2020年09月13日
【足りないくらいが適量】スパイスの使い方と効能
もっとも基本的なスパイスは、ブラックペッパー、ニンニク、ナツメグです。スパイスをそろえるのであれば、この3種類から始めましょう。これだけでも7〜8種類の肉料理がつくれます。慣れてきたら、ホワイトペッパーやベイリーフ、シナモン、クローブ、マスタード、タイム、オレガノなど好きな香りを買い足しましょう。
スパイスは、パウダーやホールなどさまざまな形態で市販されています。ペッパーやオールスパイス、カルダモンなど乾燥したスパイスを買う場合は、パウダーよりもホールの方がおすすめです。使うたびにミルやフードプロセッサーで砕く手間がかかりますが、新鮮な味や香りを長く楽しむことができます。
スパイスは数種類をブレンドすると単品で使うよりも、香りに奥行きがでます。香りづけや辛味づけ、消臭、着色の4つのスパイスを組み合わせてみましょう。
スパイスを使用した料理での最たる失敗は、スパイスの量を多く使いすぎることです。スパイスはあくまでも料理の引き立て役です。ちょっと足りないくらいが適量です。
ふたの開閉だけでも、スパイスの成分はどんどん失われてしまいます。特に直射日光や湿気、熱に弱いので、乾燥スパイスは密閉容器に入れ、冷暗所で保存しましょう。バジルなどのフレッシュスパイスは、一束買ってもなかなか使いきれません。よく乾燥させて冷凍庫で保存すると、風味が長持ちします。
世界各国でブレンドされたその国特有の香りを楽しんではいかがでしょう。
フランス語で香草の束を意味するミックススパイスで、ブイヨンやスープストックをつくるときには欠かせません。使用するスパイスは、ベイリーフやタイム、パセリ、セロリです。乾燥品でつくる場合は、数種類のスパイスをガーゼなどに包んで口を縛って使用します。フレッシュ品の場合は、枝を束ねてたこ糸で縛って使います。
フランス語で4つのスパイスという意味です。ペッパーや唐辛子などの辛味スパイスにシナモン、ナツメグ、クローブをブレンドしてつくります。オールスパイスに似た風味で、パテやテリーヌの風味づけに使います。
カレーの本場インドでは各家庭で料理をつくるたびにブレンドしています。ターメリックやペッパー、唐辛子、ジンジャー、コリアンダー、カルダモン、クミン、シナモン、ベイリーフ、フェネグリーク、マスタード、オールスパイスなどを使用します。ターメリックの量が全体の20%を占め、そこにそのほかのスパイスをブレンドします。
インド料理の基本的なミックススパイスで、料理の下ごしらえやカレーの仕上げに使用します。ペッパーを効かせた辛いものから、メースやシナモンがベースとなったマイルドなものまで、多くの種類があります。原材料としては、ナツメグやクミン、シナモン、カルダモン、ニンニク、クローブ、メース、キャラウェイ、ジンジャー、ペッパーなどです。これらをブレンドして用います。
中国で、肉の下味つけやマリネなどによく使われます。その名の通り5種類のスパイスが原材料です。クローブや陳皮、フェンネル、スターアニスから2種類を選び、シナモンやクローブ、さんしょうを配合して計5種類となります。
日本の代表的なミックススパイスです。関東では唐辛子の辛さを強調しているのに対し、関西では唐辛子を抑え、さんしょうを多く使用します。原材料は、唐辛子やさんしょう、青のり、陳皮、ごま、ケシの実、麻の実です。それぞれの分量はお好みで調節し、かたいものはすり鉢ですって混ぜ合わせます。
インドや中国、ヨーロッパなどスパイスとのつき合いの長い国では、スパイスの薬効に関する研究が盛んに行われてきました。キッチンに並んでいるスパイスを健康のために使用して、医食同源を実現してみましょう。
食欲がわかないときは、ブラックペッパーを料理にかけてください。胃の調子が悪いときは、シナモンをたっぷり入れたティを試してみてはいかがでしょうか。消化不良には唐辛子が効果的です。ホットな料理でお腹をすっきりさせましょう。
ジンジャーは体を温めます。タイムは咳を止め、セージには解毒作用があります。ミックススパイスティで風邪を退散させましょう。
血行をよくするには唐辛子やジンジャーです。少量をお風呂に入れると体をほぐしてくれます。
腰痛や打ち身にはマスタードの鎮痛効果が抜群です。タイムは2日酔いのムカムカをすっきりさせてくれます。
レモングラスやペパーミントの香りは気分を高揚させ、ローズマリーの香りは頭をすっきりさせてくれます。
シナモンやクローブの香りは気持ちをリラックスさせてくれます。
唐辛子に多く含まれているカプサイシンという成分は、体内の脂質燃焼効果が認められます。
美しい肌や黒髪を保つにはローズマリーの精油でお手入れしてください。
スパイスは、パウダーやホールなどさまざまな形態で市販されています。乾燥したスパイスを買う場合は、パウダーよりもホールの方がおすすめです。使うたびにミルやフードプロセッサーで砕く手間がかかりますが、新鮮な味や香りを長く楽しむことができます。
スパイスは数種類をブレンドすると単品で使うよりも、香りに奥行きがでます。香りづけや辛味づけ、消臭、着色の4つのスパイスを組み合わせてみましょう。なお、世界各国にはスパイスをブレンドしたその国特有の香りを持つミックススパイスがあります。
インドや中国、ヨーロッパなどスパイスに長年慣れ親しんでいる国では、スパイスの薬効に関する研究が盛んに行われてきました。キッチンに並んでいるスパイスを健康のために使用して、医食同源を実現してみましょう。
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