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2013年03月15日

祖母の葬式へ(1)

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昨年の11月ごろから危ないと言われていた祖母が、先日亡くなりました。
享年93才。
十分に長生きしたと思います。



祖母が亡くなる前、母親からは「あんたは葬式に出なくてもいいか」と言われていましたが、
亡くなってから急に母親の意見が変わりました。
今、思えば母親もテンパっていたのでしょう。
出なくてもいいと思っていたので、準備は一切しておらず、昔の礼服は太りすぎて着られません(笑
とりあえず告別式に出ることになり、礼服代を親にもらい、洋服の青山へいきました。
自分ぐらいの年齢なら、全て自腹で出すべきなのでしょうが、先月の車の修理費に加えて、
礼服代も自分で出すとなれば、さすがにもう耐えられません。
情けないですが・・・・・・



そんな悲しい思いを抱きつつ、店に行ってみるとお客様はまったくいません。
店員さん以外誰もいない雰囲気は、普段行き慣れていない分だけかなり嫌ですね(笑
紳士服のこともまったく分からないので、すぐに店員さんを捕まえて聞きました。



ネットである程度の値段は調べていたので、3万円で礼服と黒のネクタイとワイシャツがほしいと
伝えたところ、大丈夫ですとの回答で、試着をしてみることに。



で、通常サイズの人であれば、それなりに選択史があるようなのですが、
自分の場合は太りすぎて選びようがないようで・・・
身長の低いデブだから困ったものです(笑
自分と近い体型の芸能人は、めちゃいけの三ちゃん。
あんな感じを想像してください。
それでも店員さんは何とか礼服を選んでくれました。



2万円以内のスーツがあることを知っていたので、それかなと思ってスーツの値札を見たら5万円。
これでどうやって3万円にするんだと思いましたが、いきなり2万円も値引きしてくれました。
今思えば、誰にでもやっている値引きサービスでしょうが、これはインパクトが強い。




この後に、店員さんが
「若干オーバーしてしまいますが、よろしいでしょうか?」
「本日、ポイントカードに入会していただいて、値引きは最大限にさせていただきますので」
と説明があり、2万円引かれているインパクトから、自分はすんなり了承しました。
店側の策略に見事に乗せられています(笑



そもそも、この店員さん、自分が伝えた金額はギリギリではないとすぐに見切ったようです。
少し金額をオーバーしても文句は言わない客だということも見抜かれています。
実際に親からもらっていたお金は4万円、更に自分で1万5千円足して、
全部で5万5千円持っていました。
まあ、実際のところ、自分が普通の体型であれば3万円以内で納めてくれたと思うのですが、
太りすぎているから選択史がないようで・・・
試着している間、選ぶのに店員さんも苦労している様子はわかったので、それぐらいは店員さんにサービスしようと思いました。



そして一通りそろえて会計へ。
ここでポイントカードに入会する手続きを取るのですが、ここで自分は「ん?」と思ったことが。
それは洋服の青山のポイントカードって、クレジットカードなのですよね。



試着している最中、ポイントカードの入会を勧められてOKは出しましたが、
自分は誰でも入会出来て、面倒な手続きなどもないタイプのポイントカードだと思っていて・・・
クレジットカードだと、ちょっと話が変わって来るなと思いつつも、
話の流れとしては、もう入った方が絶対にお得という展開。



自分のケースだと、3,000円の値引きと2,400円のポイント還元になり、確かにお得です。
一生のうち、あと数回は紳士服の店を利用することはあると思うので、入っても損はしません。
結局、入ることになり、書類に記入を始めたのですが、ここで問題が。



勘のいい人なら、もうお分かりだと思います。
クレジットカードを作るのに必要な条件が足りていません。
それは・・・・・・仕事をしていないということ。
要は無職だとクレジットカードは作れない訳ですね。



店員さんも、これは予想していなかったようで、かなり焦り気味。
自分も、死にたいぐらい恥ずかしいわけです。
この感覚は、子供の頃の仲のいい友人に、
汚い自分の家を見られてショックを受けられるような感じでしょうか。
仲が良くても、これを見せられたら引くというか・・・そんな感じです。



店員さんも予想しない展開にドン引きで、自分もどうすることも出来ずに辛い。
その後、お互いに2〜3分に色々な手を考えましたが、どうすることも出来ないので入会を諦めて値引きなしで払うことにしました。
総額で3万7千円です。
これでも店員さんの判断で1,000円程度、値引きしてくれたので不満はありません。
最初からこうしておけば・・・



まあ、仕事をしていれば問題ないのでしょうが、洋服の青山さんでポイントカードを作ろうとするときは無職の方はお気をつけください。
本当にあの何とも言えない空気を味わうのは、僕だけで充分です(笑



こんな感じで精神的に疲労しつつも会計を終了。
裾上げをすぐにやってくれるというので、店内で待つことに。
そのとき、店員さんがお茶を出してくれ、少し話をしました。



いつから告別式なのですか?どちらに行かれるのですか?とかそういう話でしたが、自分が葬式に出席することに気乗りしないことを伝えると、こんな言葉が。
「1人につき1回だけのことですから、ちゃんとお見送りした方がいいと思いますよ」



これを聞いて、自分の気持ちは変わりました。
当たり前のことなのでしょうけど、確かに1回限りです。
自分の立場の所為で、親戚の前に出るのが嫌だと思っていましたが、それはどうでもいいことで。
お世話になった人に対し、1回限りのお葬式に出るのは大事なことだと反省しました。



同じようなニートで、親戚に会いたくないと思っている方もたくさんいるでしょうが、
本当に1回しかないことなので、絶対に出席すべきだと思います。
色々と聞いてくる親戚もいるかも知れませんが、見栄をはっても仕方ないし、ありのままで答えるしかないでしょう。
悩んでいる人がいたら、とにかく出席することをオススメします。
出ておけば、後で文句を言われることも無くなりますしね。
こういうときに、どのように対応するかは大事なことだと思います。
最初に出席するのを嫌がっていた自分が言うことではないですけど(笑
店員さんの一言で、凄く救われたのは大きな収穫でした。



こんなことがありつつも、無事に礼服は揃いました。
店員さんにお礼を言いつつ、家に戻り準備して、その日の夕方、石巻へ向かいました。

(次回に続く)
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