アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2024年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
高坂圭さんの画像
高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
プロフィール

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2023年10月01日

これ、名作だなぁ。  映画「続・深夜食堂」


年間映画館で100本以上は
観る。
家での配信やDVDなどを合わせれば
多分200本以上になる。
けれど案外覚えていない。

今回たまたま観たこの作品も映画館で鑑賞済みなのに
ストーリーがかすかに頭に残っているだけ。
だから、楽しめる。
だから、また泣ける。
頭悪いって、得することもあるだなぁ。

ストレスが溜まると喪服を着る女。
子離れ、親離れが出来ない蕎麦屋の親子。
詐欺に引っ掛かり上京してきた老婆。

どれも良かったー。
あはは、ほとんど初めて観るような感動。
もう一度、こっそり皆さんにお伝えしますね。

あのね、頭悪いって、捨てたもんじゃないです。



c1235aad091e8136.jpg

三度目の読了 「風よあらしよ」 村山由佳 ’


常識からはるかに逸脱している
人間、小説に惹かれる。
アナキストの大杉栄、伊藤野枝も
そのひとり。
これまでも二人にまつわる本はたくさん
読んできたけど、村山由佳さんが
渾身の力で小説にしてくれた。

先人の作家では寂聴の「美は乱調にあり」
だが、村山さんは持ち前の優しさとセンチメンタル
さがにじみ出て、激しさの中に柔らかさのある
伊藤野枝像になっている。
少し長くなるが、気に入った文章を引きながら
この小説を紹介したい。

「幼い頃から口減らしのためにあちらこちらへ
やられ、その都度、違った風習や異なる考え方に
さらされてきた」野枝は、
「あれが辛かった、これが悔しかった、と一つ
ひとつ話せば話すほど、腹の中で黒々と煮詰まって
いる怒りがいいかげんに薄まってしまうのがいやだ。
いっそこの黒い塊を、石炭を備蓄するように溜めて
おいて、いつか思い切り燃やしてやる。正しく仕返し
をしてやるのだ」と思うほど、熱い少女だ。

やがて野枝は、親が勝手に決めた男との結婚を
すぐにやめ、元の担任だった
辻潤と恋に落ち、女として人として目覚めていく。
平塚らいちょうを始め女性の自立を問いかける、
日本初のフェミニズム誌「青踏」にも自ら志願し、参加。
そして運命の男、大杉栄と恋に落ちる。
大杉は無政府主義者だが、
「大杉にとって最も大切なのは、主義や運動や革命云々
以前にただ自由であり、精神そのものだ」
と著者は書く。
ここは僕も、右に同じ。激しく共感。
さらに印象的なシーンがある。

喫茶店の部屋の壁に
(お前とならばどこまでも 栄)と落書きした
大杉に対し、
(市ヶ谷断頭台の上までも 野枝)と隣に書きつけた。
「かかしゃん、うちは……うちらはね。
どうせ、畳の上で死なれんとよ」と
母に告げた野枝の激しさがとてもよく出てるシーンだ。

人間的にも思想的にも決して褒められた二人で
はないが、少なくとも
貧しき側に立ち、死ぬまで闘った足跡は心を打つ。
作家が己の技術を駆使し、魂を込めた書いた一冊と
いうのがある。

たとえば中上健次なら「岬」、梶井基次郎なら「檸檬」。
村山由佳の「風よあらしよ」はまさしく、そんな熱量を
感じる一冊だ。




310300958_1305377830224124_5568418440862759854_n.jpg

2023年09月30日

スマートなフーディーをめざして。「お客さん物語 飲食店の舞台裏と料理人の本音」                                 稲田俊輔


飲食業に関わって二十余年になる。
主に広告と企画、売り上げの戦略を
考える仕事だ。

常に視点はお客さん側でモノを考えてきたが、
飲食店側の気持ちもよくわかる。
そんな僕にとってこの本は、かゆいところに
手が届く感じで、日ごろ思っていることを
代弁してくれる。

著者は人気の南インド料理専門店「エリックサウス」の
総料理長。
お客さんの炎上を避けるために、柔らかい物腰で
いる飲食の人の割には、結構ストレートに気持ちを
語ってくれる。
僕が最も、そうだと納得したのは、こんな文章。

飲み物は飲みたくなければ注文しなくていい、
というのは、それはそれで正論です。
しかし、仮にそういうお客さんばかりに
なってしまうとほとんどのお店は潰れて
しまうのも、如何ともし難い事実。
基本的に料理はあまり儲かりません。
欧米で生まれた「レストラン」という
システムそのものが、お酒で利益を出す
ビジネスモデルなのです。

……さらにこんな文章。

イタリアンのリストランテでカップルが
それぞれパスタ一皿ずつだけを食べている
光景は、シェフに小さなため息を吐かせるでしょう。
そこで一緒にシーザーサラダをシェアし、
傍にカシオレが置かれ、食後にまたそれぞれ
デザートとコーヒーを楽しんでくれれば、
想定に近い「利益」は確保できるかもしれませんし、
オペレーションも特に乱しません。
しかしそれもやっぱり、シェフの心を少しだけ
ざわつかせます。

お店の勝手な自己実現欲求に、お客さんの側が
いちいち気を遣って合わせてあげなければ
いけない道理は、確かに無いのかもしれません。
しかし、(これはあくまで個人的な意見ですが)
お店が作り出そうとしている世界観を理解し、
それに身を委ねることは、そのお店を最大限に
楽しむための最も確実な方法だと思います。

……ほんとにその通り。お金を払ってるのだから
何を食べようと自由、と思ってる人も多いけど、
少なくともレストランの悦楽を味わうためには、
お客にもそれなりのルールがあるんだよな。

スマートで楽しいフーディー、目指してます。

飲食業に関わって二十余年になる。
主に広告と企画、売り上げの戦略を
考える仕事だ。

常に視点はお客さん側でモノを考えてきたが、
飲食店側の気持ちをよくわかる。
そんな僕にとってこの本は、かゆいところに
手が届く感じで、日ごろ思っていることを
代弁してくれる。

著者は人気の南インド料理専門店「エリックサウス」の
総料理長。
お客さんの炎上を避けるために、柔らかい物腰で
いる飲食の人の割には、結構ストレートに気持ちを
語ってくれる。
僕が最も、そうだと納得したのは、こんな文章。

飲み物は飲みたくなければ注文しなくていい、
というのは、それはそれで正論です。
しかし、仮にそういうお客さんばかりに
なってしまうとほとんどのお店は潰れて
しまうのも、如何ともし難い事実。
基本的に料理はあまり儲かりません。
欧米で生まれた「レストラン」という
システムそのものが、お酒で利益を出す
ビジネスモデルなのです。

……さらにこんな文章。

イタリアンのリストランテでカップルが
それぞれパスタ一皿ずつだけを食べている
光景は、シェフに小さなため息を吐かせるでしょう。
そこで一緒にシーザーサラダをシェアし、
傍にカシオレが置かれ、食後にまたそれぞれ
デザートとコーヒーを楽しんでくれれば、
想定に近い「利益」は確保できるかもしれませんし、
オペレーションも特に乱しません。
しかしそれもやっぱり、シェフの心を少しだけ
ざわつかせます。

お店の勝手な自己実現欲求に、お客さんの側が
いちいち気を遣って合わせてあげなければ
いけない道理は、確かに無いのかもしれません。
しかし、(これはあくまで個人的な意見ですが)
お店が作り出そうとしている世界観を理解し、
それに身を委ねることは、そのお店を最大限に
楽しむための最も確実な方法だと思います。

……ほんとにその通り。お金を払ってるのだから
何を食べようと自由、と思ってる人も多いけど、
少なくともレストランの悦楽を味わうためには、
お客にもそれなりのルールがあるんだよな。

スマートで楽しいフーディー、目指してます。



611011_l.jpg

2023年09月28日

もっと真摯に。 「プロフェッショナル ふたりのキネマ                〜山田洋次と吉永小百合〜」 ’


とんでもないドキュメントを観た。
92歳の監督と78歳の女優が
本気でモノを作っている。

女優(最近はジェンダー的に俳優と
呼ぶらしいが、僕はこの言葉が好きだから)、
吉永小百合は試写を観て言う。

「この映画を観て心洗われたようになり、
楽しく思う人は多いと思うけど、
私はまだまだだなぁ、と。
もっと思いを表現できるような女優に
ならないとダメ、だと、思いました。
もっと勉強して、自然に演技できるような
人になりたい。
辞めようかと思ったこともあったけど、
いまは、もっとやりたい、もっと勉強したい」

前にも書いたけど、二人のレジェンドが
タッグを組んだ本作は、説明台詞が多すぎて
正直きつかったけど、
92歳で現役で映画を作ってる人、
78歳で初々しく美しい人が、同時代に
生きてるんなんて、それだけでスゴイことだよね。







https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=40027&fbclid=IwAR0Jn5amKseCiLCUJMCzN6RJ3SzXdTZ9zxTlUoh_SBsLDSlge7KeMZf_NgI

2023年09月27日

いま、一番好きなコンテンツ。

粗品と太客のトーク。



2023年09月23日

いやー、話には聞いてたけど。 「ディア・マイ・ミスター 私のおじさん」

ネットフリックス、全16話の
うち、まだ8話なんだけど、
今まで観た韓国ドラマでベスト
だなー。

不器用だけど真摯でひたむきに生きている
中年男性と、過酷で悲惨な人生を歩いて
きたために、人も世間も全く信じていない
若い女性との邂逅が、まぁー細やかに、ただの
色恋にならないように、ナイーブに、けれど
ドラマティックに描かれていて、
いやー、ほんと見事な脚本です。

さすがに全部を一度に見る体力はもうないので
今日はこの辺で止めるけど、
まだ未見な方はぜひ。
これは並大抵のドラマじゃないですよ。



E7A781E381AEE3818AE38198E38195E382931.jpg

2023年09月22日

うーん 「バーナデット ママは行方不明」

もっと軽やかで楽しい映画と
思ってたら、なかなかにこじらせた
主婦が、自分の生き方を取り戻す
ために南極に向かうという話だった。

ウツで人間嫌い、けれど天才建築家と
いうキャラ設定が今ひとつしっくりこな
かったので、僕はのれませんでした。

「6歳の僕が大人になるまで」のリチャード・
クレイター監督がケイト・ブランシェットを
組んだので、楽しみにしてたんだけどなぁ。




6650beb696baf943.jpg

2023年09月21日

あはは、いいね。「ハット同盟」

2023年09月20日

まさか、実話だとは。 「グランツーリスモ」


レースものは、基本、映画と
相性がいい。
古くは、「グラン・プリ」、
「栄光のル・マン」を始め、
疾走する車をスクリーンで
見るだけで、快感とスリルが味わえる。

本作も、その気持ち良さを十分に
感じさせてくれるのは、もちろんだが、
さらに面白いのはストーリー。
カーレースのゲーム、「グランツーリスモ」の
達人が、本物のレーサーとなり、
活躍するというマンガみたいな話、
これがまさかの実話を基にしたというから
驚きだ。

日産、プレイステーションと、仕掛けた
企業名がストレートに出てくるのも、
ドキュメントのようで、嬉しい。
さらに父と息子の葛藤、愛情もきちんと
描いていて、ドラマとしてもじんとくる。
ぜひ映画館で観て欲しい。




d6a68dc7a1120312.jpg

2023年09月19日

やったー。Tverで観られる 「俺の話は長い」


31歳のダメニートなくせに
屁理屈は一人前。
家族を煙にまく、しようもない
論理をベラベラ。
なんてドラマなんだけど、これが
面白くて、どこか配信しないかなぁと
思ってたんだよね。
いやー、嬉しいなぁ。

ほんと、金子茂樹さんの本がいいんですよね。
ちなみに、このドラマで彼は、2020年の
向田邦子賞を受賞してます。
やっぱりなぁ。




sri07n4se9.jpg
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。