桑原通夫です。
石破総理は本当に防衛に強いのか?
石破総理の防衛戦略・・
防衛の専門家という声もあるが、
その根拠は・・
石破氏は防衛庁長官や防衛大臣を歴任。
↓
自他ともに認める安全保障通で、
ずばり『国防』と銘打つ書籍をはじめ、
ミリタリー関連の著書も多数出版している。
↓
大臣室を戦闘機や軍艦など
多数の兵器模型で飾るほどの
「軍事オタク」でもある。
↓
戦後の首相の中でもっとも
ミリタリーに精通する人物である・・
ということのようです。
これは外側からみた意見です。
現実には当時の幕僚長はじめ
卒業した自衛隊関係者からの話では
石破さんは人気がなかったようです。
現場から指示されていなかった・・・
という話も多く聞こえてきます。
どちらが正しいか・・は各自の判断に
おまかせしますが
ミニタリーオタクと防衛のプロとは違います。
石破総理の所信表明演説から・・
↓
激変する安全保障環境から日本を守り抜きます。
国連安全保障理事会の常任理事国である
↓
今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない。
そのような不安を多くの方々が抱いております。
↓
何故ウクライナにおいて抑止力が効かなかったのか、
私は強い思いを持っております。
↓
中東情勢なども相まって、国際社会は分断と
対立が進んでいます。
↓
現実的な国益を踏まえた外交により、
日米同盟を基軸に、友好国・同志国を増やし、
外交力と防衛力の両輪をバランスよく強化し、
わが国の平和、地域の安定を実現します。
↓
法の支配に基づく国際秩序を堅持し、
地域の安全と安定を一層確保するための
取り組みを主導してまいります。
↓
日米同盟は、日本外交・安全保障の基軸であり、
インド太平洋地域と国際社会の
平和と繁栄の基盤です。
↓
同盟の抑止力・対処力を一層強化します。
加えて、同志国との連携強化に取り組んでまいります。
↓
日韓間には難しい問題もありますが、
来年に国交正常化60周年を迎えることも
見据え、
岸田総理が尹大統領との間で築かれた
信頼関係を礎に、
日韓両国の協力をさらに強固で
幅広いものとしていきます。
↓
以下省略・・・
又、石破氏は以前から
「アジア版NATO」
の必要性を訴えてきた・・
そのイメージとしては・・
NHKの番組で、
ロシアのウクライナ侵略を
念頭に話していたことは・・
↓
国連が機能しないのは、
(安全保障理事会で拒否権を持つ)
常任理事国が侵略するという
想定外の事態が起こったから。
↓
集団安全保障を義務とし、
お互いが守り合う国連のシステムが
機能しないとすれば、
欧州にはNATOがあるが、
アジアにはない・・
↓
しかし、いきなりは創設できないので、
日米(安全保障条約)、
米韓(相互防衛条約)など
(既存の軍事条約)を有機的に
結び付けることはできないかと考える。
といっています。
これには多くの反論も出ています。
これは昨今ますます懸念される
中国習近平体制の台湾武力統一も
強烈に意識したものだろう・・
という意見や
「アジア版NATO」はあくまでも
国連の機能不全を念頭に、
「集団安全保障」を基本にした
“軍事条約”・・ではないか・・
又石破総理の所信表明派
八方美人的な考えで
耳障りの良い言い方を並べただけだろう・・
ただ言うだけではあまりにも無責任だ・・
という見方もあるようです。
これで本当に国防に強い総理と言えるのか・・
論理的には、専守防衛や非核3原則を
堅持することと、
積極的平和主義を実現することが、
そのまま整合するわけではない・・
↓
もし、反撃能力を有するとなれば、
全体として筋の通った説明が必要である・・
↓
専守防衛は軍事用語ではなく、
政治用語ですし、そもそも冷戦期の発想です。
↓
国際法慣習における自衛権よりもさらに
抑制的な防衛思想であり、
軍事的には極めて困難である・・
↓
この厳しい国際状況で、なおそれを
維持するというのは合理性に欠けるのでは
ないか・・という意見もあります。
石破総理は国民にどう説明していくのか・・
いきなり解散総選挙を決めた中で
果たして国民の指示がどれほど受けられるのか・・
総理自身も自民党そのものも
かなり危うくなっている現状を見て
政治も経済も、不安感が募るだけです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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