その翌朝の3時半頃、目が覚めてそのまま布団内で起きていたが、ふとカメキチの水交換後、水槽の電熱ヒーターのスイッチを入れたかどうか気になってきた。この手の事故は以前から何度も起きていて、水交換の翌朝、ヒーターのプラグをコンセントに差し忘れて、水槽内の水が半分凍っていて、カメキチが半分凍りかけていたことが何度かあった。
その時のカメキチはと言えば、余りの寒さのせいから首を甲羅の中に最大限に引っ込めていて、本当に可哀想でありお申し訳ない気持ちで一杯だった。だから、すぐに布団から飛び起きて水槽を確認しに行くと、何とかプラグはコンセントに差さっており、カメキチは大丈夫だった。この水槽用の電熱ヒーターの扱いは結構厄介で、逆に、この電熱ヒーターを裸でそこら辺に置くと、最悪、火事になったりする危険物なのだ。
ジジイも昔、タタミを焦がしたことはあるし、手に火傷は何度もある。現在は消防法が変わり、標準でサーモスタット付きとなり、水槽にヒーターが入ってないと自動的に電気が切れるようになったが、その切り替え時には、火事になるよりかは大分良いものの、熱くなったヒーターは自動的に壊れて再使用できない仕様だったもので、事情が分からず何本も短期間に買い換えるはめになった。