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2012年08月31日

小者感

小学校時代からの友人がいまして、仙台に帰ってきてから数回会っています。
彼(以下B君)は自分とは違い、仕事でも役職についてバリバリ頑張る人。
奥さんと子供2人いて、家もローンで購入。
絵に書いたような幸せな家庭です。



今でこそ順風満帆なB君ですが、数年前までは仕事をしても中々うまくいかず
転職を繰り返す日々。
しかし、あるときを境に家族の為に死ぬ気で頑張り、今の地位を手にいれたのです。
昔は自分と同じで言いたいことがあっても、大人しく黙っているタイプだったのですが
子供が出来た後は、きちんと主張やクレームを言う人になりました。
その姿を見て、「人って変わるものなんだなぁ・・・」と感じたものです。



でも、ここ1〜2年ですが会った時に、なんとも言えない違和感が。
それが何なのか理解できませんでしたが、先日、ようやくわかりました。



それは店員さんに対して、妙に上の立場から話す態度でした。
昔はファミレスで冷めた肉が出されても、文句も言わずに食べていたぐらいでしたが
役職についた以降から、店員さんへの接し方が、イヤな馴れ馴れしさなのです。
こちらはお客様の立場なので、要望を言うのは自由ですが
B君の出す要望は自分から見ても年々、面倒になっています。



一例をあげると、宿にみんなで泊まった時の事。
自分とB君は早朝に出るため、朝食はいらないことを従業員に伝えました。
するとB君は
「悪いけど、おにぎりとか作って自分達に渡してくれないかな」
とお願いを。
ここまではアリだと自分も思うのですが・・・



従業員が料理長に確認したところ
「持ち帰りのおにぎりで食中毒が起きたりすると大変なので
 その手の要望はお断りしています、申し訳ございません」

夏場という事もあり、ごもっともな説明。
これで話が終わりだと思ったら、B君がゴネ始めました。
ヒートアップして最終的には
「食中毒になっても、責任は自分たちが負うという誓約書を書くから!」
このようなことまで言い出したので、周りで止めて終了。
その時に仲間の一人がボソッと
「自分たちの都合で無理を言っているのに、誓約書うんぬんまで言い出すのがわからん」
・・・・・・まさにそのとおりです。



たまにいませんか?こういうオッサンとかおばさん。
一歩引いてみると、なんでもない問題なのに熱くなってからんでくる方々。
仕事している時に、この手の輩に苦しめられたので・・・
今でもたまに思い出します(笑



でも、同じような要望だす人でも、こちらに不快感を与えずに
スマートにやる人もいるのですよ。
その差ってなんなのか・・
自分は生まれ持った資質や育ってきた環境だと思います。



今のB君は以前もっていた素直さがなくなり、例えるなら
不良でもなんでもない人間が、格好だけ不良のマネをしていきがっている感じです。
正当なクレームをビシッと言っているなら、自分は「立派になったな〜」と感動するのですが
今は単に気難しい人になっています。
B君的には「俺はこんなにビッグになったぜ!」を見せているつもりなのかも知れませんが
俺からみると面倒くさい人になったなと。



とは言え、大きい会社で役職につくと、上と下との板挟みで気苦労も絶えません。
主張する部分では言わないと精神的に病んでしまう世界。
その中で生き抜いていく為に、B君も変わったのでしょう。



しかし、昔からの友達として会った席では気負わずに普通にしてほしいのです。
同僚との飲みでは話せないことをブチ負けてもらって構わないのですが
それが感心できないような自慢話のオンパレードだと、さすがに疲れます。
まあ、B君からすれば、親元にいて超ぬるま湯につかっている自分に
こんなこと言われたくないでしょうけど・・・



でも違和感の正体がわかって、非常に勉強になったのは事実。
人間、立派になったとしても肩書きに踊らされず、自分の良いところを消さずにいたいものだと痛感しました。
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