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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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posted by fanblog

2023年10月23日

秋、冬のシャツに

アイロンをかけながら、録画していた

「Dear 忌野清志郎」を観た。

この歌が流れたとき、アイロン台に

涙が落ちた。

生きてたら、72歳だったんだなぁ。

すごい歌作ってたんだなぁ。



「イエーって言え!」

「愛し合ってるかーい!」

このシャウトをあの声を2回

ライブで聴けたのは、今となっては

宝物だなぁ。

今日の言の葉

私のこれからの人生の中で、
今が一番若いのだから、
どんなに「今さら」でも、
始めるなら今からしかない。

小説「リーガルーキーズ!」 より
       織守きょうや 




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まさか。


もんたよしのりさんが、
亡くなっていたなんて。
バンド時代、歌い方がそっくりと
笑われたもんでした。
享年72歳。
合掌。



2023年10月22日

完璧。 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」


「タクシードライバー」に衝撃を受けて
以来、マーティン・スコセッシ監督の
映画をずっと追いかけてきたけど、
本作が彼の集大成じゃないかと思う。
今年観た映画の中で、今のところベスト1です。

ネィティブアメリカンが掘り当てた石油利権、
オイルマネーを貪ろうとする鬼畜のような
白人たちの実話だが、激しい物語の
割には、淡々としかし濃い緊張感の中、
話は進んでいく。

3時間半という上映時間は人によっては長いかも
しれないし、エンタメ感にも欠けるので
うーん、という方もいるかもしれない。

でも僕はディカプリオの史上最低の
ダメ男ぶり、デニーロの笑顔と冷酷の
演技、ネィティブアメリカンたちの風習、
1920代のアメリカの風景、
そして何より、人間のどうしようもなさを
描きながらも、奥底に流れる「赦す」、という
愛を一瞬だけ魅せてくれた、哀しみに
胸を打たれました。

いやーそれにしても、アメリカの黒歴史に
怒りをぶつけ、ネィティブアメリカンの人々に
多大なる敬意を払い、御年80歳にして
共同脚本を書き、これほどの映画を作るとは。

マーティン・スコセッシ監督に、敬礼です。
エンドロールも美しいので、ぜひ最後まで
観てください。
僕もあと2回は映画館に行くつもりです。




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2023年10月20日

今日の言の葉 松元ヒロさん


コメディアンの松元ヒロさんから
届いた、ライブの挨拶文が
楽しかったので、ご紹介。

もうすぐ冬ですね!
「もうすぐ春ですね」はその昔、
キャンディーズが歌ってましたね。
雪が溶けて川になって流れていきます〜。
でも「もうすぐ冬ですね」、
夏が長くて秋は一瞬で、もうすぐ冬ですね。
温暖化で雪が溶けて水位は上がって、
汚染水も流して、それでも、
「今だけ金だけ自分だけ」のそんな政治家に
任せっぱなしのこの日本の流れ。
この流れを止めてみませんか?

もうすぐ冬ですね。
燃料代は上がり、物価も上がり、
庶民の暮らしは凍えるような冬ですね。
ちょっと怒ってみませんか。
もうすぐ冬ですね。
ちょっと笑ってみませんか。
悲しみと怒りを笑いに変えれば
勇気が湧いてきませんか。
湧いてきますよ希望と夢も。

もうすぐ冬ですね、
紀伊国屋ホールに来てみませんか?






2023-松元ヒロ 表.jpg

2023年10月19日

愉快! 「ゆとりですがなにか インターナショナル」 ’


テレビドラマを楽しく観てた
ひとりとしては、嬉しい映画化。
なんでもNHK大河「いだてん」の
打ち上げの席で、松坂さんが
「『ハングオーバー!消えた花ムコと
史上最悪の二日酔い』みたいな話を、
ゆとりの3人で出来ないですか?」と
脚本の宮藤官九郎に相談したことで、
事態が動いたらしい。

松坂、岡田、柳楽。
主役の3人はドラマ撮影後も交流が
あるらしく、今回も息ぴったり。
クドカンワールドの台詞を自然体でこなし、
大笑いとまではいかないが、ずっと
ニヤニヤさせてくる。

ちょこちょこ、グッとくるシーンもあり、
笑いと情が品のいい溶け具合で
後味の良い秀作だ。
僕はとくに中田喜子さんの明るさ、華やかさが
印象的でした。




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2023年10月17日

沁みるエッセイ 「歌うように伝えたい人生を中断した私の再生と希望」                                塩見三省


俳優の著者が脳出血で倒れたのは
2014年。命は取り留めたが
半身不随となり、7年間懸命にリハビリを
続け、不自由な体のままではあるが、
俳優として復帰を果たす。
本作は、その道のりを綴った書き下ろし。

Ipadに右手の人差し指一本で打ち込みながら
書いたこのエッセイは、出来上がるまでに
二年かかったそうだが、
「我が身に起きたことを、困難な状況にある
誰かに伝えたい」と書き続けた。
その想いは硬質で真面目な文章から、胸を
しめつけられるほど、香ってくる。

「絶え間のないこの肉体的な痺れと苦痛が、
私の生きていく気力と精神力をじわじわと
萎えさせる」状況でありながら、北野武監督は
「アウトレイジ最終章」で彼を起用する。

胸が熱くなる著者、でも出たとしてもすぐに殺される
だろうと思う。
しかし渡された台本は、30シーンを越える
出番数。驚き。
必死に歩きと発声のリハビリを行う。
そして北野監督に会う。
ここからのシーンがいい。

そして6月、東宝撮影所にて衣裳合わせ。
ただこの身体を北野監督に見てもらおうと
いう私の勝手な思いのまま杖をつき部屋に入った。
4年ぶりに目を合わせる所まで来た。
「こんな身体になりました……」
しかし監督は何も聞こえなかったように
平然としていた。
「うん……。それじゃシオミさん、ヨロシクね」
何も聞かれないのである。鳥肌が立った……。
私は黙って礼をして踵を返し、足を引きずりながらも
何故か精一杯胸をはった。

本当に言いたいこと、伝えたいことが
あれば、文章はおのずと光る。
魂で書かれた一冊だ。




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感想(2件)






拝啓 谷村新司さま

「今はもう誰も」
「遠くで汽笛を聞きながら」

バンドを始めたころ、何度
この二曲を練習したか、わからない。
谷村新司さま、あの時僕にギターを
教えてくれたメンバーは、プロの
ジャズギタリストになりました。
そして僕は……。
本当に数々の名曲、感動を
ありがとうございました。

アリスといえば、思い出すのはこのラジオCMでした。




なんじゃ、こりゃ。 「春画先生」



いやー、これほど呆れた映画も
初めて。
春画のこと勉強させてもらおうと
期待してたんだけど、途中から
三流の日活ポルノみたいな
展開になって、しまいには中途半端な
SMの話に。

だったらいっそR18にしてとことん
エッチを追及すればいいのになぁ。
コメディタッチで作ってるけど
笑わせてもくれないし。

スクリーンの前で僕は何度も
「何じゃ、こりゃ」と突っ込んでました。
そういう意味では、こんな珍品作った
スタッフに、リスペクトです(笑)。



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2023年10月14日

感情労働とは。 「ヴァイタル・サイン」 南杏子


現役の医師が書いた、看護師の
ハードな医療現場を描いた小説。
タイトルは、生命兆候のこと。

ガンで入院したときに看護師さんの
仕事がいかに大変か、わかったつもり
だったけど、いやーこれほどまでとは。
描いてあるのは、2018年の現場が
メインなので、残業は当たり前、
日勤ー深夜勤ー明けー日勤ー準夜勤ー深夜勤と、
とんでもないシフトもフツー。

最近は「ゼロ残業運動」などでだいぶ待遇は
変わったらしいが、看護師さんたちは懸命に
仕事をこなしていく。
そのさまを読んでいると、涙が出てくる。
主人公は自らに問いかける。

真面目に頑張っているのに、ミスしてしまう。
誠実に向き合っているのに、責められることが多い。
休みはあるのに、いつも睡眠不足だ。
何が間違っているのだろう。

そんな彼女に掃除係のオジサンが呟く。
「うまくいかないのが普通ですよ。病院というのは
大変な職場ですからね。
たくさんの生老病死があって、それらが常に
動いています。すべてが理想通り、思った
通りにいくはずがない」

一番印象に残ったのは、「感情労働」という言葉。
これは、肉体労働と頭脳労働に続く第三の労働形態。
看護師はその典型。
自分自身の感情を酷使して、患者や家族が求める
優しい声や表情、態度を提供するのを当然視される。
感情を酷使することを当然と思わず、仕事のひとつ
として向き合うことが大事。

そうだよね。ナイチンゲール、白衣の天使、に
押しつぶされないようにしないと、きついよね。

全ての看護師さんに拍手を送りたくなる、
そして物語も面白い、素敵な小説でした。



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