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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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posted by fanblog

2023年10月30日

Netflix 「ペイン・ハスラーズ」


実話を基にした、クライム
ストーリー。
貧困のシングルマザーが、
生活のために製薬会社の
販売員となり、トップの成績を
収め続け、成功していく。
しかし、彼女の売っていた薬はやがて……。

というようなお話。
僕はお金の勉強をちゃんとしてこないまま、
フリーランスとして30年以上生きて
きたので、今でも明日はどうなるかわからない
綱渡りの日々を送っている。

そんな僕に本作は、仕事とは何か、お金とは、
お金のために仕事をするとはどういうことなのかを
教えてくれる。
僕はこの映画を観終わり、改めて大事にしている
夏目漱石の言葉を胸に刻んだ。
「懐手をして小さく生きる」

映画としても、社会性のあるテーマを
エンターテインメントして魅せてくれるので
面白いと思います。



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2023年10月29日

「落語の凄さ」 橘連二


演芸写真家の第一人者が
人気落語家に聞いた落語の魅力。
なかなか素敵なので、
ご紹介。

「世の中いろんなことがあるけれど、
幸せそうなことだけ見つめて生きてる
人たちの物語じゃないですか」
           春風亭昇太

「たった一人の人間が座ったまんま、
なんでもできる、どこにも行ける。
ドラえもんの四次元ポケットみたいな
ものですよ」
             桂宮治

「落語の強さは、寄席に出る人全員が
自分の役割をわかって、最後のトリに
渡していくところ。そんなええリレーは
ないですよ」
             笑福亭鶴瓶

「SNSや人とのコミュニケーションにつかれた人
っつうのが落語聴くと、共感したりしみるものが
あると思います」
              春風亭一之輔

「落語には、ぶっちゃけ、日本人が一番、
人間らしく、もっと言えば楽に生きられる知恵が、
山のように詰まってる」
              立川志の輔

……ほんと、落語を知ると楽になるんですよね。
僕が初めて落語を聞いたのは、小学校4年くらいかな。
そして5年生のときにクラス会か何かで
初めて人前で、「初天神」をやった。
以来、50年以上聞いてますが、
素晴らしい芸能だと思う。
いつの間にか寄席のプロデュースや
落語のDVDなどを作ることになって
仕事のひとつになったけど、
楽しいんですよね。

とくに噺家さんの幅がこんなに広く
いろんなタイプの落語が聞けるのは、
今の時代ならでは。
ぜひぜひ、落語はまだあんまり、という
方はユーチューブあたりから聞いてみて
ください。


落語の凄さ (PHP新書) [ 橘 蓮二 ]

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感想(0件)







ダメじゃん

「見た、読んだそばから忘れるなぁ」
と思わず、口ずさんでしまった。

というのも、先日メッセンジャーで、
「いつも僕の投稿を楽しみにしてる、
月にどのくらい映画、本を見ますか」
という質問を受けた。

あまり考えたこともなかったが、
試しに数えてみると、
本は大体月に10冊×12で120冊。
映画は映画館で10本、配信で10本で、200本。
で、「見た、読んだそばから忘れるなぁ」

一応脚本書いたりしてプロの端くれにいるんだけど、
……ダメじゃん、オレ。

情けは人のためならず。 「食王」 楡周平



縁あって、飲食業の広告や

企画戦略、イベントなどの

仕事をするようになって

二十数年になる。

けれど、経営者の苦悩や

従業員との付き合い方などに

なると、正直よくわからない。

この小説を読むと少しだけ

その一端がわかる。



本作は、いささか良い人過ぎるが、

義理と人情に厚い外食チェーン店の

社長が、従業員や日本の未来のために

奔る熱いフードビジネス小説だ。



恩義を受けた人のために買った

麻生のいわく付きビル。

そこでこの物件を使った新企画を

全社員に募るが、反応はない。

そこに、ビルごと借りたいという

人物が現れ……、というようなお話。



飲食業の厳しさ、はたと膝を打つ

文章も多い。

たとえば。



泡の如く生まれては消え、消えては生まれる。

厳しい生存競争に晒されているのが

飲食業界である。

不動の地位を築き上げたかのように見える

大手飲食チェーンにしても、客の支持が

得られなくなればひとかたまりもない。



「以前から私は、これからの日本を支えて

いくのは、観光と第一次産業しかないだろうと

考えていてね。そして、早晩若い世代の目は、

第一次産業に向くと……」

「就職は安定した人生を意味するものではない。

若者は、そこに気がつく。自助努力で全うできる

食に、必ずや目が向くはずだと」



「人生は長いようで短いものだが、それでも

社会派想像以上に変化するものでね……

自分のこれまでの人生を振り返っても、

たった七十年の間に、子供の頃には想像も

できなかったような社会になってるもんなぁ

……。もう今の時代なんて、SFの世界だよ」



そして小説の終わり近くに出てくる言葉が、

「情けは人のためならず」

僕はここでぽろりと涙が。



もっと飲食の仕事頑張ろう、と思わせてくれた

一冊でした。



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感想(0件)





2023年10月28日

​​​​Netflix  「天使のくれた時間」


結婚することも、家族を作ることも
選ばず、いや選べず生きてきた
僕にとって、この映画は
やられます。

「もしもあの時、違う人生を生きていたら」と
誰もが思うテーマを、ハートウォームな脚本と
演出で魅せてくれます。
名作「素晴らしき哉、人生」を
下敷きにしてるとはいえ、ニコラス・ケイジ
とティオ・エアーニが、ファンタジーな
ラブストーリーを彩ります。

子どもの泣き声で目覚め、朝から大騒ぎの
キッチンでご飯を食べ、優しい奥さんのキスを
受けながら、いつもの職場へ向かう。
結婚記念日には少しオシャレしてレストランへ
出かけるが、ワインリストを見ながら目で合図し、
ハウスワインを頼む。
帰ると小さな娘が覚えたばかりのヴァイオリンで
迎えてくれる。

なんて生活、もしかするとオレにもあったのかなぁ
なんて思ったら、もうダメ。
涙、涙です。
まぁ、多分早く離婚されたとは思いますが(笑)。

クリスマスムードもたっぷりなので、
今の季節にうってつけの一本です。





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2023年10月27日

観山寄席第二夜


博多と小倉の風土の違いを
師匠にお話してたら、
昨日と演目をガラリと変えて
くれました。

一席目は「武助馬」
歌舞伎で、馬の後ろ足に扮した
男を巡る滑稽噺。
江戸の歌舞伎小屋の雰囲気が
たっぷり伝わってきて、笑わせて
もらいました。

二席目は、「宿屋の富」
金持ちのふりをした男が
富くじが当たり、大騒動と
なる噺。
師匠はくじの抽選場が織りなす
さまざまな人間像を、軽やかに
楽しく演じてくれて、
こちらも皆さん大笑い。

博多は人情噺でほろりとさせ、
小倉は滑稽噺で笑わせる。
見事な切り替え、演出、
鯉昇師匠、どうもありがとうございました。

2023年10月26日

観山寄席第一夜


滝川鯉昇師匠独演会。
一席目は、師匠のお人柄が
滲み出る「茶の湯」。
のんびりほんわかした
雰囲気が、好きなんですよねー。

二席は左甚五郎噺の極めつけ、
「ねずみ」
悪者だと思っていた虎屋の主人にも
理があることを、師匠の噺で
僕は初めて知りました。
虎屋側から見た「ねずみ」、
書いてみようかな。

高座後は、いつものように隣の
イムリで師匠を囲んで食事。
福岡の夜景なんぞを見ながら、
目からウロコの芸談を聞ける幸せ。
落語ファンとしてはたまらない
ひととき。
あー、この仕事してて良かったぁ。
鯉昇師匠、古希おめでとうございます。
今日もよろしくお願いしまーす。

そして驚くことに、次の2月の寄席。
三遊亭兼好師匠の会、昨日のうちに
完売しました。
プロデューサー冥利に尽きます。
お客様にスタッフに感謝です。




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2023年10月24日

観るたびに好きになる。 「アナザーラウンド」


映画館で観て、アマゾンプライムで
二度目の鑑賞。
中年になって自身のアイデンティが
揺れ、心の葛藤が起きる、
いわゆる「ミッドライフクライシス」が
テーマの物語。

うだつの上がらない教師をやっている男たちが
アルコール度数0.05%を維持すると、
日常のパフォーマンスが上がるという論文を
証明しようと実験していくという話。
つまり、仕事に行く前に、ワインを1,2杯飲み、
テンションを上げるということ。

‥‥この気持ち、わかるよねー。
俗っぽくいえば、「飲まなきゃやっとられん」と
いうことなんだよねー。
なんだろう、二回目のほうがよりグッときて、
男たちの情けなさ、アホさ加減、閉塞感が
身にしみて(笑)。

デンマークを代表するイケオジ、
マッツ・ミケルソンのラストシーンは
初見よりもさらに胸に響いて、
涙が止まりませんでした。

いやーたまらん映画です。

映画館で観て、アマゾンプライムで
二度目の鑑賞。
中年になって自身のアイデンティが
揺れ、心の葛藤が起きる、
いわゆる「ミッドライフクライシス」が
テーマの物語。

うだつの上がらない教師をやっている男たちが
アルコール度数0.05%を維持すると、
日常のパフォーマンスが上がるという論文を
証明しようと実験していくという話。
つまり、仕事に行く前に、ワインを1,2杯飲み、
テンションを上げるということ。

‥‥この気持ち、わかるよねー。
俗っぽくいえば、「飲まなきゃやっとられん」と
いうことなんだよねー。
なんだろう、二回目のほうがよりグッときて、
男たちの情けなさ、アホさ加減、閉塞感が
身にしみて(笑)。

デンマークを代表するイケオジ、
マッツ・ミケルソンのラストシーンは
初見よりもさらに胸に響いて、
涙が止まりませんでした。

いやーたまらん映画です。


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アマゾンプライム 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」


ハッピーなハートフルコメディ。
一流レストランの料理長が
オーナー、料理評論家とケンカし、
店を辞めて、キューバサンドイッチの
移動販売をスタート。
大人気になり、めでたし、めでたしと
いう物語。

全編に流れるラテン音楽のように
能天気で明るい人情喜劇は、
楽しい気分になりたい方にはぴったり。
サンドイッチが食べたくなるのは、もちろんです。

ただ、アマゾンプライムでは、
日本語の吹き替えしかなかったので、
せっかくのダスティ・ホフマンの演技が
堪能できなかったのは、残念。





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アマゾンプライム  「億男」


名プロデューサー、川村元気さんの
小説を映画化した本作品は、
落語の名作「芝浜」をモチーフに
した、お金を巡る物語。

そのアイデア自体はあるあるだが、
脚本の妙、「龍馬伝」、「るえろうに検心」の
大友監督の技、高橋一生、佐藤健を始めとする
役者たちの在が、最後まで見飽きない
映画を作り出した。

いくつかの疑問、納得できない部分は
残るが、お金の話をしながらも
しっかりと人間を描いている、いい映画です。

「お金の重さは常に1グラムだ。
使う人が重くも軽くもするんだ」という台詞が
心に残っています。




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