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2013年06月23日

まともな人には確認不要。

近頃、ネットで炎上している川越シェフ。
そのニュースに関して、ツイートをした居酒屋さんがこんなことを。



「うちの店では有料のサービスを頼まれた場合、『○○円ですがいいですか?』
とは聞かずにそのまま受ける、なぜなら有料であることを確認すると興ざめするお客様が多いから




川越シェフの件は、これとは勝手が違うようですが、このツイートを見て、
自分が仕事をしていたころ、お客様に料金が発生することをお願いされた際、「○○円かかりますが…」
「有料ですがいいですか?」なんて必ず確認していたことを思い出しました。



なんでそんなことをお客様に聞いていたのかと言えば、たまにクレームを言ってくる輩がいるから。
「有料だなんて言ってなかった」「料金が発生するなら最初に言うべきだ!」



ちなみにこの手の方々、どんなレベルでクレームを言ってくるのか説明すると
「大盛にしてください」と言ってきて、店員が「かしこまりました」と受ける。
そして伝票に大盛料金を加算すると、支払い時にキレます(笑




普通、大盛にすれば料金はプラスになると考えて当然なのですが、
この手の方々は、そういうことを考えずに物事を頼んできたりします。
それで最初に「有料ですが…」と一言断っておかないと、激怒するのですよ。
店員からしたら恐怖の存在です。



と言っても、ここまでひどいのは極少数です。
まともな人なら怒ったりもしませんし、ちゃんと支払ってくれます。
でも、たまにこういうDQN客に精神が破壊されると、
自分みたいなへタレは誰にでも常に確認するようになるのですよね。
当時は後でトラブルにならないように必死でした。



しかし今回、この居酒屋さんのツイートを見て、自分が仕事をしていた当時、
「有料ですが…」なんて一々聞いていたら、
表情が曇ったお客様がけっこう居たことを思い出したのですよね。

そのときは何故、顔が曇っていたのか気づけませんでしたが、単純に興ざめしていたのですね……。
事前に一言聞くことで、確かにトラブルは防げていましたが、それよりも大事なものを失っていたのようです。



だって自分もそんなことを聞かれたら、やはり気持ちは萎えますもん。
レストランで「大盛にしてください」とお願いして、店員さんから「○○円かかりますがよろしいですか?」なんて聞かれたら、「そんなの聞かんでも分かっているよ…」と内心思います。



だから、常識の範囲なら、わざわざお客様に聞くのは無粋。
事前に確認する必要があるのは、世間の相場より極端に高いときぐらいと、
この居酒屋さんも補足していました。
例えば500円のラーメンを大盛にするのに400円かかる場合など。
こういう場合は事前に聞いておくべきですね。



今は変なクレーマーも増えているから、店側としてはトラブルにならないために事前に言いたくなることも多いかもしれません。
でも、そこから一歩先のことを考えるのが、心のこもった接客というもの。
せっかく楽しみに来ているのに、興ざめさせていた自分の未熟さを猛省します。
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