2015年12月08日
「私たちはパリジャン」 テロ襲撃のバンド、U2と共演
「私たちはパリジャン」 テロ襲撃のバンド、U2と共演
朝日新聞デジタル 12月8日(火)12時39分配信
ツイートシェアする パリで130人が死亡した11月13日の同時多発テロで、コンサート中に襲撃された米ロックバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」が7日夜(日本時間8日未明)、事件後、初めて舞台で演奏した。人気ロックバンド「U2」のパリ公演のアンコールで、U2のボーカル・ボノさんの呼びかけで姿を現すと、観客から温かい拍手が送られた。
公演は、ボノさんが「私たちは、パリジャンだ」とのかけ声で始まった。観客は大歓声で応じ、ヒット曲に体を揺らした。終盤、舞台上のスクリーンに今回のテロの犠牲者の名前が曲に合わせて映し出されると、涙を流す人もいた。
アンコールでボノさんが「3週間前、彼らが(テロによって)奪われたステージを今、提供したい」と観客に語りかけ、イーグルス・オブ・デス・メタルのメンバーが登場。パティ・スミスの曲「ピープル・ハブ・ザ・パワー」をU2と共演した後、自曲を披露した。
パリ郊外に住むシモン・シュブロさん(21)は「音楽で盛り上がれることで、おれたちはテロに負けてないぞと感じることができてよかった」と話した。
パリの同時テロ事件の影響で、U2は11月14、15の両日に予定されていた2回の公演を延期。12月6日から2日続けて行った。
仏メディアなどは、U2のパリ公演に、「デス・メタル」が登場することを報じていたが、公式には明らかにされていなかった。(パリ=高久潤)朝日新聞社
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