電気毛布が入る寝袋の中で、レスキューシートのせいで水分が内部にとどまり続けるものだから、冬だというのに、寝袋がまるで夏場のズックの中みたいな臭いになっていることに気付き、慌ててすぐに使用を中止しカメキチ用に転用させた。
おかげで、この冬のカメキチは昼でも水槽に天蓋が二枚あるし、側面にはレスキューシートがグルグル巻きになってあるし、底にはいつも防寒アルミシートが敷いてあるしで、常時稼働中の電熱ヒーターのお陰もあり、この冬のカメキチはいつでも温泉気分だ。
この冬から使いだした、これらレスキューシートだが、ちょっと触っただけで「カサカサ」と結構音がするのだ。これを突然やると、猫らが驚いて茶の間の冬専用に設けられた狭いフタ付きの猫専用出入り口からから、次々と逃げ出て行ってしまうのが面白い。松本若菜ちゃんも冬のロケでこれにくるまっていたけど、確かに熱が外へと逃げない効果が大きいみたいだ。
松本若菜ちゃんのドラマは「托卵」がテーマというドラマとしては珍しいテーマを扱っていたわけだけれど、ワシが中学生の頃、中一時代か何かの雑誌記事で読んだかもしれないが、米映画「カッコーの巣の上で」という、いまだ観たことはない映画だけれど、タイトルだけは印象に残る映画だったので、いまだに覚えているのだ。
たしか主演のジャック・ニコルソンさんがぎょろ目で横を睨むみたいなポスターだった気がする。多分、精神病院が舞台の映画だったはずで、でも、そのカッコーなのだが、よその鳥の巣に卵をちゃっかりと産んで育てて貰う、托卵する鳥なのだから、カッコーの巣など、そもそも存在しないのではないか?と、今日初めて気づいた。
おそらく、松本若菜ちゃん主演の「わたしの宝物」というドラマもその手の隠された何かドロドロしたものが潜むドラマではなかったのではないのか。松本若菜ちゃんとジャック・ニコルソンさんの役が似ているのかどうかはドラマを見てないので分からないけれど、きっと何か狂気を含んだドラマだったに違いない。