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こんにちは。

桑原通夫です。



世界最大手のメモリーメーカー

のサムスン電子が

４四半期連続の減益となった。



サムスン電子は韓国

サムスングループの子会社です。



サムスングループとは

分かり易く言えば日本の

三井・三菱・住友のような

商社です。



そんなサムスングループの中で

中心的な存在が

サムスン電子・・です。



1977年に半導体事業を開始・・

当時、半導体分野では

日本企業が日の丸半導体・・と

呼ばれ、世界一でした。



そこでサムスン電子は

その日本に追いつけ追い越せ・・

と成長していったのです。



サムスン電子の主力商品は、

東芝等の日本企業と同様、

旧世代のメモリー半導体です。



そのうち・・日本のバブルの

崩壊とともに

半導体企業で働いていた技術者が

大幅に解雇されました・・



その日本の技術者たちを

サムスン電子がヘッドハントし、

高品質の製品を造ることに成功・・



引き抜かれた日本技術者の

証言によれば

当時サムスンでは日本の

1.5倍〜1.7倍の給料と



天国のような特別待遇だった・・

という話もあります。



そうやって、現在のサムスングループ

に大きく成長したのです。



サムスン電子が造る半導体は

家電用で、

主にスマホ・液晶テレビ等に

用いられるものでした。



ところがそのサムスン電子が

去年の半導体部門で

過去最大の赤字だった・・

という事です。



赤字額は、日本円で2415億円余り

という事でした。



グループ全体では1兆6500億の

赤字という話もあります。



また、サムスン電子が

2023年2月に発表した

新製品のスマホ・・ギャラクシーで



不具合（発熱による低パフォーマンス）

のあった自社製SoC（システム・オン・チップ）

の代わりに

米国のクアルコムのSoCを採用・・



それを製造するのは

ライバル会社のTSMCという事です。



これらはサムスン電子にすれば

かなり屈辱的なことですが



果たしてサムスンは

巻き返しを図って自社製SoCの

再登載が出来るのか・・


という事で、かなりヤバイ状態に

あるのでは・・

という見方に対して

サムスン側は・・



PCやスマホ向けの半導体メモリー

の需要は回復基調にあり

今後赤字幅も解消されるだろう・・



という強気の発言です。



お家騒動や労組問題もあり、

当面はサムスン電子の動向が

注視されます。



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