話があったりします。

結局、確率。安定感。がモノをいいます
image.jpeg
(こちらは安定感抜群のシモン君)

先日の打つべき時は打つ!というのはあくまでプラスα。
安定したストロークやボレーができて、永遠にとまでは言いませんがラリーを続けられるよ、というのがベースです。

それができて始めて、打つべき時、打たない時、というのが出てきます。

昔よくジュニアの練習で100ラリーというのをやりました。
これは1回打ったら1、相手が打ったら2・・・と続けていき、100まで打ち続ける、つまり50往復です。

しかもジュニア同士で。

それができるようになるまで次に進まない、というものです。

正直、つまらん練習です。

しかし、これをクリアする頃には、メンタル的な部分も鍛え上げられ、忍耐というか我慢もできるようになります。

また、試合中に50往復続くなんてことはないので、自分から絶対にミスしないでラリーができるぞ、という自信にもつながります。


試合に出ている人なら感じたことはあるはず。

勝ち上がる人はミスしない。

これが一つの壁であり、それができて同じ舞台に上がれます。

試合の対象レベルでの「初級」というのはこのラインかもしれませんね。

テニスの「試合レベル」が初級。

ラリーでミスしないレベル→初級

といった感じでしょうか。

ガチで勝ち上がりたいのであれば、この100ラリーを完成させてみてください。
違ったゾーンに上がれますので。(しかしm最初はしんどいですよ)


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2015年11月12日

打つべき時は打つ!

少し旅に出ていたので更新が遅れました。

また再開します。

さて、題名の通り

打つべき時は打つ!

という話です。
image.jpeg

これが簡単そうで難しい。

特にテニスを試合ベースで考えていると更に難しくなってきます。


単純に強いボール、速いボールは誰でも打てます。
最大限までとは言えませんが、ある適度体の使い方などを習得できれば可能です。

しかし、テニスの場合、それが入るのか?ってところが肝心です。
10回打って2,3回入るという程度では、ハッキリ言って

ラッキーショット

です。

当然、スピードを落としてスピンを、多めに掛けていけば確率は上がります。
10回打って7,8回入れば、まずまず試合で使えるでしょう。

しかし、それでは打ってる!とは言えません。

なので、先ずは2,3回しか入らないものを練習して、または練習試合で打って確立を上げていくしかありません。

当然、一時的にミスの多いプレーになります。

もしかしたら、今まで勝てていた相手にも負けてしまうかもしれません。
気持ちが折れずにこの時期を乗り越えられれば一段階上のステージが見えてきます。

なので長期的なスパンで考えなくてはいけません。

逆に考えれば、やり続ければ打てるようになります。

問題は

いつ、どのボールを打つべきか

の選択。

残念ながらこれは自分で感じ取るしかありません。

端から見れば、今のは無いなぁとか今のは打つべき、というのは分かります。

よくあるでしょ?

『あそこで錦織が守ったよねぇ〜』

みたいなこと。
端から見れば分かったりします。

しかし、本人がその時どう思うかは本人次第。

こればっかりは自分でチャレンジしていくしかありません。
創造するしかないんです。

少し試合の勝ち負けから離れて遊び感覚でやる必要があります。

次に問題になるのがメンタル。

ある程度打つ感覚が備わってくるとプレッシャーのない状況ではビシビシ打てるようになります。

40-40の一本勝負で打てるかどうかはメンタルです。

誰でもビビります。

トッププロはその状況で一旦頭の中からポイントを横に置いてボールに集中します。

そんなゾーンのような域までいければ更に一段階上のステージになります。


だいぶ長くなってしまいましたね。

もう一つレベルを上げたいにしても、やはり練習なんですねぇ。
1ポイントは大事ですが、多少遊び心を持って練習することも大事です。


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2015年11月06日

ワンステップボレーを練習しよう!

以前にも書いたことのある

ワンステップボレー
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意外に使っていない人が多いので書こうと思います。

普通、スクールなどで習うボレーは2stepボレーです。

いわゆる、ステップ・1・2のリズムで打つボレーです。

もちろん、これが基本であり、踏み込みは大事です。

このワンステップボレーはステップをして、その後、軸足のみ決めてボレーするリズムです。

2stepボレーという基本ができてからって話にはなりますが、ダブルスのゲームをしていると、このリズムで打てない場合が結構あります。

例えば、ストレートアタック

ストレートに打つのは甘く打ったらボレーで決められてしまうので相手としてはそれなりにスピードを出してアタックしてきます。

必ず来るとわかっていればリズムをあわせられるかもしれませんが、そんなことはまず無いですよね。

またはポーチボレーなどに対する返球、キャッチボレー。

これもネットより高い打点から打ち込まれるので速く、足元などに刺さってくるボレーです。


などなど、踏み込んでる余裕ないよって時に効果を発揮します。

打ち方的には軸足のみですからそこでの体のバランスが大事です。

軸足を決めた段階で前傾姿勢になっていたりすると体が流れてブロックできません。

少し近い距離で速めの球出しで練習してみましょう。
もちろん、球出し練習だと来るのがわかっていますから、踏み込むことも可能なんですが、あえて踏み込まないようにして返球できるようにすることが大事です。

ダブルスなどでは非常に多く使いますので練習してみましょう!


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錦織、今度は左わき腹痛で棄権・・・。

今年最後のマスターズ1000、パリ大会3回戦。

錦織は苦手としているガスケと対戦しました。

結果は

6−7
1−4(ret

ということで残念ながら途中棄権。

スイス大会前は右肩を痛めていたので、また肩なのか・・・と思いきや、今度は左わき腹痛だそうです。

ツアーファイナルに向けて大事を取ってということらしいですが、これでガスケに6連敗・・・。
image.jpeg

そして、何より錦織は怪我が多い・・・。

これも一つの能力と思いますが、一般の人でも足が攣りやすい人とそうでない人、肉離れをしやすい人としにくい人。
怪我をしやすい人としにくい人・・・いますよね。

もちろん、ケアや予防によってカバーできる部分もあると思いますが、錦織は怪我をしやすい人と言っていいのではないでしょうか、残念ですが。

最近で言うと怪我の多い?怪我する印象の選手と言えば、私の中ではデルポトロ

2008年にツアーを4連勝しました。
その年全米ベスト8に入り、翌年の全米でナダルを倒し、決勝ではフェデラーを破り優勝。
image.jpeg

しかし、その後は怪我に悩まされています。

まだ若いので可能性はありますが、厳しくいってしまえば、輝いていたのはその1,2年です。

錦織にはそうなってほしくありません。
しかしながら、ここまで怪我が多いと心配してしまうのも事実。

フェデラー、ジョコビッチは大きな怪我はないですよね。

マレーも意外に怪我が多い・・・。

故障しながらも復帰して復調の兆しの見えるナダルはバケモノですね。
ツアーファイナル欠場の情報もあります。


昨年の全米から輝きだした錦織。
今年だってツアーファイナルに出場するんですから輝いています。

今年はもうすぐ終わってしまいますが、来年あたりが正念場かもしれませんね。

私の勝手な印象ですが、どうも今年の錦織は彼にあったプレースタイルでないような気がしています。
何となくジョコビッチ、マレーよりなテニス。
錦織には錦織にあったテニスがあるのではないか・・・?
と思えます。

これも私の勝手な想像ですが、マイケル・チャンもそうだった気がしてなりません。

全仏を獲ったチャンは、しつこく粘り強く、したたかな感じ。
しかし、そこからパワーが必要と感じて、ウェイトアップして少しパワーが出ました。
が、
それと引き換えに重くなり「すばしっこさ」とか「ちょこまかした感じ」がなくなってしまった気がしています。

まぁ、結果論ですね。

しかし、錦織のコーチなだけに被って見てしまいます。

今の状態では、ハッキリ言ってファイナルもいい試合は期待できない(>_<)

期待はしてしまうけれども、不安の方が大きいです。

今のフェデラーのようにショートポイントでポイントを取れる錦織を期待したいです。


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2015年11月03日

スピンサーブでの手首の使い方。

本日はスピンサーブでの手首の使い方で私が気をつけている点です。

以前から膝の使い方や体の傾きなどを書いていますが、この手首は細かい部分です。

膝や体の傾き、腹筋などはベースになる打ち方ですが、この手首や肘などはパーツ的な説明です。

さらに、伝わり難い部分なんですが、書いてみようと思います。

まず、頭に入れておいてほしいことは

インパクトの後、フォローを小さくする

ということです。

インパクトの後、なるべく早めに肘を畳むことによりラケットが描く円の弧が小さくなります。

算数じゃないですが、動く距離が短くなればヘッドスピードが上がります

このヘッドスピードで、グリッとボールを削るイメージです。

このイメージを頭に入れてください。


さて、そこから手首の話になります。

先ほど、肘を早めに畳んで・・・と書きました。
さらに、手首も畳んで円を小さくしてヘッドスピードを上げていきたい!

という感じです。

しかし、この手首を畳む、という動きが伝わり難い...。

一般的に肘を畳むという表現は使いますが、手首を畳む、という表現ってあまり使いませんよね?

なのでちょっと画像の力を使います。

この状態から
image.jpeg


こっちです。
image.jpeg



これはダメなパターン
小指側を巻き込んでいる形。
image.jpeg



また、これもダメなパターン
手首で弾いてしまっている形。
image.jpeg


人差し指が自分の肘を指す方向ですかね...。
片手でラケットを持って逆の手で撮っているのでわかりづらいかもしれません。
また、スマホの機種によっては画像が反転してしまっているかもしれませんのでご了承ください。

そして、もう一つポイント。
ポイントばかりでスミマセン...。

円を小さくしたいので肘をなるべく高い位置で畳みましょう

肘がダラっと流れてしまうだけで、円は大きくなり、ヘッドスピードは上がりませんので気をつけてください。

その辺を気にしながら動画を見てみましょう。


と言いながらも分かり難いですよね

伝わったでしょうか...?
ハッキリ言って私自身自身はありませんがスピンサーブを打つ上で何かきっかけとなればと思います。


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2015年11月02日

フェデラー、優勝!

スイスのバーゼルで行われたスイスインドアは

フェデラー優勝

−3
5−7
−3


のスコアで幕を閉じました。

決勝の相手は昨日も書いたように久しぶりのナダル。
image.jpeg

どうやら2014年の全豪以来ということです。

フェデラーはこれでスイスインドアは7度目の優勝
ナダルとの対戦成績を11勝23敗。
5連敗していたナダルに3年ぶりに勝利だそうです。

しかし、ナダルを天敵としているのはわかっていますが、11勝23敗ってかなり負けがこんでいます。

今でこそジョコビッチに勝てなくなってきましたが、一時は

フェデラーはジョコビッチに強い
ジョコビッチはナダルに強い
ナダルはフェデラーに強い


という三角関係というか、ジャンケンの法則というか、面白い状態がありましたね。

なのでキャリアグランドスラムが掛かるジョコビッチがフェデラーに負けたり、クレイではやはりナダルか!みたいな面白さがありました。

その中でジョコビッチが全てのポテンシャルを上げてフェデラーにも負けない、クレイでも強い、となってくると、いよいよ来年か?となってきます。

伏兵のワウリンカの連覇も無さそうだし、こりゃ、いよいよ錦織君、頼むよって話になってきますよね。

今のジョコビッチにはどうすれば勝てるんでしょうかねぇ??
まぁ、それがわかるならみんなやっているでしょうが。

まず、守りに入ったらダメでしょう。

攻めるといっても強く打ち続けてもジョコビッチペースになるだけだし...。

やはり、ジョコビッチに攻めも守りも時間を与えないというのが突破口でしょう。

ベースラインからなるべく下がらず、畏れず攻めていく。
タイミングを早く仕掛けていく。


この辺でしょう。

そう、フェデラーのSABRのような形。

ストロークの打ち合いの中でも使っていくという作戦はどうだろうか??

非常にリスキーですが、リターンゲームならアリじゃないですかねぇ。

そして、それが一番成功しそうなのは...

錦織でしょう!

ジョコビッチv.s.フェデラーやマレーを見ていると、こんなラリーは錦織には無理だと感じます。

それは、まともに打ちあっちゃっているから。
錦織もそういう傾向になりつつある気がします。

なので、まともに打ち合わない。

ジョコビッチ戦だけでもこのやり方でいけば可能性がありそうな気がします。
この作戦でパリは優勝だ!

あ、パリではトミックがフォニーニに勝ったようですねぇ。
image.jpeg

スイスインドアの話からだいぶ逸れてしまいました。

とりあえず、錦織にはパリを頑張ってもらいましょう!


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2015年11月01日

錦織、ツアーファイナル出場決定!

錦織はロンドンで行われるツアーファイナルに出場が決定しました!

前にも書いたようにこの出場権利は今年の始めから加算していくポイントレースなので、リアルに今年頑張って成績を残した8人です。

2年連続で出場ですから素晴らしいですね。

今現在だけで話をすると、自力ではなく、ガスケがナダルに敗退したため争っていたガスケの脱落で確定したわけですが、次のパリで当たる可能性があるようですからその時に、しっかりと勝ってしまいましょう!

昨日のスイスインドアのナダルv.s.ガスケを見ていたんですが、1st、2ndともにガスケが先行していながら最後はナダルが押し切るといった展開で、ちょっとガスケが残念でした。

そして、ナダルが少しずつ復調の兆しです。
image.jpeg

さらに、スイスインドア、決勝は

フェデラーv.s.ナダル
image.jpeg
image.jpeg

のカード!

久しぶりなのか、私の情報不足なのか、この前の対戦はいつだったんだろう・・・?
というくらい久しぶりに見ます。

そして、個人的には気になるナダルのラケット・・・。

新しくない・・・。
こいつはもう市場に出回っているのに。
image.jpg

これでナダルが使用しなかったら、詐欺ですね。

私の生徒さんでナダルファンがおりまして、当然のことながら購入しました。
ガットもブラストを張り、もちろん、左利き。
足の速さは1/10くらいなんですけど・・・(>_<)

ナダルが使わなかったら、どうなるんでしょう??


さて、ファイナルの前にパリが残っていますから、錦織にはそれなり、というよりもジョコビッチやマレーあたりを倒す活躍を期待したいですね。


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プロフィール
天野 幸之介さんの画像
天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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