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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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2023年11月08日

一気読み! 「犬」 赤松利市


著者の作品はほとんど読んでいるが、
文庫新刊のこの小説は未読だった。
いやー、凄まじい物語で
ほとんど徹夜で読み終えた。
大体のストーリーは、載せた映像を
見てもらえばわかると思うが、
親子ほど年の違う二人のトランス女性と、
悪党と呼ぶにも虫唾が走る、バイセクシャルの
男が、暴力、セックス、金で絡み合う話だ。


苦手な人も多いと思うので、安易には勧められないが、
脳天を直撃するようなハードな小説が好きな人には
多分心に残る一冊になると思う。
やっぱり赤松利市、ただ者じゃない。



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2023年11月07日

古書店の話にハズレなし。  「古本食堂」 原田ひ香



「淋しい狩人」、「ビブリア古書堂

の事件手帖」、「定価のない本」を

始め、古本屋を舞台にした小説には

秀作が多い。

本作もそんな一冊だ。



シニアの大叔母と親戚の娘が、東京の

神田神保町の小さな古本屋を営む物語。

人気作家だけあって、神保町の美味しい食と

街の風景、思いやり溢れる人々の触れ合いを

幸せに描き、誰もが楽しめる。

本と食べ物の組み合わせた、各章のタイトルを

見るだけで読みたくなると思うので、

紹介しておきます。



第一話「お弁当作り ハッと驚く秘訣集

     小林カツ代著と三百年前のお寿司」



第二話「極限の民族

      本多勝一著と日本一のビーフカレー」



第三話「十七歳の地図

      樋口譲二著と揚げたてピロシキ」



第四話「御伽草子

       とあつあつカレーパン」



第五話「馬車が買いたい!

      鹿島茂著と池波正太郎が愛した焼きそば」



最終話「輝く日の宮

      丸谷才一著と文豪たちが愛したビール」



特別対談 片桐はいり×原田ひ香


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感想(2件)







2023年11月06日

今日の言の葉 吉岡秀隆へ


子役時代の吉岡秀隆と渥美清の
会話。

「君はこの仕事続けるの?」
「嫌です」
「そうか、かわいそうにな。
ずっと続けることになるよ」

……なんともいえない哀しみと笑いが
滲んでくるいい台詞ですよねー。




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2023年11月05日

いやー、良く出来てる!  「ゴジラ−1.0」



久しぶりに見た怖くて強い

ゴジラ。

縦横無尽に動き回る。

それをリアリティ120%で

動かしただけでも、この映画の

価値はある。

十二分に。



ツッコミどころは満載だけど、

昭和34年生まれ、

ゴジラ映画をずっと観て、

塩化ビニールのおもちゃを

闘わせて遊んでたガキとしては

満足です(笑)。



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2023年11月03日

サバイバルを学ぶ。 「37日間漂流船長」 石川拓治


本作は、2001年の夏にたった1人で太平洋で遭難し、
37日間漂流し、救助された
長崎県の漁師、武智三繁(50歳)のノンフィクション。

エンジンが故障し船は漂流、程なく携帯電話に
「圏外」の表示が出ます。
水、次いで食料が底を尽いても武智さんは
焦らず腐らず、「できることは、とりあえずやる」
という鉄則を貫く。
体力も衰えるなかで、キーホルダーで作った
ルアーで魚を釣り、海水をやかんで蒸留して
水滴をなめ、果ては小便まで飲みます。
そんな悲惨な状況の中、武智さんはこう考えます。

「…小便をちょっと。舐めているだけなのに。
まだ死なない。人間って、案外死なないもんだ。
いやまったく。今日も元気だ、
小便が旨い。いや、旨くないか。元気でもない。
ちっとも、元気なんかじゃない。
でも生きてる。生きてる。俺はまだ生きているんだぞ」

彼がどうして食料も水も尽いても生きられたか、
著書の質問に彼はこう答えます。
少し長くなりますが、とても感動したので
引用します。

「あきらめたから、俺は生きられたんだと
思うよ。
あの37日間、俺はずーと何かをあきらめ
続けたんだ。
まず、エンジンをあきらめた。
救助されることをあきらめた。
食べ物をあきらめた。
そして、水をあきらめた。
どんどん、どんどん、自分に必要なものを、
あきらめて
いかくなくちゃならなかった。

言ってみれば、あきらめるための漂流だったんだ。
結局は、自分の命までもあきらめたんだから。
あきらめるって、悪いことのように思われてるけど、
俺はそうは思わないんだ。
ひとつ、あきらめるたびに、俺はなんか
軽くなっていった。
それまでぎゅっと守ってたものが、すーっと抜けて、
力が抜けて
なんていうか自分が楽に、そう、自由になっていくような
気がしたんだ(中略)

ある人がいうには、あきらめるって仏教の言葉らしいんだ。
あきらかにする、あきらかに見るっていうことだって。
漂流してるとなるほどその通りだなって思ったよ。
(中略)
あきらめて、あきらめて、とりあえず何かやって、あの
37日間を生き抜いたんだもの。
頑張って必死になってたら、俺はきっといまここには
いられないだろうと思う。
頑張り続けることは、しんどいもの。

だから俺は、辛い目にあってる人に言ってやりたい。
頑張らなくっていいんだよ。
力を抜いていいんだよって。
それでとりあえず自分にやれることをやったらいい。
疲れたら休みながら、とりあえず、できることだけやって
みようって。それでいいんだよって」

……高僧のような武智さんの話に僕は感動しました。
僕はこういう正味の人に弱いのです。
やっぱり頭ではなく身体から出てきた言葉って
いいですね。




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プライムビデオ  「グーグーだって猫である」


むかーし映画館で観たので二度目。

原作は大島弓子の漫画で、小泉の役は

吉祥寺に住む天才漫画家。

残念ながら、吉祥寺の風景と彼女の佇まい以外、

あまり印象に残らない作品だったが、

スクリーンにふんだんに出て来る大島弓子(この映画の

原作)の絵は、とても懐かしく、

いろんなことを思い出した。



中学2年の時だった。

妹が読んでる「りぼん」を通して僕は

少女漫画を知った。

可愛い絵とお話、悪人がほとんど出ない

優しい世界に夢中になった。

小学校の頃から、「どうして男はランドセルも

傘も黒なんだろう、もっと華やかな色にしたい」

などと思ってた僕だから、少女漫画のキレイな絵

に魅かれたんだろう。

とくに陸奥A子や太刀掛秀子の作品が好きだった。

あの漫画に出て来る少年に憧れた。

サラサラの髪、細いジーンズ、チェックのシャツ、

ダッフルコート。

恥ずかしい話だが、今の僕のファッションセンスは

あの頃の少年がベースとなっている。



恥ずかしいついでにいえば、その頃ひとりの

少女に恋した。

彼女とは小さな学習塾で出会った。

白いモヘアのセーターと大きな目が印象的な人だった。

でも思春期のまっただなか、意識しすぎて

話も出来なかった。

ましてや告白など。

だけどなんとか自分を印象づけたい。

そこでよせばいいのに、思い出したのが

陸奥A子的アプローチだった。

それも勝手に自分の中でアレンジしたバージョン

だけに始末が悪かった。



まず塾には必ず遅れて入る。

みんなが一斉に玄関を見る。

もちろん彼女も。

その時くっきりとした印象を残すように、

僕は小道具として真っ白なセーターに

真っ赤なガーナチョコレートを選んだ。

これを何度も繰り返せば、彼女の頭の中に

白と赤のキレイなコントラストを身にまとった

少年が、少しうつむき加減で入ってくる絵が

インプットされるはず。

……はい、どうしようもないバカです。



チョコレートがリンゴに変わることは時々

あったが、僕は白赤コントラスト、うつむき加減

を一週間続けた。

一週間後、いつものように遅れて入って来る

僕の側に彼女がやってきた。

やった、努力は報われる。

俺にも始まるぞ、少女漫画的ラブストーリーが。

そう思った瞬間、彼女がいった。

「高坂さん、いっつも同じもん着てるけど、

他のセーター持っとらんと」



以来僕は、「ロマンチック」な気分になった時、

「ひとりよがり、ひとりよがり」と

自分に言い聞かせるようにしている。

グー、グー。




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2023年11月02日

持つべきものは弟子

ここ数年で一番腹が立つことが
あって、酒場へ。
そこに駆け付けてくれたのは、
僕の文章の弟子、30歳。
彼は東北に旅したお土産を
渡したくて、1時間をかけて
酒場に。
「おーわざわざありがとう」
「いえ」
「お土産ってなんや」
「……忘れました」

師匠と弟子って似るっていうから、
これ以上はやめます。
ただ僕が驚いたのは、
彼は青森にいる、ヨットの先輩に会うために
北九州から普通の道だけを選び、道の駅で
車中泊し、3泊4日でたどり着いた。
聞くと、燃費のいい車だったらしく、
往復で12000円で済んだ。
「ちょっと待って。じゃあ、俺がお前に
同乗したら、6000円で青森往復できるって
わけか」
「……はい。ご飯代は別ですが」

いやー、楽になった。笑った。
そっか、人生って、自由なんだ。
改めて、そう思った。
身体さえ使えば、日本全国どこでも安く
行けるんだ。
そんな当たり前のこと、忘れてた。

老いては子に従え。
言葉を思い出しながら、奴に再度聞いた。
「お前、お土産は」
「すいません、忘れました」
見事な、間だった。
「腕上げたやないかい」
俺がいうと、でかい顔して、ニヤッと笑った。
白神、今度二人で岩手に行こうぜ。

2023年11月01日

どれも「惜しい!」3本



日常に倦んだので、映画館へ

エスケイプ。

3本はしご。

どのどれもが「もうちょっと」

だっただけに消化不良かな。



1本目は

「愛にイナズマ」

世間の片隅で頑張っている人間像を

ユーモアと独特な台詞センスで魅せて

くれる石井裕也監督の最新作。

今回もアフターコロナであえぐ男女、

家族愛を、お涙頂戴や人情噺に落とし込まず、

すれすれ、ギリギリのハートウォームさで

楽しませてくれました。

オリジナル脚本のセンスの良さ、役者陣たちの

見事なハーモニーといい感じでしたが、

残念ながら、コメディとしては、もう少し

笑いが欲しかったかな。



2本目

「ドミノ」

人心を操る超能力者同士の闘い、という設定に

すんなり入り込める人は面白いと思うけど、

のれなかったオレが、残念。



3本目

「おまえの罪を自白しろ」

よくできたサスペンスです。

でも優れてるとまでは、いかなかったかな。

政治家ってもっとしたたかだろうし、

誘拐犯に対してもあまり感情移入できなかったなぁ。

オレと映画に両方、残念。



3本のうち勧めるなら

「愛にイナヅマ」かな。





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2023年10月30日

DO YOU KNOW? 「肋骨レコード」



ビートルズの回を見ていて、

初めて「肋骨レコード」という

存在を知った。



これは冷戦時代のソ連が西洋音楽などを

禁止したため、秘密裏に作られたレコードのことだ。

レントンゲン写真に溝を刻み、回転する軸の穴は

タバコで焼いて作ったそうだ。




当時は禁止された音楽を所有したり聞くだけで

懲役ものだったらしいので、「肋骨レコード」を

くるくるに巻いて、服の袖に隠し、街角で

こっそりと売っていた。

売る側も聞く側も、刑務所覚悟でジャズや

ビートルズを聞いていた。


いやー、ぐっときました。

「自由である」ということを一番に

生きてきた僕にとって、この話はたまりませんでした。

ちなみにビジュアルはこんな感じ。





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スシロー、これは旨い!


40周年を記念して発売してる
本鮪中トロ、100円。
買い物ついでにちょっと寄って
食べたら、これがバカ旨。

もちろん仕事をちゃんとしてる
寿司とは比べられないけど、
鮪の味が濃く、甘い。
11月12日までの限定発売らしいが、
これは毎日食べてもいいくらい。
なにしろ、100円ですから。




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