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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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posted by fanblog

2023年09月17日

漫才ファンはぜひ!  「いつも二人で」 浜口倫太郎


面白くて一気読み。
漫才の頂点を目指す二組の男たちと
放送作家を志す女性、三人三様の
青春物語。
僕は芸人さんと仕事柄付き合いが
深いので、人を笑わすということが
どんなに大変か、どれだけ彼らが傲慢と
謙虚の間を行き来し、神経をすり減らして
いるか、よくわかる。

著者はさすが放送作家だけあって、
芸人さんのリアル、とくに漫才師の
心理が克明に描けていて、ドキュメント
でも見てるようなドキドキ感を味わわせてくれる。

帯の推薦コメントを見てもらえれば
一目瞭然。
とても優れた芸人ものです。



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2023年09月16日

ライトな八墓村  「ミステリと言う勿れ」 ’


北九州には珍しくお客さんは
いっぱい。
さすが人気テレビドラマ。
菅田将暉さんの当たり役だけ
あって、ひとり光ってます。
無垢な瞳、喋りまくる正論、
こんな妖精みたいな大学生を30歳の彼が
見事に演じます。
大したもんだなぁ。

物語自体はこともなし。
軽ーい八墓村で、犯人もすぐわかるし(笑)、
でもタイトルが「言う勿れ」ですから、
ミステリとして甘くてもいいのです。
だって原作者がそう言ってるんですから。
モジャモジャ頭の整君のキャラを
楽しみましょう。




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2023年09月14日

旅したくなる本。 「始まりの木」 夏川草介


「神様のカルテ」が大評判の
人気作家の新作、文庫本に。
今回のテーマは、民俗学。

偏屈な民俗学者と研究生の
女子大生コンビが、日本を旅し、
科学や倫理でとらえきれない
不思議を探す”知”の冒険物語”。

柳田国男や網野善彦のファンなので
僕にはとても興味深く楽しい時間を
過ごさせてもらった。
小説としての面白さはもちろんだが、
取り上げている地域の魅力がそれ以上で
ここに出てくるところは全部旅しようと
思ってる。

各エリアはこんな感じです。

第一話 寄り道【主な舞台 青森県弘前市、嶽温泉、岩木山】
第二話 七色【主な舞台 京都府京都市(岩倉、鞍馬)、叡山電車】
第三話 始まりの木【主な舞台 長野県松本市、伊那谷】
第四話 同行二人【主な舞台 高知県宿毛市】
第五話 灯火【主な舞台 東京都文京区】

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2023年09月12日

涙が止まらない  「TULIP 50周年コンサート」 NHK放送


「心の旅」
もちろんリアルタイムで聴いた。
14歳だった。
「なんじゃこの軟弱な歌は」
当時フォーク少年だった僕は
チューリップが嫌いだった。

あれから50年(笑)。
75歳になった財津さんが歌い
喋るのを見て涙が止まらなくなった。
音楽を続けられたこと、ファンが
ずっと応援してくれたことに
心から感謝していることがわかったからだ。

自分のことで恐縮だが、
僕も17歳で初めて歌を作ってきたときから
10年ぐらいかな。
バンドしながら、本気で全国に僕を待ってる人が
いると疑わなかった。
いま、当時のボーカル、演奏を聴くと、よく
こんなので自信が持てたなと、怖いけど。

まぁ、それでもなんとかモノづくりを続けながら
かろうじてフリーランスで生き延びてきた。
だからこそ、チューリップをはじめ、長く
ひとつの仕事を続け、その最後の心根が
「感謝」に彩られてることが、痛いほどわかる。
ここまで生き延びらせてもらえて、ほんと、
ありがとう、ってお世話になった人に思うんだよね。
とくに年取ると(笑)。

テレビを見ながら、ヒット曲すべてを口ずさむ
自分に気づき、突っ込んだ。
「なんや、お前、チューリップ、大好きじゃん」



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2023年09月09日

覚悟に涙。 「ちあきなおみ 沈黙の理由」 古賀慎一郎


一気に読了。
ちあきなおみさんが引退してから
7年間マネージェーを務めた著書の
描く、彼女の物語。
'
一家を養うため4歳から米軍キャンプ内のクラブで
タップダンスを踊り、歌い続けてきた、ちあきなおみが
スターになり選んだのは、自分の歌を守り続けてくれた
夫であり、事務所の代表となった俳優、郷英治さんだった。
'
彼は日活のスターの座を捨て、ちあきなおみのために
裏方に徹した。
二人は固く結ばれていた。
ゆえに、夫が亡くなったとき、ちあきなおみは
後を追おうとした。
長い髪を切り、棺に束にして入れた。
「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣きながらすがった。
以来彼女は表舞台から去った。
「私は郷さんのために歌っていたんです。だから、
もう歌うことはないし、幸せを感じることもない」
'
……すごい愛でした。
僕にとって日本で一番うまい歌手は、ちあきなおみです。
「朝日の当たる家」、「紅い花」、「ねぇあんた」
聞けば聞くほど、涙が出てくる、叙情の歌姫は、
女性としても、とても素敵な人でした。
さあ、CD聴こう。




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2023年09月05日

なかなかの問題作。 「しん次元 クレヨンしんちゃ THE MOVIE             超能力大決戦  とべとべ手巻き寿司」


名作「オトナ帝国の逆襲」を観て
以来、クレヨンしんちゃんは侮れない、
と思い、時々こっそり映画館へ行ってたが、
今作はなかなかの問題作だ。

悪役に非理谷充(非リア充をもじって・ひりあみつる)
という名の、オタクで非正規社員で恋人もいない
人生がうまくいかない青年。
しんちゃんはいろいろ彼と戦うが、最終的には
寄り添い、彼に「頑張れ!」とエールを送り、
最後はハッピーエンドという話。

平成の申し子、しんちゃんも令和になると
暖かい家族すら、おとぎ話のようで
勝ち組に見えてしまうのは、僕がひねくれてる
せいか。

青年のどうしようもない孤独を人は果たして
救えるのか、
諦めるよりは、まだ命がけで「がんばれ!」と
声をあげるだけ、ましなのか。

この映画を観たあと、Netflixでテレビ版のしんちゃんを
鑑賞。一話10分ほどの他愛もないストーリー。
結論。
僕はこっちのしんちゃんのほうが好きだなぁ。
もうすぐ64歳、ひとりでしんちゃんのギャグに
大笑いしていますが。なにか?




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うーん、台詞さえ。 「こんにちは、母さん」


「男はつらいよ」を始め、
山田洋次監督作品にはこれまで
どれだけ勇気づけられたか、
わからない。
ご本人はイヤだろうが、
御年91歳で新作を発表していることも、
世界でも類を見ない凄いことだ。

永井愛の原作、大泉洋の起用、
新しいチャレンジも行い、これまでの山田組に
ない新味も加わった。

それだけに残念だったのは、説明台詞が多いこと。
誰が聞いてもわかるように、心情を多く語るように
しているとは思うけど、台詞がせめて2/3だったら
もっと良かったのにと、ファンとしては
歯がゆかった。

でもいくつものシーンで、もちろん泣いたけどね(笑)。
死んだおふくろのことも、思い出したけどね。
しかし吉永小百合さん、あの若さは見事です。




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2023年09月03日

もはや怪獣映画(笑)  「メガ・ザ・モンスターズ2」


サメのパニック映画を飛び越え、
巨大生物はいるわ、恐竜は襲ってくるわ、
モンスターなサメは複数いるわ、
とんでもないことになってます(笑)。

もちろんこの手の映画に理屈はいらない。
ジェットコースターに乗ってる気分で観ればいい。
鑑賞ではなく、体感する映画です。


2023年09月02日

三上寛ライブ!

23の時だった。
「このレコードを盗め」というLPを
聴いて、歌詞のぶっ飛び具合に
衝撃を受けた。
以来、40年、彼のファンだ。

そして昨日、初めて三上寛のライブを
観ることができた。
御年73歳になる彼の歌声は、相変わらず
ソウルフルでかっこよかった。
僕は基本、ミュージシャンにはあまり
話しかけないのだが(ライブで疲れてると
思うので)、購入したDVDにサインを
もらうとき、
「三上工務店が歩く、にずっと勇気づけられて
きました。ありがとうございます」と
一言だけお伝えした。

一緒に演奏をしていた谷本さんの
バイオリンも見事なハーモニーを奏でてた。
いやー、最高の夜だった。



2023年08月31日

なんという展開、なんという脚本。 「マスクガール」


今、巷で話題の韓国ドラマ(Netflix)を
遅ればせながら、鑑賞。
いやー、とんでもないもの
見せられた。

テーマは、人は見た目がいいほうが得、絶対に
美男美女のほうがいい人生を送る、なんて
思う、いわゆる「ルッキズム」。

いやー、そんなことないとムキになっても
自撮りを盛るのが当たり前の昨今、
ましてや整形がデフォルメな韓国では
通じない。

このドラマはその本音を痛烈に批判し、揶揄し、
しかし人はそうだよな、誰だって嘘、隠しごと、
二面性があるよな、と物語を展開させる。

暴力、裏切り、殺人、レイプ、DV、嫉妬、
復讐と、人間のあらゆる負をこれでもか、
これでもかと抉り出していく。
ときにユーモアを交えるところも、憎いし
恐い。
あまりの展開に、痛快にさえ思えるところが
人気の秘密なんだろうな。

韓国ドラマには珍しく、七話で終わりというのも
観やすい。

しかし、ここまで作るかねー。話、盛り過ぎの
気もするけど、ガス抜きにはこのくらい激しい
ほうがいいのかなぁ。
僕はどちらかというと苦手なドラマだけど、
最後まで見てしまったもんなぁ。
力技で負けたって感じです。



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