四季ラビオリ

昨日のロッテリアの記事。
好き勝手に言っていますが、この手のアイディアを出すのは誰にでも出来る事で
仮に自分がそこで働いていたら、こんなにポンポン言えないと強く思います（笑



なぜ、そのように考えるかというと、実際に働いていた時でも
思いついたアイディアを全て言えなかったから・・・



色々な事情で最初は気軽に言えていたことも、段々、口を閉ざすようになりました。
有効に思ったアイディアでも、上司や同僚に甘い部分を指摘され却下されたり
（これは納得しますが）
間違いなく実行するべきなのに、現場の事を何も知らない上司に、鼻で笑われたりしました。



腹が立つのは、代替え案や良いアイディアがないくせに批判する方々。
これは同僚にもいましたけど、批判するだけなら誰にでも出来るのですよね。
敵は外にではなく、実は組織の中にいるというのはよく聞く話です。



内部の人間というのは、色々な事情やリスクを負っています。
何かあったら即、会社なんて辞めてやらぁ！なんてノリなら
湯水のごとくアイディアも出て、実行も出来ると思いますが
失敗した場合は会社に損失を与えるだけではなく、自分の出世やキャリアにも響きます。
上司や周りの人間も巻き込むから難しい。
責任が生じれば、迂闊な動きは出来なくなります。



また組織というのは、制約が多いのですよね・・・
予算や時間もいくらでもあるなら、どんなことでも出来ますが
実際はギリギリの中で、というか極限状態で仕事をしているのだと推測します。



昨日の自分が挙げた『絶品チーズバーガーを200円にするキャンペーン』という企画は
まったく面白さや驚きはないわけで。
ロッテリアに勤めていて、この企画を提案しても却下でしょう（笑
「こんな値引きはどこでもやっているだろうが！」
と上司からの叱責が目に浮かびます。
まんじゅう怖い。



だから今回の「絶品チーズタワーバーガー」はインパクトと話題性では
大ヒットなわけで、考えた人は凄いと思います。
自分では絶対に思いつかないでしょう。
組織の中にいて、リスクを背負い行動に移したというのは
自分のような人間は見習わなければいけません。
まあ、とんでもないアイディアな分、予測がつかない部分もいっぱい出て
クレームの嵐になったのも事実ですが（笑
それもまた人生。



注意書きを書くことだけなら、自分の方が優れていたように思いますが
これも「ゴチャゴチャ書くと印象が悪いから書くな」と上から指示されれば
従わざるを得ないわけで・・・
実際、改変された後の案内は見づらくなっているし（笑
サラリーマンは大変です。



このようなことを考えると、外野の人間は気が楽です。
現場のことも知らないし、責任も負ってないから、いくらでも言えます。
内部の人達から見たら「何も知らないのに吠えているんじゃねえ！」ですね。



しかし、言うだけタダ。
クソな意見で役にたたないかも知れません。
でも、自分は肉や揚げ物を重ねたものを販売するよりは、普通に値引きの方が嬉しいので（笑
今後も外野から吠えていこうと思います。