全然そんなことを知らなかったので、特にアゴ下のことなど気にも留めずにいたので、この間からジロタンのアゴ下がガサガサになっても、二匹のどらかに噛まれたのかもと思っていたら、実はニキビのせいだったのだ。確かにアゴ下がいつも白いのに、何だか最近は薄汚れてきて、そのうち地肌が見えるようになってきて、これは変だぞ、とやっと気付いた。
他の二匹もジロタン程ではないものの、シロタンも二つくらい大きなニキビができていることに、これにて気付いた。ミネちゃんは三匹の中で一番軽いが、ちょっとアゴ下の毛が黒ずんでいるようにも見える。今まで何もなかった三匹が同時にアゴ下に異変が起きるのは変だ。それで何が原因なのかと思い巡らせたら、あのアリさんらが大挙して入った餌容器が原因かもと気付いた。もしそうだとするなら、「アリの巣コロリ」は遅すぎたのかも。アリさんがいなくなった分、ジロタンの動物病院代が掛かり、帳尻が合って一安心。
アリさんらは何か細菌を持ち込んで餌容器に入り込み、うちの猫らのアゴ下がそれに接触し感染したのかもしれない。ふだんは特に洗うこともなく、子猫の頃から使っていたダイソーのプラスチック製の餌容器は一旦やめて、衛生上は良いらしい陶器製の餌容器に換えた。ジロタンは病院から出された消毒液で、一日二回きっちりと朝夕にアゴ下を消毒しているけれど、シロタンもミネちゃんのアゴ下もワイが自主的にオキシドールで消毒している。
ジロタンは最初は消毒液が患部に染みるのか、触られるのを嫌がっていたけれど、ほどなく良くなったのか、あんまり嫌がらずになった。それでも、消毒液を染み込ませたティッシュを手に持っているだけで、すぐに逃げてしまうので、それを後ろ手に持ってジロタンに近づくようにしている。細菌を殺す内服薬も処方されているが、こちらはチュールに混ぜて食べさせているので、特に苦労はしてない。
ジロタンは生後半年で受けた去勢手術以来の動物病院だったが、いつも家の中ではうるさく鳴いてばかりのジロタンなので、道中の車内でも相変わらずうるさかったが、動物病院に入るなり、まるで借りて来た猫か地蔵みたいに固まり非常に静かで、家に帰るまで一切鳴かなかったのは偉かった。洗濯ネットにくるんでケージに入れて連れてったが、ネットに擦れた鼻がほんのりピンク色になっていて可愛かった。
逆に母猫ミネちゃんは、家では静かなのだが、車内から動物病院までずっとうるさく鳴き続け、それをなだめるのに苦労した。但し、診察台に乗るや否や急に静かになった。それを考えると、ジロタンは手が掛からず本当にお利口さんだった。逆に待合室に居合わせたトイプードルが不審者に見えたワイにしつこく吠えていたので、それを聞いた他の犬も釣られて吠え出した。
いかにジロタンが大人な猫なのか明白になった。待合室で初めて見る大きな犬に、ジロタンがまるで自分の存在を消すかのように、じーっと大人しく静まり返っていたのが結構意外だった。そこら辺で待っていた猫らも、ミネちゃんのようにうるさく鳴いていたが、ジロタンは一切それに反応せず静かなままだった。きっと、うちの中だけでうるさい、典型的な内弁慶タイプのようで、元々ビビりなので、待合室では緊張で固まってしまっていただけのようだ。
ジロタンの体重は5.8キロで、思ったよりも少なかった。体格はミネちゃんの1.5倍くらいあるので、ミネちゃんは4.5キロなので、もっと7キロくらいあるものと思い込んでいた。これにて、ミネちゃんのぽっちゃり度が露わになった。シロタンとミネちゃんのアゴ下は、ジロタンに比べれば軽度な方だが、一応、オキシドールでアゴ下を消毒することを忘れず、一日二回実行している。こうしてみると、アリさんに対しての「最後の手段」も、やむを得なかったものと思われる。
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