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2013年05月24日

暴力反対!

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今までの人生、面倒な性格のために殴られたり(笑)、
見た目でなめられて挑発されたりしたことがあります。



カッとなりやすい性質ですが、へタレなので手を出されても、
口で言われても基本的には穏便にすませてきました。
例えば、電車などで空いている席に座ったとき、同じ席に座ろうとしていたヤンキー数人に
「何だよ、こいつよ〜」「ムカつくな、マジで」
などと言われても黙って耐えます(笑



これが腕に覚えがある人なら「誰にケンカ売ってんだ、コラ」で、相手をボコボコにして、
武勇伝にすることも可能なのでしょうが、自分には無理。
そんな自分だから、過去のことを思いだして後悔することはよくあります。
思い出したところで、今さらどうしようもないのですけどね。



最近でも、このような苦い記憶を思い出すことは多々あります。
これが仕事で頭がいっぱいの毎日なら、そんなこともないのでしょうが・・・。
でも、この頃は悔しいことを思い出しても、ある程度、納得が出来るようになりました。
「相手を殴らなかったから、今があるのかも知れない」と。



コチラのニュースをご覧ください。
“居酒屋で口論、男性暴行し死なす 男を逮捕”
このニュースに限らず、似たような事件は数多くあります。
カッとなって手を出して、はずみで相手を殺してしまったなど。
本人としては、ちょっと小突いたつもりなのでしょうが、相手は死んでしまった。
こうなったら、どれだけ言い訳しても通りません。
今後は冷たい塀の中で生きていく事になります。



このケンカの細かい事情は分かりません。
でも、相手を死なせる必要があるケンカではなかったことは明白です。
口論のままで終わらせておけば、今後もお互いに楽しい人生が送ることが出来たのに、
手を出したがために、それぞれの人生が終わったわけです。

これって大変なことですよね。



今まで自分は、「なぜあのとき、手を出さなかったんだ!」と後悔することが多かったし、
その思いは完全に消えることはないでしょう。
理想は相手を叩きのめして、懲らしめることが一番です。
華麗にワンツーパンチを叩きこんで、相手に「勘弁してください」とか言われるぐらいがちょうどいい(笑



しかし、そんなことはブタ野郎の自分には不可能です。
ケンカになったとしたら加減を知らずに殴って、相手にとんでもない怪我をさせたり、
殺したりするかもしれません。
もしくは自分の方が相手に殴られてブッ飛び、転倒した際、
頭を強く打ちつけて死ぬ可能性の方もあるでしょう。
人間は頑丈そうで、驚くほど脆いですから。



そう考えれば、無難な解決法って、やはり手を出さずに穏便に済ますことなのですよね。
だから、今までの自分のとってきた行動は、かっこよくはないけど、そんなに間違ってもいなかったと改めて思いました。



まあ、男なら大切な家族や恋人を守るため、ときには手を出さなければいけないこともあるかと思います。
世の中にはおかしな人もいますから。
そういうときは、全力でやるべきでしょう。



しかし、そういうことではなく、自分が我慢したり、受け流したりすれば良いなら、笑って済ませるのが一番。
あるマンガで「相手を殺す覚悟がなきゃ、ケンカなんてするんじゃねえ」というセリフがありましたが、
今になってその言葉の意味が分かるような気がします。
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