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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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2023年11月02日

持つべきものは弟子

ここ数年で一番腹が立つことが
あって、酒場へ。
そこに駆け付けてくれたのは、
僕の文章の弟子、30歳。
彼は東北に旅したお土産を
渡したくて、1時間をかけて
酒場に。
「おーわざわざありがとう」
「いえ」
「お土産ってなんや」
「……忘れました」

師匠と弟子って似るっていうから、
これ以上はやめます。
ただ僕が驚いたのは、
彼は青森にいる、ヨットの先輩に会うために
北九州から普通の道だけを選び、道の駅で
車中泊し、3泊4日でたどり着いた。
聞くと、燃費のいい車だったらしく、
往復で12000円で済んだ。
「ちょっと待って。じゃあ、俺がお前に
同乗したら、6000円で青森往復できるって
わけか」
「……はい。ご飯代は別ですが」

いやー、楽になった。笑った。
そっか、人生って、自由なんだ。
改めて、そう思った。
身体さえ使えば、日本全国どこでも安く
行けるんだ。
そんな当たり前のこと、忘れてた。

老いては子に従え。
言葉を思い出しながら、奴に再度聞いた。
「お前、お土産は」
「すいません、忘れました」
見事な、間だった。
「腕上げたやないかい」
俺がいうと、でかい顔して、ニヤッと笑った。
白神、今度二人で岩手に行こうぜ。
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