2021年03月16日
カセットテープの開発者が死去 2021-03-06 今や手に入らないメタルテープが高価!!
カセットテープの開発者が死去 2021-03-06
2021年3月12日 17時12分 NHKニュースより
サイズが小さく、持ち運んで音楽を聴けるなどとして1960年代以降世界中で親しまれたカセットテープの開発者として知られるオランダのルー・オッテンス氏が、今月6日亡くなりました。94歳でした。
ルー・オッテンス氏は1926年にオランダで生まれ、1960年、オランダの大手電機メーカー「フィリップス」の製品開発の責任者としてカセットテープの開発に携わりました。
1963年にカセットテープを発表し、その後カセットテープは世界各国で大きな人気を得て、合わせて1000億本が売れたとみられています。
オッテンス氏はCDの開発にも携わったあと1980年代に引退しましたが、生前メディアのインタビューで
「カセットテープのプレーヤーの象徴となる
『ウォークマン』を作ったのがフィリップスではなく、日本のソニーだった
ことがいちばん残念だ」と話していたということです。
複数のメディアはオッテンス氏の家族の話として、オッテンス氏が今月6日、オランダ南部の自宅で亡くなったと伝えています。
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カセットテープ人気 なぜ?
2021年1月21日 21時12分
いま、カセットテープが静かなブームです。アーティストが新曲をカセットテープでリリースし若者に見直されているほか、国内製造が終了したカセットテープはその希少さから1万円を超える高値が付いています。なぜカセットテープが再び人気を集めているのでしょうか。
(ネットワーク報道部 記者 成田大輔 吉永なつみ)
カセット1本1万円超!
名古屋市のリサイクルショップの棚には、いまは国内製造が終了した録音用の「メタルテープ」が並んでいました。
その価格は、なんと1本1万円超がズラリ。
高い物では1万7600円の値が付けられた物もありました。
いったいカセットテープに何が起きているのか。販売していた店に話を聞いてみました。
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ハードオフ名古屋覚王山店 大西裕二店長
「メタルテープは発売当時、数百円から千数百円ほどでしたが、すでにメーカーの生産が終わっているうえ、20年以上前の商品なので未開封のまま残っているのは珍しく、希少価値がついています。年配の人から若い人まで幅広く人気があります」
未開封となっているので一度使ったテープは消去しても買ってくれないのだろうなぁ?残念!!
最盛期は年間5億本のブーム 現在は…
多くの人に懐かしいカセットテープの歴史を振り返ってみます。
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日本での音楽用カセットテープは、1966年からマクセルが製造を始めました。
磁気のテープ自体が汚れにくく、取り扱いやすいと普及します。
原宿の「竹の子族」にはラジカセと共に欠かせないアイテムとなりました。
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1979年にはソニーから初めて持ち運びができるカセット式のウォークマンが販売され爆発的な人気を集めます。
街では歩きながら音楽を楽しむことが流行しました。
国内でのカセットテープの販売ピークは1989年ごろで、年間およそ5億本が売られたということです。
品質によって、ノーマル、ハイポジション、メタルといった規格に分けられ、上位規格のメタルは若者のあこがれにもなりました。
レタリングシールでお気に入りのタイトルを転写した人も多いのではないでしょうか。
しかし、カセットテープはMD=ミニディスクやデジタルオーディオプレーヤーの台頭で劣勢に立たされ、販売数は減少します。
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2001年には、TDKがメタルの生産を終えました。
現在、国内で唯一製造を続けているマクセルはノーマルのみ年間800万本を出荷しています。
ここ数年の販売数はほぼ横ばいだということです。
主力は10分テープで、カセットテープに慣れ親しんだシニア層のカラオケや英会話といった習い事への需要があるということです。
一方で、珍しさから、ファッションアイテムとして若者の人気も高まってきています。
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マクセル広報 片峯美由紀さん
「お客様からは今も『カセットテープの製造を止めないでほしい』という声が寄せられています。かつてより製造数は減りましたが、いまでもシニア層や若者にカセットテープを使ってもらっています。部品の調達は以前ほど容易でなくなり、製造コストも上がっていますが、長年、愛用いただいているお客様の要望にはできるかぎり応えたいのでこれからも生産・販売を続けていきたいと思います」
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いま誰が買っているの?
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このカセットテープ、シニア層だけでなく若者にも静かなブームが押し寄せています。
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東京・新宿の販売店、タワーヴァイナルは、懐かしのメロディーから、最新のサウンドを収録した100種類以上の音楽カセットテープを取りそろえる専用コーナーを設けています。
ここでカセットテープを購入する人の多くは30代以下の若い世代だということです。
古い曲だけでなく、新たにカセットで発売される曲もあります。
最近では桑田佳祐さんが作詞・作曲し、昨年末の紅白歌合戦で歌われた坂本冬美さんの「ブッダのように私は死んだ」や、マライア・キャリーさんのデビューのきっかけになった初のデモテープ音源がカセットテープで発売されています。
Perfumeも限定版のシングルCDにカセットテープを付けたほか、人気ロックバンド「くるり」もニューシングルをカセットテープで発売し、若者の注目を集めました。
この店ではカセットを聴くための再生機もあわせて販売していてコンスタントに売れているそうです。
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タワーヴァイナル新宿スタッフ 田之上剛さん
「2013年にイギリスでカセットを集めたイベントが行われて海外で人気に火がつきました。日本でもカセットで新曲を発売するアーティストも相次いでいます。若い人は音楽をダウンロードして聞くためCDを買ったことがない人もいるので、カセットも新しい物として捉えているんだと思います」
聞いても見ても楽しめる魅力
長年、カセットテープを愛し続けている人もいます。
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家電修理販売業を営む松崎順一さんは昭和歌謡が大好きで、カセットテープ収集歴20年のベテランです。
これまでに集めた本数はなんと10万本。
何が人々を魅了するのか。
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松崎順一さん
「カセットテープは音に立体感があるんです。デジタル処理された音と違って演奏がそのまま音の信号としてテープに記録されるので、音の荒さや質感もそのままで魅力なんです。時代の空気感が再生されていて、一日聞いていても飽きません。音が柔らかく、温泉につかっているような心地よさがあります」
カセットテープの魅力は音だけではないと言います。
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松崎順一さん
「『音楽を所有するよさ』もあるんです。本体に空く2つの穴はまるで目のようで、かわいらしさもあり、カセットケースのデザインも多種多様です。私が集めたカセットはどれ1つとして同じデザインがないんです。テープを手元に置いているだけで心が満たされる。ここにも音楽を楽しみ尽くすよさがあります」
聞いても楽しみ、コレクションとして並べても味わう。
コロナ禍でおうち時間が増える中、カセットテープの魅力を見直してみてはいかがでしょうか。
2021年3月12日 17時12分 NHKニュースより
サイズが小さく、持ち運んで音楽を聴けるなどとして1960年代以降世界中で親しまれたカセットテープの開発者として知られるオランダのルー・オッテンス氏が、今月6日亡くなりました。94歳でした。
ルー・オッテンス氏は1926年にオランダで生まれ、1960年、オランダの大手電機メーカー「フィリップス」の製品開発の責任者としてカセットテープの開発に携わりました。
1963年にカセットテープを発表し、その後カセットテープは世界各国で大きな人気を得て、合わせて1000億本が売れたとみられています。
オッテンス氏はCDの開発にも携わったあと1980年代に引退しましたが、生前メディアのインタビューで
「カセットテープのプレーヤーの象徴となる
『ウォークマン』を作ったのがフィリップスではなく、日本のソニーだった
ことがいちばん残念だ」と話していたということです。
複数のメディアはオッテンス氏の家族の話として、オッテンス氏が今月6日、オランダ南部の自宅で亡くなったと伝えています。
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カセットテープ人気 なぜ?
2021年1月21日 21時12分
いま、カセットテープが静かなブームです。アーティストが新曲をカセットテープでリリースし若者に見直されているほか、国内製造が終了したカセットテープはその希少さから1万円を超える高値が付いています。なぜカセットテープが再び人気を集めているのでしょうか。
(ネットワーク報道部 記者 成田大輔 吉永なつみ)
カセット1本1万円超!
名古屋市のリサイクルショップの棚には、いまは国内製造が終了した録音用の「メタルテープ」が並んでいました。
その価格は、なんと1本1万円超がズラリ。
高い物では1万7600円の値が付けられた物もありました。
いったいカセットテープに何が起きているのか。販売していた店に話を聞いてみました。
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ハードオフ名古屋覚王山店 大西裕二店長
「メタルテープは発売当時、数百円から千数百円ほどでしたが、すでにメーカーの生産が終わっているうえ、20年以上前の商品なので未開封のまま残っているのは珍しく、希少価値がついています。年配の人から若い人まで幅広く人気があります」
未開封となっているので一度使ったテープは消去しても買ってくれないのだろうなぁ?残念!!
最盛期は年間5億本のブーム 現在は…
多くの人に懐かしいカセットテープの歴史を振り返ってみます。
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日本での音楽用カセットテープは、1966年からマクセルが製造を始めました。
磁気のテープ自体が汚れにくく、取り扱いやすいと普及します。
原宿の「竹の子族」にはラジカセと共に欠かせないアイテムとなりました。
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1979年にはソニーから初めて持ち運びができるカセット式のウォークマンが販売され爆発的な人気を集めます。
街では歩きながら音楽を楽しむことが流行しました。
国内でのカセットテープの販売ピークは1989年ごろで、年間およそ5億本が売られたということです。
品質によって、ノーマル、ハイポジション、メタルといった規格に分けられ、上位規格のメタルは若者のあこがれにもなりました。
レタリングシールでお気に入りのタイトルを転写した人も多いのではないでしょうか。
しかし、カセットテープはMD=ミニディスクやデジタルオーディオプレーヤーの台頭で劣勢に立たされ、販売数は減少します。
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2001年には、TDKがメタルの生産を終えました。
現在、国内で唯一製造を続けているマクセルはノーマルのみ年間800万本を出荷しています。
ここ数年の販売数はほぼ横ばいだということです。
主力は10分テープで、カセットテープに慣れ親しんだシニア層のカラオケや英会話といった習い事への需要があるということです。
一方で、珍しさから、ファッションアイテムとして若者の人気も高まってきています。
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マクセル広報 片峯美由紀さん
「お客様からは今も『カセットテープの製造を止めないでほしい』という声が寄せられています。かつてより製造数は減りましたが、いまでもシニア層や若者にカセットテープを使ってもらっています。部品の調達は以前ほど容易でなくなり、製造コストも上がっていますが、長年、愛用いただいているお客様の要望にはできるかぎり応えたいのでこれからも生産・販売を続けていきたいと思います」
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いま誰が買っているの?
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このカセットテープ、シニア層だけでなく若者にも静かなブームが押し寄せています。
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東京・新宿の販売店、タワーヴァイナルは、懐かしのメロディーから、最新のサウンドを収録した100種類以上の音楽カセットテープを取りそろえる専用コーナーを設けています。
ここでカセットテープを購入する人の多くは30代以下の若い世代だということです。
古い曲だけでなく、新たにカセットで発売される曲もあります。
最近では桑田佳祐さんが作詞・作曲し、昨年末の紅白歌合戦で歌われた坂本冬美さんの「ブッダのように私は死んだ」や、マライア・キャリーさんのデビューのきっかけになった初のデモテープ音源がカセットテープで発売されています。
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この店ではカセットを聴くための再生機もあわせて販売していてコンスタントに売れているそうです。
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タワーヴァイナル新宿スタッフ 田之上剛さん
「2013年にイギリスでカセットを集めたイベントが行われて海外で人気に火がつきました。日本でもカセットで新曲を発売するアーティストも相次いでいます。若い人は音楽をダウンロードして聞くためCDを買ったことがない人もいるので、カセットも新しい物として捉えているんだと思います」
聞いても見ても楽しめる魅力
長年、カセットテープを愛し続けている人もいます。
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家電修理販売業を営む松崎順一さんは昭和歌謡が大好きで、カセットテープ収集歴20年のベテランです。
これまでに集めた本数はなんと10万本。
何が人々を魅了するのか。
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松崎順一さん
「カセットテープは音に立体感があるんです。デジタル処理された音と違って演奏がそのまま音の信号としてテープに記録されるので、音の荒さや質感もそのままで魅力なんです。時代の空気感が再生されていて、一日聞いていても飽きません。音が柔らかく、温泉につかっているような心地よさがあります」
カセットテープの魅力は音だけではないと言います。
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松崎順一さん
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