この観葉植物は秋から冬に掛けて、この青磁色からピンク色に変色して行く色合いの過程が絶妙に良くて、好きな観葉植物だったのだが、今まで名前を知らずにいた。そこで、この間PAL端子をネット画像検索で突き止めたことで気を良くしたワイは、この植物名を画像検索で探すことにしたら、初めて「ミセバヤ」という名前だと知った。
おばあちゃんが世話をしていた10年くらい前までは、毎年元気が良かったのだが、ワイが世話を引き継いでからは、なぜか調子が悪くなりだし、おばあちゃんと同じように化成肥料を鉢にまいても、なぜか肥料が強すぎるようで、全然葉っぱが以前のように伸びてくれないのだ。本当にこの10年くらいは、この好きな観葉植物のきれいな秋の変色が見れなくて、どうしたものかとずっと悩んでいた。
3年前に猫を飼うようになり、その猫フン置き場のそばにこの鉢が置いてあったので、ミセバヤの肥料にちょうど良いと思い、すぐに鉢に直接投入したら、ミセバヤは昔の勢いを取り戻すどころか、春だというのに葉っぱの成長の勢いが急に止まり、数少なく残った小さな青磁色の葉っぱには、クモの巣状のようなものが張り巡らされ、病気に掛かったようで可哀想だった。
それを見ても、もはや素人のワイにはなずすべがなく、そのまま放置して秋を迎えるしかなかった。そんなような状態がミセバヤの鉢ではずっと続いていた。ところが、去年の初夏、同じように猫フンを直接入れた菖蒲の鉢では、ここ何十年も花を咲かせることなく、毎年ただ葉っぱを出すだけだったのに、去年はいきなり十年振りかで花を咲かせたどころか10輪異以上も咲かせ、過去一度も見たことがないくらい、いきなり精力を取り戻したのだ。
その一方で隣の鉢のミセバヤはこれまで通りだったので、双石山の象の墓場にならないように、これも「どぎゃんかせんといかん」と思っていた。そこで、猫フンに堆肥の効果があることが菖蒲の鉢で実証されたこともあり、冬の寒さで既に枯れたミセバヤの猫フンを鉢に並べて、猫フンの刺激度を一冬越すことで適度に弱めながら、春のミセバヤに与えることにした。
その作戦がこの春は大当たりで、ミセバヤが昔のように春から鉢の中で勢力拡大中で、あまりに今年は勢いが強いので、すぐに鉢の中で手狭になると思われたので、以前はグラパラリーフの鉢だった大きな植木鉢に、一部を掘り起こして移植したのだ。そこにヒヨドリがとまっているのを見たミネちゃんが歯をカクカクさせたという訳だ。
そのグラパラリーフの大きな鉢は、以前は全部がグラパラリーフに埋め尽くされていたくらい旺盛な生命力があったのだが、もう殆ど枯れてしまい、その無駄に広い植木鉢には、数年前から枯れた茎しか残ってなかった。そこに初めてミセバヤ専用の鉢から別天地へと勢力拡大の手伝いをしてあげるくらい、今年は勢いが全然違うのだ。猫フン肥料も馬鹿にできないと思い知らされた。
ともかくもこの十年、毎年のようにワイのせいで、毎年のように病気になりながらも完全には枯れずにいてくれたお陰で、今年のように以前通りに完全回復してくれたことに感謝。これでミセバヤ鉢の生育方法が分かったので、来年からもこの方法で鉢を少しづつ増やして行くつもり。
猫日記より(2021.5.1)
中国通販のWISHから歯磨き棒(マタタビの枝)が僅か252円(送込)で届いた。シロタンが一番食いつきが良く、ジロタンに続きミネちゃんもカジカジしていた。猫の歯磨きは自分から齧らないと嫌がって無理みたいだ。
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