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2016年01月14日

子どもが虐待され亡くなったというニュースに・・・。

昨夜は、胸が苦しかった。

3歳の女の子が、母親らに虐待された挙句、

亡くなってしまったというニュースを見たから。


その母親のお友達が、

正座させられている女の子の写真を撮っていた。

その画像を見てから、女の子の姿が瞼から離れなかった。


どんな思いで、正座をしていたのか。


熱湯をかけられて、やけどを負って、

亡くなってしまった。

3歳の女の子。


ひるがえって、

今日、NHKBSプレミアムで、

『温故希林』という番組を見た。

樹木希林さんが骨董をめぐる番組。

今回は、着物・古布をめぐる。

その中で、金沢の風習。

「百徳着物」を知った。

子どもが生まれると、

母親は、近所の家を回って、布を少しづつもらって、

それを縫い合わせて着物を仕立てるのだ。


子どもが生まれたと聞いて、

布を届けてくれる近所の人もいたという。


そうした、たくさんの人からもらった布で着物を仕立てることで、

子どもをたくさんの人の手で、守ってもらいたい、

そんな母の思いが込められた着物。

それが「百徳着物」というそうだ。


つつましい生活の中でも、

ひと針ひと針、子を思う気持ちで着物を縫い上げた母。

そんな母と、たくさんの近所の人たちに見守られてそだったであろう子ども。


豊かといわれる時代に、

子どもを愛せない母。

その母に虐待され、たった一人で、たった3歳で亡くなってしまった子ども。


冥福を祈らずにはいられない。

合掌。

(- 人 -)



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2015年12月29日

「母と暮らせば」観てきました。

「母と暮らせば」観てきました。

映画鑑賞引換券を、某新聞販売店へのクイズに応募して、

ペアでゲットしたので、お友だちと行って来ました。

前情報があったので、

大体の内容はわかっていましたが、

内容とかストーリーとかではなく、

吉永小百合さんや二宮和也さん、

黒木華さん、その他の出演者の発するセリフを、

きちんと受け止めて、考えていかないといけない、と思いました。


本田望結さんは、母を亡くし、父の戦死を役所に確認に来る小学生2年生の女の子。

役所で、その対応をする小林稔侍さんが演じる男の人には、片手が手首から先がありませんでした。


二宮和也さんの婚約者だった黒木華さんと結婚することになる浅野忠信さんには、

片足がなく。

兵士ではない誰もが、戦争によって、傷ついてしまうことを丁寧に描いた作品だったと思います。


説明的にならざるをえないセリフもありますが、

8月6日・8月9日・8月15日を、何の日か知らない若い人たちがたくさんいる現状では、

もしかしたら、説明不足くらいなのかも、と思いました。


原爆投下の瞬間に、被災者が最後に見た光景は、

誰にも分りません。


目の前で、インク瓶が溶けていく様子を、

講義中の医学生は本当に見たのか。

そんな時間もないほど、瞬間の出来事だったのか。

本当に誰にも分らない。


人間が人間にすることではないと、

強く思いました。


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posted by ハンナ at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2015年12月25日

実家の大掃除でわかったこと。体が不自由でもやりたいことがあれば、ちゃんと行動できる。


年末のおしせまる前に、実家の大掃除に行って来ました。


今回は、1週間泊まり込んで、

換気扇の掃除、冷蔵庫の中の整理と掃除、食品を保存している棚の掃除など

こまごまとした片づけをしました。



また、浴室の壁や天井がカビでよごれ、ペンキも剥げていたので、

掃除とペンキ塗りもしてきました。


父は、大工仕事や、電気の接続、ペンキ塗り、など、

なんでも自分でできる、器用な人でした。



セメントをこねたり、父が切る材木をささえたり、

そんな手伝いを、小さいころから、わたしもしていました。


今は、できることが少なくなりました。

以前なら、自分で修理や掃除をしていたことができないのは、

父にとってはとってもストレスだと思うんですよね。


わたしがペンキを塗ることにしたら、

父は、不自由な手で、ペンキの缶をあけ、

道具のある場所から、筆と刷毛を持ってきて、

ボウルにペンキを入れ、水で薄めて、

わたしに渡してくれました。


そんなこと、できるなんてびっくり。

目的があれば、ゆっくりだけど、いろいろなことができるって、

わたしも母も見直しました。


脚立に上って、お風呂の天井や壁に、ペンキを塗るわたしに、

父は塗り方を指示しながら、ずっと立っていました。


そんなに長い時間立っていることも、普段はないのに。


体が不自由でも、やりたいことには体を動かすことができるんだって、

改めて思いました。

父は、絵も描く人でした。


でも今は描いていません。


リハビリのため、というんじゃなくて、

やりたいことに、挑戦することが、

自然にリハビリになるんですね。


来年は、なにか、そいういうことに挑戦してみたらどうかな。

ね、お父さん。


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2015年12月18日

今年、最後の親孝行。

今年最後の親孝行。

年末が押し迫る前に、一週間実家に行って来ます。

父の体調は、このところ安定しているらしいのですが。

年末年始で、病院が休みになる前に、

診察に回るらしく、

その付き添いや、

実家が気持ちよく年末年始を迎えられるように、

ちょっと片付けたり、掃除したり。


もう、子ども・孫が集まって、

母のごちそうを食べて、寝正月、ってことができないのは、

ちょっと寂しい・・・。

(^_^.)

でも、それなりに、新年をむかえられることを、

素直に喜びたい。

少しづつ、自分の体が自由に動かなくなること。

父は、そんな中でも、

リハビリに通い、

母の作った食事を食べ、

日々を過ごしています。

認知がない分、思うことがたくさんあることだろうと思います。

でも、

くさらず、いらだつこともなく、(少なくとも、わたしにはそう見える)

淡々と過ごしている。

少しでも、笑顔の種を届けたい。

それは、孫の成長かな?

娘が行けるといいのだけど。

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2015年12月12日

12月12日映画「『母と暮らせば』公開ですね。

今日、12月12日は映画『母と暮らせば』の公開日ですね。

公開が近くなってから、テレビ番組で取り上げられたり、

CMが流れたりして、

どんどん「観たいなー」という気持ちになってきました。

公開初日はすごい人だろうから、

もう少したってから、行こうかと思っています。

(*´▽`*)

ところで、

12月12日は、あの巨匠、小津安二郎の誕生日で、

命日でもある、映画人にとって特別な日です。

そんな日に、この映画が公開されるのも、

なにか、山田洋二監督の特別な思い入れがあるような気がしますね。

(*´▽`*)

『母と暮らせば』には、吉永小百合さんと、嵐の二宮和也さんが出演していますね。

二宮和也さんが演じる長崎の医学生だった息子の名は、浩二。

この息子のイメージは、戦死した詩人 竹内浩三。

竹内浩三は、21歳で入営、フィリピンで戦死したそうです。

明るくひょうきんなマンガ好きの青年だったそうです。

浩二もそれにイメージを得て、

明るい青年に描かれているそうです。

( ..)φメモメモ


『父と暮らせば』という映画もあります。

井上ひさしさんの戯曲をもとに、

宮沢りえさんと原田芳雄さんが演じました。


『母と暮らせば』というタイトルは、井上ひさしさんの発案で、

長崎を舞台にした作品という構想も決まっていたそうです。


広島原爆をテーマにした『父と暮らせば』

沖縄戦がテーマの『木の上の軍隊』

をてがけた井上ひさしさん。

長崎原爆がテーマの『母と暮らせば』を書き、

三部作として世に出して、一生を終えたいとおっしゃっていたそうです。


ですが、タイトルだけはきまっていましたが、

作品を書く前に、亡くなってしましました。

山田洋二監督が、その意思を継いだ形になりました。



長崎の黒崎教会でのロケでは、その教会の信者さんが、

エキストラとして出演しているそうで、

それは、山田洋二監督が、当初から考えていたことだそうです。



『母と暮らせば』の中で、息子・浩二が、

自分が原爆で死んだのは、自分の運命だった、と言うシーンがあります。

母はそこで、戦争は地震や津波のような自然災害ではなく、

人間が計画的に起こしたことなのだと言います。

これこそが、山田洋二監督が言いたかったことでしょう。

(^-^)

音楽は、坂本龍一さん。

がん闘病から復帰した最初の仕事です。


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posted by ハンナ at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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